1.犬のよだれがでる原因
1-1.緊張やストレス
1-2.食べ物の匂い
1-3.パンティング
1-4.病気
2.よだれの多い犬種よだれの多い犬種
2-1.よだれの多い犬種トップ5
3.犬はよだれかけを嫌がらないのか
3-1.多種多様!おすすめの犬用よだれかけ
犬のよだれがでる原因
愛犬のよだれが気になることはありませんか?突然よだれを垂らし始めたり、犬種によってはよだれの量がとても多かったりと、犬を飼っている家庭であればそのような状況を目にすることがよくありますよね。
この犬のよだれ、場合によっては病気や身体の異変を疑うべきケースがあるのをご存知ですか?万が一に備えて、よだれの役割や量が変化する理由をしっかり理解しておきましょう。
よだれが出る主な4つの原因をまずは紹介していきますので、チェックしてみてください。
◆緊張やストレス
慣れない状態などに置かれると、犬は緊張状態となりよだれが多く出やすくなります。緊張を感じることで交感神経系が優位になり、よだれの量が増えるのです。泡のようなよだれや、ポトポトと地面に落ちるような大量のよだれが出てくることもあります。
過度な緊張は大きなストレスとなるため、愛犬が日頃から緊張しやすかったり、神経質な性格をしている場合は、よだれに加えてパニック状態になるケースもありますので注意しましょう。
知らない犬との対面や、苦手としている場合の動物病院、初めて訪れる慣れない場所などでは、愛犬を落ち着かせることが大切です。リラックスできるように飼い主さんが気を配り、緊張を紛らわせるためのおもちゃやおやつを用意しておくのがおすすめです。
犬が緊張を感じるケースは個体によって違うでしょう。日常的に愛犬の様子をしっかり観察し、性格を理解しておきましょう
◆食べ物の匂い
よだれといえば「美味しそうな食べ物を見てよだれを垂らす」といったイメージが浮かんでくると思います。そのイメージ通り犬も、食べ物のにおいなどに反応して、口内に溜まったよだれが出てくるケースがあるのです。
例えば、食事やおやつ前に「待て」をさせると、愛犬がよだれを垂らし始めた、というパターンが正にこれに当たりますよね。
これは「早く食べたい」という気持ちが強まることで起こる生理現象であるため、健康への大きな影響はありません。唾液には食べ物の消化を促す効果があるので、食事の消化準備としての役割をも担っているのです。
ちなみに、食欲旺盛な個体や、短頭種の犬種によく見られる現象だといわれています。ネット上でも、柴犬やフレンチブルドッグなどが食べ物を我慢してよだれを垂らす姿が可愛いと人気ですね。
◆パンティング
人間は汗をかいて蒸発させることで体温を下げますよね。しかし、犬は汗をかくことができないので、パンティングと呼ばれる呼吸法を使って体温調節をしています。
愛犬が暑い時や運動をした際に、ハァハァを息が荒くなる様子を目にしたことがあるでしょう。これは、口や鼻の中に空気を通らせるための行動で、この時、唾液の分泌量も多くなります。空気が通ることで唾液が蒸発するので、体温が下げやすくなるというわけですね。
併せてパンティングは、体内の水分量の調節をも担っています。唾液の蒸発によって、水分を調整してバランスの良い状態を作り出しているのです。
パンティング中は放熱のために舌を出して呼吸をしているので、結果的によだれの量も増えます。このような生理現象によるものであれば、基本的に心配することはありませんが、この状態が長く続くと体温調節が難しくなったり、熱中症の危険性も出てきますので、愛犬の様子には注意してくださいね。水分補給や室温管理などへの配慮は忘れないようにしましょう。
◆病気
注意しなくてはいけないのは、病気が原因でよだれが出ている場合です。よだれの量が増える病気として、口内炎・歯周病・喉頭炎・胃炎・胃拡張・熱中症・てんかん・誤飲などが挙げられます。
よだれに加えて熱中症やてんかん発作、吐き気などを催している場合は、すぐに動物病院を受診することをおすすめします。
危険なよだれと正常なよだれを見極めるためのポイントとして例を挙げておきますので、しっかり覚えておきましょう。
