1.犬が車に乗るときにシートベルトは必要?
1-1.犬を守るためにシートベルトは必須!
1-2.犬にシートベルトは必要?法的な考え方とは?
2.犬を車に乗せるときに注意したいこと
2-1.1時間に一度は休憩を!
2-2.こまめな水分補給
2-3.犬に気を取られて運転に支障が出ないようにしよう!
2-4.犬も車酔いをすることが
2-5.自分の運転を見直そう!
2-6.車内の温度には要注意!
3.犬を車に乗せるのに安全な方法
3-1.可能であればクレートを利用しよう!
3-2.どうしてもフリーで乗せたい場合は後部座席でシートベルトを!
4.犬を車に乗せるときに使いたい商品4選
4-1.犬が疲れないように工夫するのであればクレートを利用しよう!
4-2.車内で犬をリラックスさせてあげたい場合は「ペット ドライブボックス」
4-3.シートベルトでとことん安全性を配慮するなら「ドライブベストハーネス」
4-4.簡単に装着したいのであればi.d.s petの犬用シートベルト!
【掲載:2019.11.17 更新:2021.07.26】
犬が車に乗るときにシートベルトは必要?
飼い主と一緒に車で出かけるのが大好きな犬はたくさんいますが、犬を車に乗せる時はシートベルトが必要なのでしょうか?
◆犬を守るためにシートベルトは必須!
まず初めに考えたいのが、犬の安全性への配慮です。
安全運転をしているから大丈夫、ゆっくり走行すれば大丈夫だと考える飼い主さんが非常に多くいますが、どんなに安全運転をしていても他の車に追突されることはありますし、ゆっくり走行していても100%事故を起こさないわけではありません。
犬の場合は人間よりも衝撃を受けやすく、軽く追突されただけでもダッシュボードや窓ガラス、車内の至る部分に頭や体を打ち付けてしまう可能性があり、最悪の場合は犬が交通事故によって命を落とす危険性さえあります。
あの時シートベルトさえつけていれば・・・。
自分の配慮不足で犬を怪我させてしまったり、命を落とさせてしまったりした場合、後悔してもしきれないので、しっかりと万全のシートベルト対策を考えましょう。
◆犬にシートベルトは必要?法的な考え方とは?
道路交通法の観点で考えると、犬にシートベルトを付けていなくても直接的な違反行為にはなりません。
しかし、考え方を少し変えると、犬を走行中にフリーで乗車させている場合は実は道路交通法違反行為にもなり得るのです。
道路交通法第55条第2項では、下記のような規定があります。
車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載して車両を運転してはならない。
簡単に言うと、犬がフリーで車に乗っている場合、運転手が運転する時に何かしらの妨げになる危険性があるので、道路交通法違反行為であるという考え方ができます。
犬がフリーで乗車している場合、犬の動きを確実に拘束できる状態ではないので、運転の妨げになる危険性があり道路交通法違反行為に値するということですね。
ちなみにアメリカ合衆国では、州によっては犬のシートベルト着用を法律化する動きもあるようです。
シートベルトの重要性については、義務化されているかの有無関係なしに重要視しなくてはいけません。
犬を車に乗せるときに注意したいこと
◆1時間に一度は休憩を!
長距離運転の場合は、運転手も乗車している犬も1時間に一度程度の休憩が必要です。
長時間車に乗っていることは、人間にとっても犬にとっても良くないので、犬の排便や排尿がてら休憩時間をしっかりと設けましょう。
◆こまめな水分補給
1時間に一度程度休憩を入れる場合は、その時に一緒に犬に水分補給させてあげます。
休憩時間を長くとれない場合であっても、犬が車内で自由に水を飲める環境でない場合は、必ず定期的な水分補給を行いましょう。
◆犬に気を取られて運転に支障が出ないようにしよう!
犬が車でフリーの状態の場合、またフリーでなくても犬の行動に気を取られて運転に支障が出ないように十分注意しましょう。
特に運転中に犬が粗相をしたりして飼い主が慌ててしまうような時は、ついつい運転が二の次になってしまう危険性があります。
犬と一緒に車に乗っていて万が一何か起こったら、安全に駐車できるスペースを探して慌てずに車を駐車させてから対応しましょう。
犬と車に乗っているとどうしても注意が散漫してしまいがちですので、十分に気を付けなければいけません。
◆犬も車酔いをすることが
犬の車酔いについては、犬が車に普段から慣れているかによって異なり、生まれながらにして車酔いをしやすい犬もいます。
また、人間同様にその日の体調によって車酔いをしてしまう犬もいますので、犬と車で長距離出かけるときはしっかりと休憩時間を設けてあげましょう。
ちなみに犬も空腹時や逆に満腹時は比較的車酔いをしやすくなる傾向にあるようです。
犬と車で出かける時は、念のため直前の食事は避けて、どうしても食事を与えなくてはいけない場合は軽めの食事に調整すると良いでしょう。
万が一犬が吐いてしまってもむやみやたらに叱らないようにしましょう。車酔いで一番つらいのは犬自身であり、吐くなと言っても車酔いによる嘔吐はコントロールできないものです。
犬が嘔吐した場合は、静かに片づけをして車が安全に駐車できる場所で犬がリラックスできるように休ませましょう。
一度外を歩かせてあげるのも気分転換になって良いですね。
◆自分の運転を見直そう!
