あなたのライフスタイルにあった犬種の選び方
元々飼ってみたい種類がいたり、ペットショップで一目ぼれしたりなど、愛犬として迎える犬種を選ぶ方法は人それぞれです。
しかし、一生のパートナーとして考えると、やはり犬種選びには慎重になることが必要といえます。
お互いが無理なく幸福な日々を過ごす為にも、自分のライフスタイルにあった犬種を選ぶことが大切なのです。
ひとり暮らしの場合
飼い主さんがひとり暮らしの場合、長時間、愛犬を残して外出することが予想されます。
この為、留守番を苦手としない犬種であるかが、選ぶ上での重要な基準の一つとなるでしょう。
◆留守番ができる犬種
個体差はもちろんありますが、種類によっても留守番の得手不得手は違ってきます。
長時間の留守番が避けられない家庭には、独立心が強いという理由からチワワや柴犬、温厚で我慢強いという理由からゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、パグ、フレンチブルドッグ、シーズーなどの犬種が向いているといわれています。
◆おとなしい犬種
また、留守中に無駄吠えが多くては、近隣住民への迷惑からトラブルに発展する可能性もあります。
その点では無駄吠えが少ないとされるシーズーやパグがお勧めです。
室内スペースに余裕があるのであれば、穏やかな性格が多い大型犬、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、バーニーズ・マウンテンドッグなども良いでしょう。
◆散歩時間が少ない犬種
そしてもう一つ、飼い主さんが多忙で愛犬との時間を中々とれないという場合、散歩にもそこまで時間が掛からない種類を選ぶことも必要でしょう。
チワワ・ポメラニアン・シーズー・フレンチブルドッグなどは、散歩時間が15分程度でも問題ないといわれています。
逆にこの場合は、大型犬や元々が牧羊・狩猟犬である種類は避けるべきでしょう。散歩時間や距離を多く要する犬種では、運動不足が大きなストレスとなる可能性があります。
基本的に犬は留守番ができる動物といえるので、上記に挙げた犬種以外でも上手に留守番ができる子は沢山います。
しかし、犬にも個体差があり性格も様々なので、犬種による特性はパートナーを選ぶ基準の一つとして考えてください。
何より、選んだ愛犬の性格や状態を見極めて、そのスタイルに合った留守番方法の選択や環境作りをしていくことが必要です。
留守中、いたずら等によって愛犬に危険が及ばないか、室内は適温を保てているか、大きなストレスを感じさせないよう配慮ができているか、これらに注意して飼育しましょう。
専業主婦の場合
飼い主さんが専業主婦であれば、ほとんどの場合、愛犬の世話を主に担うこととなり、必然的に一緒に過ごす時間が長くなることが予想されます。この場合、愛犬との生活に何を求めるかによって基準は変わってくるでしょう。
◆愛犬とゆっくり過ごしたい
空いた時間をゆっくりと過ごして癒されたい方には、シーズーやパグが良いといわれています。
◆愛犬とオシャレやお出かけを楽しみたい
愛犬に洋服やアクセサリーなどでオシャレをさせたいという方なら、チワワやミニチュアシュナウザー、イタリアン・グレーハウンドなどの種類が良いでしょう。
トリミングで様々なカットスタイルを楽しみたいのであれば、長毛種のトイ・プードルやマルチーズ、シーズー、ヨークシャー・テリアがお勧めです。
更にこれらのような小型犬であれば、キャリーバッグなどによる移動が比較的楽なので、ドッグカフェへのお出掛けなども気軽にできるという利点があります。
◆愛犬とスポーツを楽しみたい
そして、スポーツやアジリティなどを愛犬と楽しみたい場合は、ボーダー・コリーやシェルティ、オーストラリアン・シェパードやラブラドール・レトリーバー、ウェルシュコーギーなど、訓練性と運動能力の高い犬種が良いでしょう。
ドッグスポーツの種類も様々ですが、各スポーツに向いている犬種もそれぞれ存在するので、他の条件とも照らし合わせてパートナーを選ぶことをお勧めします。
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◆小さな子どもがいる家庭
また、家庭に小さなお子さんがいる場合は、その点についても着目して犬を選ぶ基準とする必要があります。
子供にとって小さい頃から犬を飼うということは、情操教育にも繋がるとても良いことだといえます。
しかし子供が小さければ、生活する上で注意すべき点は増えると共に、犬に悪気はなくとも事故を招く恐れも考えられます。
このような家庭では、性格が穏やかで落ち着いており、人との触れ合いが好きな犬種が望ましいといえるでしょう。
安全面を考えると小型犬に目が行きがちですが、前述した通り大型犬の方が性格が大らかで忍耐強い種類が多いです。
バーニーズ・マウンテンドッグ、ニューランドランド、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバーなどがお勧めの犬種といえるでしょう。
ただしこの場合、運動量が必要な種類がほとんどといえます。子育てとの両立が大変なので、他の家族からの協力が不可欠となるでしょう。