注意が必要なよだれの状態例
・泡状のよだれがみられる
・血が混ざっているよだれが出ている
・よだれが止まらない状態である
危険な場合が考えられる症状の一例
・口角が下がっている
・左右で口角の位置が違っている
・呼びかけへの反応が普段と違う
・目の動きがいつもと違う
病状によっては一刻を争うケースもあります。愛犬がよだれを垂らしている時、普段とは違う様子が見られたり、別の症状が加えて見られる場合は注意しましょう。愛犬の状態に異常を感じたり、違和感を覚える場合は、早めに獣医さんに相談してください。
よだれの多い犬種
犬種によってもよだれの量には差があります。特に超大型犬には、正常な状態でも大量のよだれを垂らす個体も多いのです。よだれが多いとされるトップ5の犬種をみていきましょう。
◆よだれの多い犬種トップ5
①ニューファンドランド
②セントバーナード
③マスティフ
④ブルドッグ
⑤バセットハウンド
口の作りや形によっても、よだれの多さは変わってきます。上記に挙げた犬種の他にも、メジャーな人気犬種でいうとゴールデンレトリバーなどもよだれの多い犬種に該当するでしょう。
もちろん個体差はありますが、よだれの多さによっては適切なケアや衛生面で気を付ける必要も出てきますので、パートナーとして迎える前にはやはり犬種としての特徴も事前に把握しておくべきです。
犬はよだれかけを嫌がらないのか
よだれの多い犬種におすすめのアイテムとして、犬用のよだれかけがあります。愛犬のよだれが多くて困っている方は、利用してみると良いでしょう。
普段から首輪やチョーカーをしている子であれば、装着に慣れるのも早いかもしれませんが、個体によっては嫌がる子もいるかもしれません。散歩やお出かけの際にはハーネスを利用し、室内では何もつけていないと愛犬が嫌がる場合も十分考えられるでしょう。
あまりに嫌がるようなら強要する必要はありませんが、少し様子をみて大丈夫そうであれば、装着することで飼い主さん的にも大きな助けとなるアイテムです。身体や室内が汚れるのをカバーしてくれますし、デザイン次第ではオシャレの一環としても楽しめます。よだれに限らず食事用のエプロンとして使える犬グッズもあるでしょう。
装着方法や生地のタイプもそれぞれなので、愛犬にとって着心地の良い、適したアイテムを探してみてください。
◆多種多様!おすすめの犬用よだれかけ
ドッグウェアに限らず犬服関係のアイテムとして、バンダナや帽子、アクセサリーなど、機能的でおしゃれなペット用品が多数販売されています。実は犬用よだれかけにも沢山の商品数があるのです。
UEETEKペットよだれかけ 花柄 2点入り
よだれかけにも首輪にもなる調節可能な三角形ビブの2点セットです。Sサイズは首周り15~25cmまで対応。サイズ展開はXS~Lまであり、カラーはレッドとブルーの2色です。首輪タイプで長さを調節できるので、ペットが快適に着用できるでしょう。和風の花柄ということで、お正月やお祭り時期のお洒落としても楽しめますね。犬猫用ペットグッズなので、ネコちゃんのいる家庭にもおすすめです。
ペット用三角スカーフ カラフル リボンバナー
通気性のあるポリエステル生地でできている、リボンバナーのプリントがかわいいネックスカーフです。ハンカチトップハットもキュートに愛犬を演出してくれますよ。ピンクにイエロー、グリーンなどでカラフルに仕上がっているのもポイントです。耐久性もあり、お手入れ簡単!繰り返しの使用・洗浄でも色落ちしません。
ledmomo ペットよだれかけ ネクタイ
蝶ネクタイがデザインされたこのよだれかけで、イヌ界の紳士に!丈夫なコットンが採用された高品質素材ですが、洗濯機でも洗うことができます。バックルが付いているので、簡単に着脱できるのも嬉しいポイント。おしゃれをしながら着心地抜群で汚れがカバーできる優れものですね。
Pichidr-jp ペットバンダナ
