今では色々な動物と一緒に暮らすことが珍しいことではありません。その中でも犬は私たちの祖先の時代からずっと私たちと一緒に過ごしてきた動物です。そのため、人間の最高のパートナーとも言われています。
ではどうすれば一緒に快適に暮らしていけるのか? これは永遠のテーマですが、とても重要なことはひとつです。
ミニチュア・ピンシャーとは?
ミニチュア・ピンシャーという名前を聞いたとき、”ミニチュア”からはミニチュアダックスフント、”ピンシャー”からはドーベルマン・ピンシャーを連想するのではないのでしょうか。
実はミニチュア・ピンシャーは、ドーベルマン・ピンシャーよりも古い歴史を持った犬で、ヘル・ピンシェルという200~300年前に小型獣駆除を目的に飼育されていた中型の犬種を小型に改良したものなのです。ドイツがミニチュア・ピンシャーの原産国なのですが、そのドイツにおいてミニチュア・ピンシャーは、レイ・ピンシェルだとかツベルク・ピンシェルなどと呼ばれています。
外見にはどんな特徴があるの?
ミニチュア・ピンシャーは、私たちがよく目にする愛玩犬と比べると少し違った部分がいくつかあります。体重は個体差こそありますがオスで平均4~5キロ、メスで平均は3.5~4キロほどです。また、体長と体高がほぼ同じくらいで、平均25~30センチほどです。
見た目に関しては、精悍な顔つきや体つきの割に、かわいらしい部分もあります。
ミニチュア・ピンシャーの性格は?
ミニチュア・ピンシャーの起源や容姿については前項でお話しましたね。そしてその起源から連想できる通り、他の愛玩犬とは大きく違い、なかなか気性の荒い性格の部分もあります。とても攻撃的で恐れを知らない犬ですので、強い相手にも勇敢に立ち向かい、そして噛みついてしまうことさえもあります。
しかし、攻撃的な性格の割に、懐いた相手にはとことん忠実な犬種でもあります。逆に、見知らぬ相手には距離を置いて、警戒心をなかなか解かない性格でもあります。そのため、系統的には番犬に適した犬種とも言えます。
そして、やはり前述の性格もあいまって、とても遊ぶのが好きな犬種です。色々なものに興味を持ち、大胆に走り回ることも多いので、気をつけなきゃいけない部分も多いですね。
どんな風に飼育すればいい?飼い方のポイントは?
ミニチュア・ピンシャーの飼い方のポイントは、いくつかあります。
まず一つ目に、とても活発な犬ですので怪我をしないように家具を配置したり、汚れやすい身体を清潔に保ってあげることがとても大事になります。さらに、上半身に比べると足が細いので、高いところから飛び降りるときに足を骨折してしまうことがあります。
そのため、普段からソファーなどにのぼるのであれば、降りる場所にはクッションなどを敷いてあげて、未然に防止してあげましょう。
また、活発な性格の割には、寒さに弱いという一面もあります。そのため、寒い季節や寒い日にはきちんと身体を冷やさないように服を着せてあげたり、暖房の温度を調整してあげたりという配慮も必要になります。
ミニチュア・ピンシャーの食事と健康
ミニチュア・ピンシャーは活発な性格でたくさん運動する犬種なのですが、小型犬ですので、食事量は増やす必要はありません。ドライフードが中心となりますが、ウェットフードを混ぜてあげると、食欲が増すでしょう。
また、食事の量は、子犬のうちは体重1㎏あたり80gほどが良いでしょう。成長期になれば、体重1㎏あたり70gほどに減らしても大丈夫です。普段からどれほどの健康状態かをよく確認して、それにあった食事を与えるようにしたいですね。
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