アメリカン・コッカー・スパニエルの外見の特徴は?その歴史は?
見た目の特徴ってどんな感じ?
写真で見ると、大きい感じの印象を受けるアメリカン・コッカー・スパニエル。しかし、サイズ的には「中型犬」として扱われることが多いです。成犬となっても、体重は11~13キロ程度で、中型犬に分類されている犬種の中でも、比較的小柄な方となっています。
スタイルも良く、全体的にバランスの整った姿をしています。そのスタイルの良さから、動きは機敏でかつ上品な立ち振る舞いをします。
また、被毛が長く、耳が垂れ下がっているのが印象的です。とにかく「毛が多い」というのが特徴とも言えます。ショードッグとしても活躍することが多いなど、見た目の美しさやエレガントさに魅了される人も多くいるようです。
そのルーツをたどると・・・
アメリカが原産国と言えわれています。しかし、実は1600年代にメイフラワー号に乗船してイギリスから渡航してきたイングリッシュ・コッカー・スパニエルが、そもそもの始まり。その後、何度も移民たちがアメリカに、イングリッシュ・コッカー・スパニエルを持ち込みます。そして、イングリッシュ・コッカー・スパニエル同士で交配がされたのちに、生まれたのがアメリカン・コッカー・スパニエルです。
かつての「スパニエル」と言うと、猟に一緒に行ったりして、人間の手伝いをするなどたくましいものでした。しかし、野生味あふれる日常生活を送っていた当時とは性格もかけ離れて、現在では「ペット」として愛されるべき存在となっています。
アメリカン・コッカー・スパニエルってどんな性格?その魅力とは?
アメリカン・コッカー・スパニエルの性格を一言で言えうと「陽気で明るい犬」ということです。人見知りもあまりせず、人懐こい性格なので、誰とでも相性がいいです。そのため「飼いやすい」と感じる人が多いようです。
また、アメリカン・コッカー・スパニエルの写真を見ると分かりますが、とても賢そうな顔立ちをしています。そして、その顔立ちが証明するように、周囲への気配りや洞察力も兼ね備えるなど、非常にしつけのしやすいお利口さんの犬種となっています。
しつけは、小さなうちから行うことがポイントです。しつけをしっかりしないで大人になってしまうと、「ずる賢さ」が際立ってしまうので要注意です。
また甘えん坊な性格で、飼い主が遊んであげると、とにかく喜びます。そして、体いっぱいに愛情表現をして甘えてくることもあります。一方、穏やかな性格も持ち合わせているので、家庭でもとても飼いやすい魅力あふれる犬種と言えます。
一緒に幸せに暮らしたい人に注意してほしい飼い方
やはり、見た目の美しさをキープするには、日々の飼い主のケアが重要となってきます。ブラッシングはもちろん大切ですし、あの毛並みをきれいに保つには、こまめにカットをして整えることが大切です。
食べることが大好きなアメリカン・コッカー・スパニエル。与えるだけ食べてしまいますので、飼い主が管理して肥満を予防することが大事です。肥満になってしまうと、体のあちこちに病気のリスクを抱えてしまいます。
垂れた耳が特徴的なアメリカン・コッカー・スパニエル。通気性が悪いというところから、耳の病気、外耳炎に気をつけましょう。予防としては、定期的に耳掃除をすることです。
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