飼い犬との再婚計画を発表した女性!その裏には動物愛あふれるメッセージが。

2015.08.10

飼い犬との再婚計画を発表した女性!その裏には動物愛あふれるメッセージが。

愛犬と、結婚しようと考えたことはありますか? 既にペットと暮らしている方にとっては、彼らはもはや犬や猫ではなく、れっきとした家族としてかけがえのない存在になっていることでしょう。でもさすがに結婚まで考えている人は、、、多くない、ハズ(?)。 今日はペットとの結婚を推奨している女性に関するニュースです。彼女の目指す、理想のペットとの結婚生活とはどんなものなのでしょうか。

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今回の主役はオランダ出身の女性、ドミニク・レスビエルさん(41歳)。彼女は愛犬のトラヴィスくんとの結婚を計画していることを7月中旬に発表しました。8年前に前のご主人に先立たれた時には、それはもう大変な落ち込みようだったそうですが、長い年月を経てまた再婚の決意が固まったそうです。

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ちなみに、亡くなった前のご主人とは、なんとネコちゃん。このニュースを読んだ人々が更に驚いたことは言うまでもありません。ドーレックくんという黒猫で、腎臓を患い19歳にて永眠しました。
「彼とお別れするのは本当に辛かった。。。彼が3歳の時からずっと一緒だったの。でも、16年間という愛すべき月日を共に過ごせたことは本当に幸運だったと思っています。」
というドミニクさん。
続いてなぜ今回愛犬との再婚を決意したかというくだりや、二人の馴れ初め等をインタビューで語っています。
「トラヴィスと私は、お互いをよく理解するのに十分な時間を過ごしてきたの。出会いは、私がギリシャに住んでいた時のことよ。」
当時は野良犬だったトラヴィスくん。ドミニクさんが毎日泳ぎに行っていたビーチに、食べ物を探しに来ていたのだそうです。海水を飲まずに済むように、フードとお水を与えるようになったドミニクさん。始めは物陰から隠れて様子を伺っていたトラヴィスくんも、ついにドミニクさんに寄り添ってくるまでに。
「彼は私のシューズとバッグ、それに私のハートも一緒に盗んだのよ。」
その後、トラヴィスが恐ろしいウイルス性の病気にかかったことがきっかけで、正式に引き取られることになりました。以来、ずっと一緒だというドミニクさんとトラヴィスくん。

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「ラブラブなふたりですね!末永くお幸せに!」と締めくくりたくなる微笑ましさですが、
ドミニクさんが提唱している、この「ペットとの結婚」。実はペットオーナーに向けたとても真面目で大切なメッセージが込められています。
彼女は2003年にウェブサイトMarryyourpet.comを立ち上げています。これはペットと飼い主の結婚のためのサイトです。設立のきっかけとなったのは、彼女の猫ゼウスが死んでしまったという悲しい出来事でした。悲嘆にくれる彼女に、人々は「たかが猫でしょ!元気だして!」といいますが、「わたしにとっては、“たかが猫“ではなかった」と振り返るドミニクさん。
「人間は誓いの指輪でお互いの心からの約束を確認することができる。ペットとも同じくらいの覚悟を持って絆を結び、一生の愛を誓ってほしい。一度飼ったなら、その一生をかけて愛してあげてほしい、絶対に捨てたりしないでほしい。ペットはとても忠誠心が強くて、とにかく愛しい存在。そんな彼らとの絆を一緒に祝い、喜びあえる方法を作りたかった。」
それが「ペットとの結婚」という形に行きついたのでしょう。
そんな彼女の想いを象徴するかのように、このサイトではこう謳われています。
「このウェブサイトで結婚したカップルには離婚は一切認められていません。」

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しかし、愛犬トラヴィスくんとの再婚計画を発表したものの、なんとなんと、なんと!ドミニクさんにはもう一人、長年連れ添ったパートナーがいることが判明。
それは人間の男性のピートさん(43歳)。彼もまた動物好きで、彼女の活動にとても協力的な優しい方だそうです。
「ちょっと変に聞こえるかもしれないけど、トラヴィスと今すぐに再婚するつもりはないの。まだ、前夫の死からは、少し早すぎる気がして。」
でも少しずつ前夫とのお別れから先に進もうとしているドミニクさん。幸せそうに見えます。彼女のように動物との良い関係を築けている人の人生は、一際愉しいものになりそうです。

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 買い物中にお店の外に犬を繋いで待たせたら、もう二度と会えなくなるかも、、、犬誘拐に気を付けて! 

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ラブレス 富士子

ラブレス 富士子

米国在住。ピアニスト、音楽家の通訳として活動しています。小さい頃から犬、猫、ひよこ、うさぎ…色々な動物と暮らしてきました。愛犬たちとの暮らしは、毎日が彩り豊かでほっこりシアワセ。趣味はハープ。動物と、文章を書くこと、絵を描くこと、音楽をこよなく愛する犬飼いです。


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