小型犬であれば、優しく比較的飼いやすいシーズーや、遊び好きで人が大好きなキャバリア・キング・チャールズスパニエルなどがお勧めです。
いずれにせよ、愛犬の性格を見極めることと、トラブルを防止する為にもしつけをきちんと行うことが重要となります。
小さな子供は力の加減も上手くできません。いくら温厚な犬だとしても、咄嗟に攻撃性を示す可能性も考えられるので、子供が成長するまでは愛犬との触れ合いに注意してみてあげてください。
年配・高齢者の場合
どんな犬を飼う場合にも、その犬種に適した世話が必要となります。飼い主さんが年配であれば、やはり体力面が気になる所ですよね。
例えば、体力があり沢山の運動を必要とする種類では、飼い主さんの体力が持たず十分な運動をさせてあげられません。
このような事態を招かない為にも、両者のパワーバランスを考えて選ぶ基準とする必要があります。
犬種によって様々ですが、大型犬には運動量が必要な種類が多いので、小型犬や中型犬が年配の方にはお勧めといえます。以下が飼い主さんが年配の場合に、相性の良い犬種といわれています。
◎アメリカン・コッカー・スパニエル
◎キャバリア・キングチャールズ・スパニエル
◎柴犬・豆柴
◎シーズー
◎パグ
◎マルチーズ
◎チワワ
◎トイプードル
◎ミニチュアシュナウザー
◎ヨークシャーテリア
このように、小型・中型犬が割合を占めていますが、中には運動量が必要な小型・中型犬もいます。また、上記以外の犬種でも活発ではない種類もいるので、いずれにせよ事前にその子の特性を調べておいたり、ペットショップやブリーダーに確認をしておくのが一番良いでしょう。
また、飼い主さんが高齢であれば、愛犬を残して亡くなってしまったり、病気などで世話ができなくなるケースも考えられます。
これは可能な限り避けたい事態ですが、万が一のことを想定して、予め家族などに愛犬の将来のことを相談しておくのが良いでしょう。
住んでいる地域に合った犬種
飼い主さんのライフスタイルの他に、愛犬が居住地域に適した犬種であるかという点も、犬を選ぶ上での大事な基準となります。
気温・室温は、愛犬の健康に大きく関わるものなので、生活する中で適温を保つことが重要なのです。
健やかな生活を送る為にも、地域の気候に合っている犬種かどうかを確認しておきましょう。
◆暑い地方
居住地域が暑い地方の場合、短鼻系統の種類には注意が必要です。
ブルドッグ、フレンチブルドッグ、パグ、ボストンテリア、シーズーなどがこの犬種にあたります。
これらの種類は、外気を体内に取り込む際に、鼻の短さから外気をあまり冷やすことができません。体内の熱を逃がすのが苦手だということです。この為、比較的暑さに弱いとされています。
また、元々寒冷地に棲息していた犬種も暑い地域には向いていません。
サモエドやシベリアンハスキーなどがこの種類にあたりますが、寒冷地に適した体の作りとなっている為、暑さを苦手としています。
これらの犬種を暑い地域で飼う場合は、暑さ対策に十分注意する必要があるのです。
◆寒い地方
居住地域が寒い地方の場合は、暑い地域とは逆に寒冷地生まれの犬種が向いているといえます。
前述のサモエドやシベリアンハスキーの他にも、ボルゾイやグレートピレニーズなどが寒さに強い種類となります。
また、北国生まれではありませんが、柴犬や豆柴などの日本犬も、元来日本で飼われていたことから日本の寒さには強いといえます。
寒い地域を苦手とする犬種には、元々暖かい地域に棲息していた種類や、被毛が短い種類、超小型犬が挙げられます。
寒さが苦手なのは、イタリアングレーハウンド、ウィペット、チワワ、ヨークシャーテリアなどです。
これらの犬種を寒い地域で飼う場合は、寒さ対策が必要となります。
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海外移住ができる犬種できない犬種
飼い主さんが海外へ引越しする可能性がある場合、愛犬が海外へ行ける犬種かどうかも知っておく必要があります。
国・地域を問わずに、テリアを含む短鼻系犬種は航空会社が受託を断る場合があるのです。
これは、気管が短い為に、湿度や温度、気圧などの変化に大きく影響を受けやすいことが理由となっています。
この種類にあたる主な犬種が、パグ・ブルドッグ・フレンチブルドッグなどです。
また、土佐闘犬は海外へ送ること自体が禁じられています。
ペットを海外へ送る方法には、手荷物として飼い主さんと一緒に飛行機へ搭乗するハンドキャリーと、航空貨物として輸送する2種類があります。ハンドキャリーであれば、客室へ持ち込む方法と、機内預け荷物として送る方法に更に分かれます。
しかし、ペットの海外輸送には国や航空会社によって様々な規定があるので、行き先によって事前にしっかりと確認しておくことが必要です。
長時間の飛行機への搭乗は、愛犬に大きなストレスを与える可能性もあります。輸送可能な犬種といえども、十分注意して移動手段を選びましょう。
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