動物病院に行く前に!事前に知っておきたい・準備したいこと12個

2018.10.17

動物病院に行く前に!事前に知っておきたい・準備したいこと12個

動物病院は、愛犬のケガや病気、予防接種、健康診断…と訪れる機会が多いものですよね。 今回は、動物病院受診の前に知っておきたい心構えや準備をいくつか紹介していきたいと思います。

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その1:事前準備では動物病院の診察時間・休日のチェックが大切

愛犬が診察する動物病院の診察時間や休日について、しっかりチェックすることが大事です。
急な休みや診察時間が変更になっていることもあるので、訪れる前に診察時間の変更などがないか、HPで情報確認をしておくといいでしょう。

また、初めていく動物病院の場合、さらに入念なチェックが必要。
動物病院ごとに「受付順に診察」「予約を優先する」「完全予約制」など、診療体制はさまざまです。
予約が優先の動物病院と知らずにいったところ、かなり待たされることもあるでしょう。
完全予約制の場合には、予約なしの突然の来院なら受診内容によっては別日の来院を促されるかもしれません。
予約制の動物病院は、HPから予約できることも多いので確認しておくといいですね。

また、診察時間のなかでも、「受付時間」の記載がある動物病院に行くときは注意しましょう。
例えば、「診察時間が12時まで」となっていても、受付が11時30分で終わることもあります。
HPにそういった記載がなければ、電話で確認しておくことも大事な準備です。

車で行く場合には駐車場がある動物病院なのか、何台くらい止められるかについても確認しておくべきでしょう。


その2:受診内容によっては準備が必要なものも…動物病院に事前連絡をしよう

動物病院

予防接種やフィラリア薬の処方など、病気やケガなど体調の異変と関係のない理由なら、特に、変わった準備も必要なく受診ができるでしょう。
動物病院の診療時間内に合わせて、直接来院しても対応してもらえます。

ただ、「食欲がない」「吐いてばかりいる」「血尿が出た」「下痢をしている」「異物を飲み込んでしまった」「ケガをした」など、犬になんらかの異変が起こっているときは動物病院に事前連絡しておくことをおすすめします。

例えば「血尿が出た」「下痢をしている」というケースでは、それを持ってくるような準備を指示されることがあります。
ペットシーツについた現物を持っていけば、それをすぐに検査してもらえます。
受診してから検査物を取らなくても済むので、愛犬にも負担がかかりにくいです。

また、「異物を飲み込んでしまった」ときには、検査や処置だけでは終わらず、そのまま入院となるケースも考えられます。
それに伴って準備するものもあるので、緊急性があるときは、動物病院へ行く前に電話をして症状を伝えるのがおすすめです。
症状にあった指示をしてくれたり、動物病院に行く際の準備について教えてもらえたりするでしょう。
それに、動物病院に到着してからの受付もスムーズとなり安心感が増すかと思います。


その3:首輪&リード装着で連れていく

小型犬であれば飼い主さんの腕にスッポリ収まって待合室で待っていることができるかもしれません。
ただ、ふだんは抱っこに慣れているのに「たくさんの動物がいる」という特殊な動物病院の状況に興奮する犬も多いです。
動物病院の待合室をウロウロしないように、首輪とリードの準備をしていきましょう。
リードは短めに持ち、飼い主さんの体から離れることのないように十分に配慮しましょう。
小さな犬であればキャリーバッグを準備しておくと安心できるかもしれませんね。

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その4:オシッコを済ませておく

オシッコは、動物病院に行く前に済ませていくことが理想ですが、来院前に自宅でオシッコができないワンちゃんもいるかと思います。
待合室や診察室で興奮してお漏らししないように、マナーベルトを準備しておくといいかもしれませんね。

ただ、病状によっては尿検査が必要なケースもあります。
家で排尿したものを持っていったり、診察時に採尿したりすることも。
不安があれば、事前に動物病院へ連絡し、どんな準備が必要か指示を仰ぐようにしましょう。


その5:ティッシュやペットシーツ、タオルなどの持ち物を準備する

動物病院への移動中の車内で、オシッコやウンチ、嘔吐をすることもあるかもしれません。
すぐに対応できるように、ティッシュ、ペットシーツ、タオル、ビニール袋、ウェットティッシュなど、準備しておくようにしましょう。

また、動物病院についてからも注意が必要。
待合室でオシッコやウンチを漏らしてしまうこと、体調が優れない状態の犬だと吐くこともあるでしょう。
しかし、動物病院の待合室のイスや床にしてしまったときには、準備しておいたものを使って自分で対処するのはNG。
それらに病気の感染源があるかもしれません。
消毒が必要なケースも多いので、必ず動物病院のスタッフにも一言伝えてくださいね。

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その6:病状についての必要な情報のメモを準備していく

人間が病院を受診するときと大きく違うのが、犬は自分の症状を伝えられない…ということです。
動物病院では、代わりに飼い主さんが、犬の病状について説明しなければなりません。

「いつから?」「どんなときに症状が出るか?」「食事量は?」「オシッコやウンチの回数は?」など、時系列でまとめたものを準備しておくと獣医師の診察の判断で役立つでしょう。

