アメリカの犬にとって、花火とクリスマスはキョーフのイベント？！

アメリカのお誕生日は花火とBBQでお祝い！

先日の7月4日、アメリカ国民が総出で血沸き肉躍る、非常に重要なお祭りイベントである独立記念日が今年も滞りなく終了しました。いわゆるアメリカの国のお誕生日祝いですね。
一体この日には何をするのかというと、家族や友人達で集まり、バーベキューやアイスクリーム、そして花火を楽しむというのが一般的。

NYの独立記念日名物イベントは、ビーチのあるコニーアイランドで毎年行われるホットドッグ早食いコンテスト「The Nathan’s Hot Dog Eating Contest」です。これはテレビ中継もされ、ゲストに有名歌手が来て国家斉唱したり、アクロバットの余興があったりとなかなか楽しめるイベント。しかしメインのホットドッグコンテストは会場が大大大・混雑！！！するため、運よく前の方を陣取れた人以外は、肉眼での見物はとてもじゃないですが無理。
早食い競争を見物するって面白いの？と思うかもしれませんが百聞は一見に如かず、機会があれば是非１度見て下さい。挑戦者たちのそれはそれは真剣な気迫が伝わってきて、制限時間の１０分間は相当な盛り上がり。今年2015年の男性部門優勝記録は、ホットドッグ６２本でした。ものすごい量です。。。

今年も例年になく、独立記念日の一か月半ほど前からお店ではバーベキューグッズやアメリカの国旗、そして家庭用の花火が大きな特設コーナーで販売されていました。日本の夏も、やはり花火ですよね。ニューヨークでも素敵な花火はたくさん見られますが、やはり日本の打ち上げ花火のクオリティはその上の上を行く圧巻の出来で、とても素晴らしい日本の文化の１つだと思います。
皆さんも夏の間に花火大会に行ったり、キャンプ先で花火をしたりと、きっと楽しまれる方も多いのではないでしょうか。

花火とクリスマスの意外な共通点とは

さて、アメリカの保健所に犬が多く収容される季節というのがあります。そんなことに流行があるんだ、、、と胸が痛みますが実はそれはイベントと密に関係しています。１つはアメリカ独立記念日の頃、そしてもう１つはクリスマスの頃。

一体全体、なぜ独立記念日にこんな現象が起こるかというと、原因は花火なのです。
犬は、大きな音にとても敏感。雷鳴や花火の音に驚いた犬がパニックを起こし、逃走してしまう事件が多々起こる独立記念日。いつもはぜったいに我が家の敷地から出ないから、と放し飼いになっているコが花火で驚き逃走、リードで繋いでいたにも関わらず、ものすごい力で飼い主の手を振り切って逃走、そんな思いもよらない悲しい別れに後悔を隠せない飼い主さんたち。
一方、１年で一番人気のイベント、クリスマス。こちらは犬をクリスマスプレゼントにしよう！という安易な考えで犬を贈る人がいるためです。貰った方は、「犬なんて飼えない！勝手にプレゼントされて困ってる」と保健所に犬を持ち込む。こんな悲しいクリスマスって、ないですよね。

迷子にさせないために。マイクロチップと迷子札

再度、花火に話は戻りますが、あなたのワンちゃんは花火の音を聞いても大丈夫ですか？
パニックになって逃げて行ってしまったりしませんか？予想外の展開を防ぐために、迷子札とマイクロチップの装着をしっかり準備しておきましょう。身元がきちんと判明すればたとえ保健所に愛犬が捕獲されようともそのまま殺処分されてしまうことはありません。
様々なメリットがあるマイクロチップですが、全ての警察や保健所、行政団体にマイクロチップリーダーが普及しているわけではないので、念のため迷子札もつけておくとより安心です。
また、近所の人が保護してくれた際も、迷子札があれば必ず再会の手助けになりますよ。
　

美しい花火の意外な罠にくれぐれも注意して、愛犬と楽しい夏の思い出をたくさん作ってくださいね。