ウェス・アンダーソン監督最新作『犬ヶ島』が、第68回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(監督賞)を受賞!
現地で行われた授賞式では、監督に代わって受賞したビル・マーレイは、有名なジョン・F・ケネディの演説(私はベルリン市民である)をもじり、「私はベルリン犬です」「俳優として犬を演じ、熊を連れて帰ることになるとは思ってもみませんでした。」と語りました。
カンヌ、ベネチアと並ぶ世界三大映画祭のひとつとして数えられるベルリン国際映画祭。この盛大な祭典のオープニング作品、そしてコンペティション作品として当初より注目を浴びていた『犬ヶ島』は、現地でのマスコミ試写も2館で行われ、朝早くから長蛇の列ができる満員御礼状態、上映後の批評家の採点でも高得点を記録し、この度の銀熊賞【監督賞】の受賞につながりました。
全編にわたり日本を舞台とし、”犬インフルエンザ”の大流行によって犬ヶ島に隔離されてしまった愛犬を探すアタリ少年と犬たちの壮大な旅と冒険をストップモーション・アニメーションで描く本作は、第68回ベルリン国際映画祭のオープニングを飾る作品として華々しく上映され、日本の映画ファンのみならず、瞬く間に全世界にそのニュースが広がりました。また、レッドカーペットには日本のボイスキャストを代表しRADWIMPS・野田洋次郎と夏木マリが参加!ハリウッドを代表する錚々たる俳優陣や製作者たちとともに熱狂的なファンの声援に応える姿が注目を集めました。
ウェス・アンダーソン監督独特の世界の中で、細部に至るまでリアルに作り込まれたユニークで愛くるしい犬たちが少年と共に力を併せて奮闘するこの物語には、日本映画への愛もいたるところに感じられ、ベルリンの映画ファンのみならず、世界中のジャーナリストたちをも唸らせ、拍手喝さいを浴びました。また、本作は単に日本を舞台としているだけではなく、ウェス・アンダーソン監督の視点を通じた日本のカルチャーを世界へ発信する一大プロジェクト『犬ヶ島』としてベルリン映画祭を皮切りに、世界中に発信され早くも話題を呼んでいます。日本公開予定は5月!今年戌年の日本でも、いち早く注目を浴びている本作から目が離せません!
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