1.犬の知育玩具とは?
2.犬の知育玩具を使用するメリット
2-1.頭を使う
2-2.ストレス発散
2-3.集中力をつける
2-4.気分転換
2-5.エネルギー発散
2-6.早食い防止
2-7.問題行動の防止
3.犬の知育玩具を選ぶポイント
3-1.おもちゃが犬のサイズに合っているか
3-2.頑丈な作りか
3-3.犬の性格で選ぶ
3-3.犬のレベルに合わせて選ぶ
3-3.簡単に掃除できるか
4.犬の知育玩具おすすめ4選
4-1.コングジャイロ
4-2.パピーコング
4-3.ブラックコング XL
4-4. ノーズワークマット 宇宙探索
【掲載:2019.10.13 更新:2022.09.06】
犬の知育玩具とは?
犬の知育玩具とは、犬が頭を使いながら遊べるおもちゃのことで、頭を使うことによってエネルギー発散、ストレス発散、老化防止等が期待できるおもちゃです。
基本的な構造は、おもちゃにおやつやフードが入れられるように出来ていて、それらを食べたいという犬の自然な要求(本能)を利用しています。
犬は知育玩具の中のおやつやフードをどうしたら食べることが出来るのか考える為、脳を使いながら楽しく知能を高めることが出来る仕組みになっているのが他のおもちゃと違う点です。
犬の知育玩具を使用するメリット
犬が知育玩具を使用すると多くのメリットが生まれます。特に脳を使うことによって、ストレス発散や気分転換、エネルギー発散が出来るため、犬がお散歩に行けない雨の日等は大活躍します。
◆頭を使う
知育玩具で頭を使うと脳が活性化され、脳の老化の防止・予防(痴呆やボケ防止)にも役立つことがあります。
◆ストレス発散
知育玩具で頭を使うことは、犬がお散歩やドッグランで運動する身体的活動同様にストレス発散に役立ちます。
◆集中力をつける
犬の集中力は短時間であると言われており、犬のしつけやトレーニングをするときに集中力を最大に発揮できる時間は、1回5分~15分程度であると言われています。
犬によっての個体差がありますが、知育玩具に集中するのはしつけやトレーニングの人間都合で行う場合に必要な集中力とは異なり、犬自身が「食べたい」と言う願望によって集中するので、犬は楽しく集中力向上を身に着けることができます。
◆気分転換
知育玩具に興味津々な犬にはとても良い気分転換になり、特に雨が続いてお散歩に行けない時の気分転換には絶好のおもちゃです。
また、環境の変化や飼い主の変化、同居犬が増える事などが原因で犬がストレス環境下に置かれている場合にも、気を紛らわすための良い道具になります。
◆エネルギー発散
雨や飼い主の事情等でお散歩に行けない時には、犬のあり余ったエネルギーの発散にも役立ちます。
好奇心旺盛の子は特に夢中になって遊んでくれることでしょう
ただし、運動をする事と同様にエネルギーを発散させると言っても、知育玩具があるからお散歩に行かなくて良いというわけではありませんので注意が必要です。
運動することによるエネルギー発散と知育玩具で遊ぶエネルギー発散は別のものですので、運動不足解消というわけにはいきません。
犬のエネルギー発散目的で知育玩具を使うのであれば、どうしてもお散歩に行けない時だけにしましょう。
◆早食い防止
知育玩具にフードを入れて与えると、必然的に食べるスピードが落ちるので、早食い防止には効果的です。
知育玩具には難易度(レベル)がありますが、早食い防止のために知育玩具を使う場合は、高度な知育玩具ではなく、少し考えれば簡易的にドッグフードが出てくる程度のレベルのおもちゃを選びましょう。
犬のレベルに対して難しすぎる、またはなかなかドッグフードが出てこないおもちゃの場合、犬が疲れたり面倒になったりして食事を途中で辞めてしまうことがあります。
特に量を食べる大型犬、超大型犬にはこの使い方は向いていません。
◆問題行動の防止
どうしても犬が吠えて止まない、大切な家具を破壊しそうというような問題行動をした時に、知育玩具で犬の興味をおやつやフードに持っていくことが出来ます。
知育玩具は他のおもちゃに比べて、犬が食べたい衝動でおもちゃに集中するので、問題行動が一時的にぴたりと治まることがあります。
ただし、これは犬の問題行動が根本的に治るわけではありませんので、今は静かにしてほしいと言うような事情がある場合のみ使用しましょう。
吠えるたびに知育玩具を与えると、吠えればおもちゃが貰えるんだ、と犬が認識してしまいます。逆に知育玩具が欲しくて吠えるようになってしまうので、問題行動防止のために利用する場合はあまり頻繁には使用しないことが大切です。
犬の知育玩具を選ぶポイント
犬のおもちゃは全般的に価格が高いものが殆どです。特に大型犬用おもちゃの場合は高額になりがちですので、知育玩具を選ぶ際にはしっかりと選び方を考えなくてはいけません。
誤飲などの危険性がなく安全に遊ぶことができるおもちゃという事が第一条件で、その次に犬が飽きずに長く遊べるかが大切です。
