ワンちゃんへの怒り方、人間の子供への怒り方の違い
小さい頃、やってはいけないことをしてしまった時に、頭やお尻を叩かれた経験がある方はいるでしょう。いわゆる「体罰」という考え方です。しかし、ワンちゃんに対しては、体罰を与えるというのは絶対にしてはいけないのです。
人間の子供は言い訳もできますし体罰によって学習もできますが、ワンちゃんは自分が行ったことの何が良くないのかが分かっていないのですから理不尽な体罰だと感じ取り、人間への不信感を募らせてしまうだけになります。それでは、どのようにして怒ればいいのでしょうか?
ワンちゃんへは、手を出さず大きな声で共通のワードを家族で使うことです。「ダメ」だったり「いけない」だったり、言葉はさまざまありますので、このワードを使ってワンちゃんに対する体罰は、絶対にしないようにしましょう。人間の子供にとっては、学校や外にも友達がいるので、外の世界に逃げることもできますよね。しかし、ワンちゃんにとってはペットオーナーの皆さまとそのご家族だけが自分の世界です。体罰を加えて怒り、決しておびえさせてしまうことのないようにしましょう。
ワンちゃんへの愛情の伝えかた、子供への愛情の伝えかた
人間の子供は、小さい頃から親やまわりの人のいろいろなものを見てそれをまねすることによって視覚的にいろいろなことを覚え、成長していきます。しかしワンちゃんの場合は視覚よりも嗅覚だったり聴覚だったり、人間に比べるとほかの部分で覚えていきます。人間の子供に対しては目や口で分かるように愛情を伝えていきます。一方、ワンちゃんに対しては少し人とは違った考え方で接する必要があります。
たとえば、スキンシップをとり愛情を注ぎ、信頼を深めるときも、ワンちゃんと子供では少し違う部分があります。人間の子供にもワンちゃんにも、いいことをした時は頭をなでて褒めてあげるものですが、人間の子供に対しては「~するのはえらいよ」などと具体例を挙げて褒めてあげます。子供たちは言葉の意味を理解し、学習していくでしょう。しかし、ワンちゃんには言葉が通じません。具体的な物事を文章で説明しても分からないので、”褒められること”をしたときに優しい声で、なでながら褒めてあげるなどの方法で、ワンちゃんの感覚に訴えかけて伝えてあげる必要があります。ワンちゃんも人間の子供も共通するのは、褒めてあげることが大事だということです。ワンちゃんが愛情を感じられるようなスキンシップをとって、信頼関係を築いていけるといいですね。
一緒にできること
ワンちゃんと一緒にできることと、人間の子供と一緒にできることは、意外に共通点もあります。例えば、晴れてる日にお出かけすること。人間の子供ともワンちゃんとも一緒にできますし、外に出て活動するのは、どちらにとっても楽しいものです。ワンちゃんにとっては、自分が知らない世界に連れて行ってくれるのはペットオーナー様だけなので、家以外の場所でも時間を共有することになります。
しかし、人間の子供たちは子供同士、外で集まって遊ぶことができますが、ワンちゃんにとってはペットオーナー様がいない場所で犬同士が集まって遊ぶことはないですよね。犬は自由に外出できませんから。ペットオーナー様が犬たちに色々な経験をさせてあげるためにも、積極的に外へ連れ出すのは重要です。似ている部分も違う部分もありますが、どちらも愛情を持って接してあげることでいい影響を与えることは間違いないと言えます。
違いに気を付けながら、ワンちゃんに接してくださいね!
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