愛犬と温泉旅行を楽しもう!犬も温泉に入るとメリットがある?

2018.09.02

愛犬と温泉旅行を楽しもう!犬も温泉に入るとメリットがある?

温泉大国である日本には、全国各地にさまざまな温泉があります。人は温泉に入ることで、様々なメリットがあると言われていますが、最近では犬も同伴できる旅行先や宿泊施設が増え、犬も人と一緒に温泉を楽しめるようになってきました。 犬も温泉に入ることで、人と同じような効果は期待できるのでしょうか。また、どんなメリットがあるのでしょうか。

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犬にとって温泉の嬉しい効能・メリット

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温泉に行くと、温泉の成分や効能が掲示されているのを目にします。温泉の泉質や適応症、禁忌症などが記されていて、温泉には必ず記載されています。

温泉が身体に良いのは、温泉の効能があるから、と考えがちですが、これ以外にもいろいろな要素が影響し合って効果を発揮しています。

温泉は場所によって成分が異なりますが、泉質を問わず温泉に共通する効果を「一般的適応症」と言います。温泉の効能は、温泉につかることによって起こる様々な作用から起こる総合的な反応によるものが大きい、と考えられています。

◆温泉のメリット①温熱作用

犬も温泉に入ることによって体が温まり、血管が拡張して血行が良くなり、筋肉や関節痛などの痛みを和らげ、疲労回復が期待できます。また、新陳代謝が良くなり、体内の老廃物が排出されます。

◆温泉のメリット②リラックス作用

温泉に入ると浮力が働き、身体が軽くなります。浮力により筋肉の緊張がほぐれ、リラックス効果が期待できます。この浮力を利用したリハビリテーションなども行われています。

また、熱すぎず適温のお湯は、副交感神経を刺激し、身体をリラックスさせてくれます。犬では、38度程度のお湯が適温です。

◆温泉のメリット③水圧作用

温泉に入ることによって全身に水圧がかかり、内臓が刺激され、腸のぜん動運動が促進されます。血液やリンパの循環も活発になります。

これらの作用によって全身的に調子が整えられ、アトピーを始めとする皮膚疾患や神経疾患を持つ犬、胃腸が弱い犬に効果が表れやすいようです。他にも、スポーツドッグに対する筋肉ケアにも役立つと言われてます。

◆愛犬に合わせて温泉を活用しよう

犬が温泉に入ったときのストレス度の変化を測定する実験も行われており、入浴後は数値が下がり、リラックスしていると判定されたそうです。

温泉は薬ではないので、即効性はあまり期待できないかもしれませんが、犬が気持ちよさそうに入ってくれるのであれば、定期的に継続して温泉に入れてあげることで、様々な不調の改善や、免疫力アップが期待できます。

ただ、犬が温泉に入ることを嫌がる場合は、無理やり入れると大きなストレスがかかる場合があります。無理強いはせず、徐々に慣れさせてあげてください。


犬が入れる温泉【関東】

全国には、犬が入ることのできる温泉施設があります。まずは関東にある施設をご紹介します。

◆綱吉の湯

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綱吉の湯は、東京お台場にある「大江戸温泉物語」に隣接した、犬の複合施設です。温泉だけではなく、ドッグランやプールはもちろん、ハイドロセラピー(水療法)を用いた犬のリハビリサポートなども行っています。

綱吉の湯は犬専用の温泉で、飼い主自身が犬を温泉に入れるセルフコースと、専門のスタッフさんにお任せするおまかせコースがあり、おまかせコースではシャンプーもセットになっています。ジェットバスもついていて、水圧で筋肉のコリをほぐす水圧マッサージもできます。

犬用のお風呂は2種類あり、小型犬で6~7頭、大型犬で2~3頭入ることができます。温泉は週に2回、お湯の交換をしています。
・岩風呂…奥行900×長さ5000。深さは200、300、400、600と階段状のスロープ。
・ひのき風呂…奥行700×長さ2000.深さ200~400のスロープ。

平日セルフコース
小型犬(10kgまで)    2160円(税込)
中型犬(11kgから20kgまで)2700円(税込)
大型犬(21kg~40kgまで) 3780円(税込)
超大型犬(41kg以上)   4860円(税込)

おまかせコースは犬種によって料金が異なるため、要問合せ。

東京都江東区青海2丁目6番3号/首都高速湾岸線、臨海副都心出口、または有明出口より、約4~7分
http://www.tsunayoshi.jp/

◆ホテル 四季の蔵


海の見える河津の森の高台にひっそりと佇む隠れ家的リゾートホテル「四季の蔵」。屋上や庭の東屋からは、海を望むことができ、4つのドッグランやドッグスパが併設されています。

ドッグスパはかけ流しの温泉を使用しており、犬用のライフジャケットも完備されています。

大人1名1泊2食付き18000円(税抜)~
愛犬1頭につき2000円(税抜)~

静岡県賀茂郡河津町峰1169-13/沼津ICから約90分
https://shikinokura.com/


犬が入れる温泉【関西】

続いて、関西にある犬が入れる温泉施設をご紹介します。

◆パートナーズハウス ゆあさ

標高260mの樹林帯にたたずむ敷地面積3000坪の開放的な大自然の中で、愛犬と思う存分遊び、寛ぎ、リフレッシュできるドッグリゾートです。

愛犬同伴としては関西でも最大級のコテージ型宿泊施設で、大阪市内から1時間半というアクセスの良さも魅力です。

ドッグランはもちろん、雨でも遊べる全天候型ドッグランやアジリティー、ドッグプール(4~10月)、ドッグスパなど、様々な設備が充実しています。ドッグスパには、犬専用の露天風呂があり、二の丸温泉より運んできたお湯を利用しています。