◆おもちゃが犬のサイズに合っているか
おもちゃを選ぶ時に一番大切なのがおもちゃのサイズです。
犬にとって大きすぎる場合はたいした問題にはなりませんが、犬のサイズ(口)に比べて小さすぎる場合は誤飲の危険性があるので、知育玩具を選ぶ時には細心の注意を払わなくてはいけません。
誤飲してしまうと最悪の場合は開腹手術が必要になるので、必ず犬が誤飲しないサイズを選びましょう。
なお、犬が知育玩具で遊んでいる際は誤飲の危険性がないサイズであっても、万が一を考えてしっかりと飼い主が見ていなくてはいけません。
◆頑丈な作りか
せっかくおもちゃを購入したのに1度遊ばせたら壊してしまった、という話はよくあります。知育玩具に限らず犬のおもちゃ(特に大型犬用)は全般的に高額な商品が多いので、壊れにくいものを選びましょう。
また、耐久性が弱いと、噛んで破損した際に犬が破片を飲み込んでしまう危険性があるので、万が一の時に犬の体を傷つけない安全性の高い素材であるかも選ぶ時に注目したいポイントです。
◆犬の性格で選ぶ
せっかく買ったおもちゃに犬が興味を示さなかったら元も子もありませんので、おもちゃを購入する場合には、犬の性格も考慮しましょう。
例えば飽きっぽい性格であれば1個のおもちゃで数通りの遊び方ができるもの、噛むことが好きであれば歯の健康に考慮した壊れにくいおもちゃにする等、犬の性格を基準としておもちゃを選ぶことも出来ます。
おもちゃの素材によっても好き嫌いがあるので、犬の好みを把握しておくことも大切です。
◆犬のレベルに合わせて選ぶ
一言で知育玩具と言っても、おもちゃによっておやつやフードが出てくるレベルが異なります。
犬にとってあまりに簡単である場合は、脳の活性化にさほど役立たず、逆にあまりにレベルが高いおもちゃの場合は犬が飽きてしまったりストレスを感じたりすることがあります。
適切なレベルは犬によって様々ですが、その犬にとって少し考えればオヤツやおもちゃが出てくる程度のレベルで十分です。
犬が簡易的に取り出せるようになったら、徐々にレベルを上げておもちゃを選ぶと良いでしょう。
◆簡単に掃除できるか
知育玩具はオヤツやフードの匂いがするので、犬が遊ぶ際には普通のおもちゃで遊ぶ時以上に唾液がたくさんつきます。衛生面も考慮して、遊ばせる度に水で洗い流すことが出来るかどうかが大切です。
丸洗いができるものや、手軽で便利に使えるものであれば、常に清潔を保つことが出来ます。
衛生面を考えると、内部まで簡単に掃除できる知育玩具を選ぶことをおすすめします。
犬の知育玩具おすすめ4選
今回は、犬が安全に楽しむことの出来る長持ちする知育玩具をご紹介致します。
◆コングジャイロ
知育玩具と言えば、コングを思い浮かべる方が多いのではいでしょうか?
昔から絶大な人気を誇るコング社の製品には様々な知育玩具がありますが、コングジャイロは作りが単純なため何よりお掃除簡単で衛生的。
内側のボールに蓋が付いていて開け閉めできるので、衛生面のみならず忙しい時にもサッとオヤツやフードの出し入れができるような作りになっています。
また、外側部分のリングは犬の歯に考慮した素材で作られており、歯に負担をかけにくくなっていることが特徴です。
◆パピーコング
こちらもコング社の製品で仔犬に最適な知育玩具です。おもちゃの構造(形)が、犬が触ると不規則に動く作りになっており、仔犬が興味津々でおもちゃを楽しむことが出来るでしょう。
仔犬の歯に考慮した素材(天然ゴム)を使っているので、丈夫で安心して長く利用することが出来ます。
コングジャイロ同様に簡単に洗うことが出来るので衛生面の管理も簡単に出来ます。
◆ブラックコング XL
大型犬オーナーに大人気のブラックコングXLは、大型犬が誤飲しないように大きめに作られています。
コングと言うと昔から赤いコングが一般的ですが、こちらのブラックコングは赤いコングより丈夫に作られているので、強く噛んでも壊れにくいのが特徴です。
◆ ノーズワークマット 宇宙探索
マットの中におやつを隠して探す、ゲーム感覚でワンちゃんが楽しむことのできる玩具です。
ニオイを嗅ぐことで嗅覚を鍛える訓練になったり、ストレス発散にもなります。
犬の知育玩具まとめ
犬の知育玩具について、遊ばせるメリットや選び方、おすすめの商品等幅広くご紹介しました。
知育玩具には犬のストレス発散、脳の活性化、気分転換を中心にたくさんのメリットがあり、犬が本来持っている精神的要求(野生の本能)も満たしてくれます。
おもちゃで遊ばせる時の大前提は「安全に」遊ばせることであり、誤飲だけは十分に気を付けなくてはいけません。
どんなおもちゃを与えるにしても、犬が遊んでいる間はしっかりと犬から目を離さずに、遊び終わったら忘れずに犬の目の届かない場所に保管しましょう。
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