レースにフラワー模様と女の子にぴったりのお姫様のようなバンダナです。サイズはS~Lまで用意されています。軽量で通気性があり、耐久性のある染色綿糸で作られているので、夏の暑い時期にも使用できます。フリルが愛犬を普段よりも高貴に美しく見せてくれます。高いデザイン性を求める飼い主さんにおすすめです。
よだれかけはお誕生日プレゼントやギフトとしても、喜ばれる一品です。ペットショップや通販サイトなどで、様々なタイプのアイテムを探してみてください。
通販をする場合は送料が発生する場合もあります。ただ、よだれかけやスタイはメール便で送料無料となるケースも少なくないので、利用する店舗の商品説明や発送方法などを参照し、しっかり確認してから注文してくださいね。
犬のよだれかけの作り方
市販されている種類もたくさんありますが、犬用よだれかけは簡単に手作りすることも可能です。よだれかけには犬猫兼用のものも多く、小型犬までであれば難なくお気に入りのアイテムをみつけることができるかもしれません。しかし愛犬が中型犬から大型犬以上だと、なかなか目当てのデザインの物がみつからない!ということも少なくないでしょう。実際に市販されている犬用品には、XL以上のサイズを見つけるのが困難な場合があります。
そんな時は、愛犬にぴったりのものを手作りするのが一番。簡単な作り方を紹介しますので、参考にしてみてください。
◆簡単に手作り!愛犬のよだれかけを作ろう!
材料
・生地(ハギレや服のリメイクでもOK)
・シール付きマジックテープ(シール付きだと簡単!強度が欲しい場合は縫い付けるタイプを用意)
・裁縫道具(針、糸、チャコペン、ハサミ、メジャーなど)
作り方
①生地を準備しよう
お好みの柄の生地を購入するのも良いですが、家にある不要になった服やハギレ、タオルなどを使って手作りするのもおすすめです。ただし、生地のタイプには注意しましょう。通気性を重視したければ薄手の生地で、吸収性を重視したければ厚みのある生地を選んでくださいね。また、よだれが付着するアイテムなので洗濯をすることを前提に手作りしましょう。洗って何度も使用したい!と考えている方は、洗濯しやすい素材選びをすることをおすすめします。
②サイズを計測して生地に印をつける
愛犬の首回りのサイズを測りましょう。少し余裕をもって計測するのがオススメです。きつすぎると、ワンちゃんが苦しく感じることとなってしまいます。
計測できたら、生地を三角の形になるように折り、折り線を十分につくりましょう。開いて、折り線の長さが愛犬の首回り+5cm程の長さになるように測って、チャコペンで生地に印をつけます。
③裁断して縫う
印を付けた部分を対角線として、正方形に布を裁断します。4辺の長さがバラバラにならないように注意しましょう。そして三角形に折って、両辺を波縫いしてください。この時、両端の3cm程度を縫わないようにしましょう。
縫い終わったら布を内側からひっくり返し、両端にマジックテープをつけて完成です。
最も簡単な手作り方法を一つ紹介しましたが、アレンジ次第で様々な形状・着脱方法を叶えることができます。マジックテープではなくひもをつけて結ぶタイプにしたり、デザインに拘れば仮装パーティーやコスプレで楽しむこともできるでしょう。刺繍でワンポイントを入れたり、愛犬の名前も付けてオリジナリティーを極めるのも素敵です。
まとめ
基本的に犬のよだれは、生理現象や心理的原因で増えるので、心配するケースはそこまで多くはありません。しかし、病気が原因となる場合もあるということをしっかり頭に入れておきましょう。愛犬に普段と違う様子が見られた場合は、早めに動物病院に相談してくださいね。
愛犬のよだれに困っている場合は、よだれかけの利用を検討してみましょう。市販されている種類から選ぶのも楽しいですし、こだわりをもって一点ものを作るのもやりがいがあります。
市販のものには犬猫兼用のものが多いので、わんちゃん・ねこちゃんのいる家庭では、同デザインで色違いを装着するのも可愛らしくて癒されるかもしれませんね。
おしゃれで機能的なよだれかけで、毎日の生活や特別な日を充実させましょう!
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