大人1名1泊2食付き14000円(税抜)~
愛犬1頭につき1000円(税抜)

日帰りの場合、愛犬1頭につき1000円(税抜)、2頭目以上は1頭につき500円(税抜) ※飼い主は無料

和歌山県有田郡湯浅町山田1638-1/湯浅御坊道路湯浅ICから約10分
http://www.partnershouse.jp/index0.html


犬と旅行に行くときの注意点

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犬との旅行を楽しむためには、事前の準備が欠かせません。リード、ペットシーツ、食器(フード用と水用)、ビニール袋、フード、水など、普段使っているものを忘れずに持参しましょう。旅行先で予防接種の証明書の提示を求められることもあるので、必ず持っていきましょう。

また、基本的なマナーやしつけが身についていれば、旅行はもっと楽しくなります。ゆったりとした旅行を楽しむために、愛犬のしつけをやり直すのも良いでしょう。

初めて愛犬を連れて旅行をするときは、片道2時間程度の近場にしておくと安心です。

◆フードやおやつは小分けに

旅行の時は、ドッグフードやおやつはその都度計量せずに済むように、1回分ずつ小分けにしておきましょう。予備も多めに用意しておくと安心です。

◆公共の場所ではマナーウェアを

公衆の面前では、なるべく排泄行為を見せない方が好印象です。旅行先の公共の場所ではマナーベルトなどを着用し、排泄させるときは声かけをして排泄を促すことができると便利です。

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◆うんち用の密閉袋を用意

旅行先では、愛犬のうんちの処理に困ることも少なくありません。臭いが漏れない密閉袋や容器を用意しておき、持ち帰ることができるようにしておきましょう。

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◆抜け毛防止に

旅行先のホテルでは、愛犬に洋服を着せるなどして抜け毛を予防しておくと、あとの掃除が楽になります。

また、犬がベッドに乗ることを禁止しているホテルも多いので、犬用にシーツなどを持参し部屋に入ったらベッドにかけておくと、万が一犬がベッドに乗ってしまっても毛の付着を防ぐことができます。

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◆迷子に備えて。

旅行先では、首輪に犬鑑札や、飼い主情報を記載した迷子札をつけておきましょう。マイクロチップを入れてある場合には、登録した番号を紙に書いて持参しておきましょう。

◆ワクチン接種とノミダニ予防。

狂犬病予防注射はもちろん、旅行先の地域に多い感染症の予防ワクチンを済ませ、蚊、ノミ、ダニ対策をしっかりとしていきましょう。特にマダニから感染する病気では死者もでており、厚生労働省から注意喚起がされています。

旅行先では、犬だけではなく飼い主も虫除け剤を使い、肌の露出を抑えるなどして対策を取りましょう。

◆車内ではリードをつける。

車での旅行中に多いのが、車から出た直後の事故です。ドアを開けた瞬間に犬が飛び出さないよう、車に乗る前にリードをつけ、クレートに入れる習慣をつけましょう。

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◆車内での熱中症に注意。

夏は車内でもエアコンをつけることが多くなりますが、犬がいる後部座席まで冷気が届かなかったり、後部座席だけ日光が当たった状態になってしまったりして、クレート内の愛犬だけが熱中症になってしまうことがあります。

走行中も、愛犬の様子に気を配り、1~2時間おきに休憩をとりましょう。

◆車酔い対策。

犬も乗り物酔いを起こします。嘔吐、大量のよだれ、あくびなどが症状です。車酔いかな?と感じたら、車を止めて犬を外に出し、新鮮な空気を吸わせたり、軽く散歩させたりしてあげましょう。

車酔いを軽減するために、食事は出発の2~3時間前に済ませ、軽い散歩やトイレも済ませておきましょう。普段愛用しているベットや毛布などの匂いで安心させてあげるのも効果的です。事前に病院に相談し、酔い止め薬をもらっておくのも良いでしょう。

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吐き気、乗り物酔いを和らげ、消化器系の働きをサポートします。 不安や緊張で落ち着きがなく、騒ぐ犬にもおすすめです。

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◆あると便利。

車での移動であれば、多少荷物が増えても、必要と思われるものは持っていくようにしましょう。夏には、小さな扇風機やうちわがあると、車内の温度差の解消に役立ちます。保冷剤を持っていく場合には、犬が口にすると有害なエチレングリコールやキシリトールが含まれていることがあるので注意しましょう。

犬用レインコートや吸水タオル、粘着ローラー、簡易的な救急セット(ハサミ、包帯、とげぬきなど)などがあると便利です。

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粘着力があり、包帯止めやテープもいらず、とっても便利。ケガをしてしまった時や、キズをなめないように巻くペット用包帯を準備しておくと安心。

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最後に

愛犬と暮らす家族にとって、旅行は大きな関心ごとです。旅行先で慌てることがないよう、しっかりと準備して出かけましょう。愛犬に無理をさせることがないよう、時間に余裕を持って行動し、時には予定を変更して、柔軟に対応するように心がけておくと、より楽しい旅行になるでしょう。



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動物の専門学校で看護の資格を取得後、6年間動物病院に勤務しました。5歳のシェルティと4歳の猫、0歳の息子と毎日楽しく過ごしています。ペットと過ごすうえで役に立つ情報をお届けできるよう、日々勉強しております。よろしくお願いします。

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