そもそも、何故「よだれ」をわんちゃんは出すのでしょうか?
そこから説明していきましょう。
わんちゃんは「発刊作用」が弱く汗をかきにくいために、体温調節は主に口で呼吸をすることは皆さん、ご存知の方も多いと思います。
夏気温が高いと「ハァ ハァ」しているのは体温調節をしている為です。
また、暑いときや運動した後などには、よだれもだして体温を調節しています。
あとは、美味しい食べ物の臭いなどがした場合にも、よだれが出てきます。
ただ「よだれ」が出る原因はこれだけではありません。
異常なくらいに「よだれ」が出た場合には、要注意です。
なんらかの病気になっている場合もあります。
どんな「よだれ」が異常なのでしょうか?
例えば、だらだらと流れ続ける。
あぶく状、血が混じっている、臭いがひどいなどの様子が感じられた時には異常だと思って下さい。
重大な病気にかかっている可能性もありますし、怪我をしている可能性もあります。
他に、考えられる病気としては…
ジステンバー、狂犬病、レプストピラ菌に感染しておこるレプストピラ症てんかんや口の中の癌などがあげられます。
また、唾液を分泌する耳下腺、顎下腺、舌下腺におこる炎症の場合もあります。
よだれを出しているから「暑い」とは限りません。
これらの病気が隠されている場合もあるのです。
飼い主さんが注意して見てあげて、おかしいと思ったらすぐに病院に受診して下さい。
ほおっておくと「命」を落とす危険性もあります。