犬のトイレ問題、困ったNo.1は、上手におしっこ・うんちができないことです
犬のトイレの問題として一番多くの方が感じるものは「愛犬がなかなか上手におしっこ・うんちができない・・・」ということなのです。
これはいったいどういうことでしょうか。
前述したように、犬は本来野生の生き物。ですから、ペット用品である人工のトイレでおしっこ・うんちをすることに最初は慣れないものなのです。
そのため、はじめのうちは指定の位置でおしっこ・うんちをすることができず、室内のあちこちで粗相をしてしまうことになります。
また、仮にしつけがだいぶ行き届くようになったとしても、粗相をしてしまうことはあります。
そんなときは、しつけがまだ完璧でない理由も考えられますが、体調が良くないことやトイレの状態が良くないことが考えられます。
犬のおしっこ・うんちの状態を確認してあげましょう。
体調が悪くて、トイレまで間に合わない場合などが考えられます。
前回の分のおしっこが残っていて気になる、またはトイレの場所が変わっていたりで気になるということがあげられます。
この場合は、トイレの状態を清潔に普段と同じように整えてあげましょう。
また、ペットオーナー様によっては家ではおしっこ・うんちをさせず、散歩でしか排泄させないケースもあります。
しかし、体調のバロメーターでもあるおしっこ・うんちの状態を確認することも難しいゆえに病気の発見が遅くなる可能性も考えられます。
犬にとっては自分の好きなタイミングで、おしっこ・うんちができませんので、散歩のとき以外でも家でいつでもトイレができるようにしつけるのが理想です。
成犬になってもトイレのしつけはできる?
トイレのしつけは、子犬のうちにしてあげることが一番と言えます。
しかし、何か事情があって子犬のうちにはできなかった場合、しつけが犬に浸透しきらなかったという場合もあるかと思います。
でも成犬になってからでも、トイレのしつけは可能です。
成犬になってから家族として家に迎え入れた犬のしつけで大事なことは、環境に適応させてあげることと、トイレの場所が分かるようになることです。
犬にとって「おしっこ・うんちをしたい場合、自分がどこでするべきなのか」をきちんと教えてあげることです。
トイレの場所まで誘導してあげることももちろんですが、そのトイレでおしっこやうんちができた場合は、必ずご褒美をあげてトイレのしつけをします。
失敗しても怒らないこと!!
トイレのしつけがちゃんとできるまでは、どんな犬だって失敗はするものです。
そんなに怒るのはやめましょう。犬にとっておしっこ・うんちがしたくなったときにその場でするのは本能ですから、怒られたとしても「どうして怒られているのか」が分からないのです。
それは犬にとっては「理不尽」とも感じてしまい、ペットオーナー様と愛犬との信頼関係にも関わってくることとも言えます。
トイレのしつけをするときは、「粗相をしてしまったから怒る」ではなくて、「きちんとトイレでおしっこ・うんちができたから褒める」という形式にしましょう。
これはトイレ以外のしつけでも言えることです。犬は本能で行動するものです。
犬は、個体差こそありますが、人間でいう幼稚園児くらいの知能を持っています。
子供の教育をするときに100パーセント失敗しないことを要求することはありませんよね。
犬のしつけに関しても同様です。
もしトイレを失敗しても怒らないで見守る、できたときは優しく褒めてあげる、このように犬に理解しやすい方法でしつけることが大切です。
何度も繰り返しペットオーナー様が誘導してあげて、成功したときにはたくさん褒めてあげましょう。