また、「歩くときに足を引きずっている」「咳がひどい」「けいれんしている」など、スマホを使って動画撮影しておくと分かりやすく情報を伝えられるかと思います。

そのほか、ふだん食べているフードのメーカー、服用中の薬があればその種類など、質問されてもすぐに答えられないものは、メモの準備をしておくと診断の手助けになります。

過去の病歴やケガ歴についても聞かれることがあるので、忘れないように、紙に書いて準備すると診察がスムーズになります。

特にいつもと違う動物病院への受診は、過去のカルテ情報がありません。
できるだけ多くの情報をまとめて準備しておくことは、「愛犬のため」でもあるのです。


その7:動物病院の混みそうなときは避ける

動物病院は時間帯によって混雑します。
完全予約制でなければ、混みやすい時間帯があります。
混雑していると、待ち時間が相当長くなってしまいます。

特に、土曜日や日曜日、祝日が休みという飼い主さんも多いので混み合いやすいです。
朝の開院時間めがけて集中することも多く、駐車場完備の動物病院なら停められないことも。

また、「仕事が終わってから受診しよう」という人も多いので、平日であっても夕方から夜間にかけては混雑する時間帯です。
混み合う時間帯は、待合室には人間や他の動物たちがたくさんいます。
ずっと唸ったり吠えたりする犬や猫など、静かに座っている動物たちばかりではありません。
なかには、攻撃性の高い子もいるでしょうし、すべてのワンちゃん&猫ちゃんたちは緊張状態といっても過言ではありません…。
「家ではお利口」という性格の子でも、ストレスから異変が起こることもあるでしょう。

愛犬のストレスにならないためにも、混雑しない時間を考えて動物病院に行くことをおすすめします。


その8:時間に余裕を持って受診する

動物病院の診察時間ぎりぎりに駆け込もうとすると、受付に間に合わないこともあります。
仮に受付に間に合ったとしても動物病院内のバタバタした様子にワンちゃんの緊張感が高まるかもしれません。

また、検査内容によっては「午前中にお預かり・夕方お迎え」というものもあります。
動物病院の受診目的がワクチン注射くらいであれば問題ありませんが、検査が絡むものは余裕を持って準備をしてから受診するといいでしょう。


その9:周囲と接触しないようにすることも大事

動物病院には、さまざまな動物がいます。
なかには、具合がかなり悪い子、感染症にかかっている子もいるでしょう。
また、「震える」「吠える」「唸る」など、興奮する子が多いと周囲にも伝染しがち。

「愛犬が落ち着かないな」と思ったら、他の動物とのトラブルを避ける意味でも、他の場所で待っていることも大事です。
車で来院しているなら、受付のスタッフに「車内で待っている」と一言伝えて、ゆっくりと車で待っているのもいいでしょう。
順番が来たら呼んでもらうようにすれば、犬のストレスにならずに安心です。

また、動物病院に来院している人達は、犬や猫といった動物の飼い主さんたち。
「動物好き」という共通点から、会話が弾むことも多いです。
ただ、隣に座った犬を見て「可愛いですね」と勝手に触るのは、よくありません。
何かの病気をもらったりすることもありますし、診察前でナーバスになっていて攻撃してくるかもしれませんよね。
撫でようとしたことが、逆にその子にとって刺激となりストレスを与えてしまうことも。

隣の飼い主さんとお話するにしても、むやみに動物たちには触らないようにすべきなのかもしれませんね。


その10:いつも一緒にいる家族が同行した方がよい

動物病院

愛犬と一緒にいる時間が長い飼い主さんが一緒に動物病院に行くのが理想的です。
具合が悪くなって受診するワンちゃんの多くは、かなりナーバスになっています。
痛みがあれば触られただけで噛みついたりすることもあります。
犬の扱いに慣れていて、安心させられる人が一緒に行くようにしましょう。

それに、動物病院に行ったら症状についての細かな経過を聞かれることになります。
ふだんの愛犬をあまり知らない人が連れていくと、メモを準備していたとしても的確に質問に答えられないでしょう。
家族のなかでも、最も長く一緒にいて愛犬を熟知している人が連れていくようにしましょう。


その11:診察中は獣医師の指示に従おう

基本的には、診察は獣医師や動物看護士の方々がリードはしてくれるものの、状況に応じて「抱っこする」「押さえる」「声を掛ける」など、飼い主さんの協力が必要になってくるでしょう。
診察の流れを妨げないように、「指示されたときのみ」対応するようにしたいものです。
聴診器を当てて心臓の音を聞いたり、呼吸を確認したりするときには、正確な判断の妨げとならないように、声や音を出さないように注意しましょう。


その12:噛み癖がある犬なら受付時に伝えておく

犬にとっては、動物病院が悪いイメージになっていることが多いです。
「人見知り」程度なら特に問題はないかもしれませんが、なかには「知らない人に触れられそうになると噛む」というワンちゃんもいるでしょう。
動物の扱いに慣れているプロフェッショナルな獣医でも、噛み癖のある犬をコントロールするのは難易度が高いことです。
初めに、噛み癖があることを伝えておくことで、診察時に口輪をするなどの準備ができます。
受付のときには、心配事を相談しておきましょう。

噛み癖のある性質の犬の場合には、動物病院スタッフの指示に従って、スムーズな診察ができるように協力するようにしてくださいね。


まとめ

病気やケガのときにお世話になる動物病院は、ワンちゃんにとっても飼い主さんにとってもハードルの高い場所と言えるでしょう。
待合室で待っている他の動物たちも同じ気持ちかと思います。
具合が悪くて受診している子達も多いので、楽しい散歩のときに出会うのとはちょっと違った雰囲気です。

「不用意に他の動物を触らない」「愛犬から目を離さない」など、飼い主さん一人一人の気持ちの準備が重要。
愛犬のために連れていく…という気持ちの準備をしっかり持って、受診してくださいね。

今回の記事では、動物病院に行く前に事前に知っておくべきポイントを紹介しましたが、それ以外でも気になることがあれば、動物病院に連絡して聞いてみることをおすすめします。



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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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