犬を車に乗せる時は普段以上に車の運転に気を配らなければいけません。
注意したいのは、犬は大抵の場合は人間よりも体重が軽く、少しの衝撃で大きく動いてしまいます。急ブレーキや急発進、段差がある場所の運転やカーブがある時は、驚くほど大きな衝撃を犬は受けてしまいますので、自分の運転をしっかりと見直すことが大切です。
◆車内の温度には要注意!
犬と車に乗る時に最も気を付けたいのは、車内の温度管理です。夏場は特にしっかりと冷房をつけ、季節問わず定期的な換気をしっかりと行いましょう。
意外と気づきにくいのが日差しの強さですが、温度が低くてもあまりに長い時間日光に当たるのは好ましくありません。
犬を車に乗せるのに安全な方法
◆可能であればクレートを利用しよう!
犬を車に乗せる時に一番メジャーなのが、クレートやキャリーバッグに入れて乗せる方法です。
この場合は限られた部分でしか犬が行動できないため、車の揺れや万が一の事故の時に大事に至らないことが多いので一番安心です。
犬がフリーで乗車している場合は、どうしても車の揺れに合わせて体を動かすので、犬の体は非常に疲れます。
長距離走行の場合は、安心できるクレートであれば、犬は寝転んで休憩することもできるので、普段からクレートやキャリーバッグに慣れている場合はこれらを利用しましょう。
また、万が一の大きな事故に備えてクレートやキャリーバッグは固い素材(可能であればハードタイプ)のものをおすすめします。
クレートやキャリーバッグの中には車の揺れや衝撃の時のためにタオルやブランケットを敷いておくと、犬がぶつかった時に怪我するリスクを軽減できます。
◆どうしてもフリーで乗せたい場合は後部座席でシートベルトを!
クレートやキャリーバッグを利用しない場合は、安全な後部座席でシートベルトを着用させて乗せることをおすすめします。
助手席の場合は、どうしても強い衝撃がかかると硬いダッシュボードや窓ガラスに頭や体をぶつけてしまいやすいので、これらの危険性を配慮すると後部座席がおすすめです。
犬を車に乗せるときに使いたい商品4選
◆犬が疲れないように工夫するのであればクレートを利用しよう!
犬の安全性はもちろん、長距離運転などで車内で犬を安心して休ませてあげたい場合は、クレートを利用しましょう。
こちらのクレートは持ち運びに便利な折り畳み可能軽量クレートで、換気口も非常に多いので車での利用に最適です。
◆車内で犬をリラックスさせてあげたい場合は「ペット ドライブボックス」
こちらの商品は、犬の安全性を徹底的に配慮してあるだけでなくいかに犬が車に乗っている時にリラックスできるかも考えて作られています。
サイズも豊富にあるので、犬のサイズに合わせて購入すると良いですね。
◆シートベルトでとことん安全性を配慮するなら「ドライブベストハーネス」
シートベルトの中で一番安全なのはハーネスタイプのしっかりと犬を固定できるシートベルトです。
通常のシートベルトだと、装着部分(大抵の場合は首)の一部分のみ犬が固定されますが、体の大部分を固定して安全性を確保するならハーネスタイプのシートベルトがおすすめです。
ただし、長距離の際は犬が身動き取りにくくストレスを感じてしまいやすいので注意しましょう。
◆簡単に装着したいのであればi.d.s petの犬用シートベルト!
こちらの商品の特徴は、何より簡単に装着できるシンプルなシートベルトであるという事。長い間、犬用シートベルトのランキング上位を勝ち取っていますが、価格が非常に安く車にもともと付いているシートベルトの差込口に差し込んで利用することが出来ます。
長さ調整も簡単にできるので、犬のサイズに合わせて調整しましょう。
まとめ
犬を車に乗せる時の注意点やシートベルトの必要性、おすすめ商品など幅広くご紹介致しましたが、犬と車ででかける時は必ず犬の安全性を第一に考えましょう。
犬のシートベルト着用については現段階では法律化されていませんが、犬を事故から守ることができるのは飼い主さんだけですので、しっかりとした対策を行わなければいけません。
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