ワンちゃんと暮らし始めて、間もないペットオーナー様はいつかお散歩デビューをする時が来ます。その時に、間違った方法で散歩をさせてしまうと、お散歩嫌いなワンちゃんになってしまうこともあるのです。散歩を慣らすという意味で配慮したいことやコツについてまとめてみました。
ワンちゃんにとって初めての散歩の印象を悪くしないコツ
- 首輪を嫌がらないようにする
- まずは家の前から
- 外の地面の初体験
- 抱っこしながらの散歩
いよいよ散歩となった時に、まずは大事なものに首輪がありますよね。外を散歩させる時には、首輪をつけて散歩させるのがマナーとなっています。また、ワンちゃんが急に走り出して危険な目に合わないように、また迷子にならないようにするために欠かせないものです。
そんな首輪ですが、初めて装着する時はワンちゃんにとっても一大事です。首の周りが締め付けられるので嫌がるワンちゃんも多いでしょう。まずは「首輪が嫌なもの」というイメージをつけないことが重要です。ワンちゃんと一緒に遊んでいる時に首輪をつける、首輪をつけたらおやつを与えるという具合に首輪のマイナスイメージを取りましょう。
また、小さいワンちゃんなどでは散歩中に首輪が抜けてしまうというトラブルも実はあるのです。それを防止するためにハーネスと呼ばれる胴輪をつけるペットオーナー様も増えています。これでしたら、室内で遊ばせる時には何もつけずリラックス状態、散歩の時にはハーネスをつけるということが可能になります。
今まで外に出なかったワンちゃんにとっては、外の世界にビックリの連続でしょう。車が行き交い、見知らぬ人間がたくさん歩いているのですから無理もありません。まずは道路に出る前に、家の前の風景から慣らしてみましょう。
今まで家の中のじゅうたんやフローリングの中を歩きまわっていたワンちゃんにとって、外の土やコンクリートでは感触が全然違います。人間と違って、ワンちゃんは肉球がそのまま露出していますから、なおさらですよね。
実は多くのワンちゃんは初めての地面の体験で固まってしまうケースが多いようです。家の前でこの地面に慣らしてあげることも重要です。
一日で外の空気に慣れるワンちゃんはいないでしょう。首輪やハーネスに慣れたり、地面に慣れたり、車や他の人間に慣れたり、ワンちゃんにとっては慣れることがたくさんありそうですね。そんな状況に少しずつ慣れてきたら、いよいよ近所に散歩に連れて行ってみましょう。なかなか歩いてくれなかったら、初めのうちは抱っこしながら歩いてみましょう。
リーダーウォークとは?
町を歩いていると、ワンちゃんがペットオーナー様と一緒に楽しそうに散歩をしている様子が目に付きます。でも、なぜかワンちゃんが前を歩いていてペットオーナー様が引っ張られて歩いている様子も見受けられるのが現状です。実はこれ、散歩の基本であるリーダーウォークがきちんとできていない状況なのです。リーダーウォークは、人間が主導権を持った状態で散歩をすることです。ワンちゃんにとって、ペットオーナー様がリーダーであると意識させるために、この方法は大変有効です。
このリーダーウォークができていない状態で散歩に行くと、ワンちゃんが自由に歩き回ってしまい思わぬ事故のもとともなり得るのです。
リーダーウォークを行う時は、ワンちゃんとペットオーナー様が横に並んだ状態で歩くことが求められます。ワンちゃんが自由にあちこち行きそうになった時には、飼い主さんは立ち止まるようにします。
これを何度も繰り返していくうちに、ワンちゃんは「自分の自由には行けない」ということを覚えていきます。リーダーウォークを始める際に、オスワリやマテといったしつけが出来ていれば、これを応用して活かすことができます。
ワンちゃんとの初めての散歩を成功させるコツを紹介しました。ぜひ試してみてください!