犬の膀胱結石 治療~手術 体験談

2015.10.08

犬の膀胱結石 治療~手術 体験談

ワンちゃんの膀胱結石は珍しい病気ではありません。 今回我が家の愛犬が手術をしたので治療から手術までの体験をお話させて頂きたいと思います。

初めての診察

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我が家の愛犬アンジーは今年で7歳になった雄のトイプードルです。
今年の4月頃におしっこをした後に血尿が出ているという事に気が付き病院へ行きました。
病院ではおしっこの検査とエコーを撮り、細菌の感染があるという事と膀胱に結石があるという事が分かり、抗生物質のお薬と食事療法で様子を見て行く事になりました。

通院生活

すぐに今まで食べていたフードから療法食に切り替え、薬を飲ませ、おしっこの観察をする毎日になりました。
アンジーの場合は頻尿とおしっこの最後に血尿がポタポタという感じで出るという症状。
2週間おきくらいにおしっこを持って病院へ行き抗生物質を変えてみたり、潜血の反応が強い時は止血剤を飲ませたりしましたが、症状はあまり変わりませんでした。
薬や療法食のおかげでおしっこの数値は落ち着いてきているのに血尿が治まらないので、8月の終わりにレントゲンを撮りました。
この時撮ったレントゲン写真にははっきりと石が写っていました。
石は1センチ程度の物で、もう尿道に詰まるような大きさではありませんでしたが、エコーを撮った時よりも大きくなっている事と、この石が膀胱の中でゴロゴロすることで出血し血尿が出ているという事で手術を勧められました。
いつか手術をしなければいけなくなりそうだなとは思っていたので動揺する事も落ち込む事もなくすんなり受け入れられました。

手術まで

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次の通院の時に手術をしてもらう院長からの詳しい説明がありました。
説明はとても分かりやすく費用の事も詳しく説明してくださり、何よりもこの人なら絶対大丈夫だ!と思えるような安心感がある先生で、そのまま手術の日程を決めました。
消毒で毛が汚れてしまったり、点滴をする為に腕の毛を刈るので毛が長いと目立ってしまう事としばらくシャンプーが出来なくなるのでアンジーはなるべく短めにトリミングをして準備しました。

手術当日

信頼できる病院での手術。手術自体も難しい手術ではありません。
私も看護師をしている時は何頭ものワンちゃんの手術を見てきましたが、やはり我が子となると不安でいっぱいになりました。
朝病院にアンジーを預けてお昼頃から手術になります。
家に帰って、テレビを見ていても何をしていても上の空。考えるのはアンジーの事ばかりでした。
お昼までの時間がとても長く感じて凄く嫌な時間でした。
1時半頃、病院から「無事に終わりました」と連絡が来て夕方面会に行くと、アンジーは痛々しくて立ち上がる事も出来なかったけれど思っていたより顔は元気そうでとても安心しました。

入院生活

膀胱の手術は石を取ったら終わり!という訳にはいかず、膀胱におしっこが溜まると風船のように膨らんでしまい縫った傷口からおしっこが漏れてしまう事があるので、膀胱におしっこが溜まらないようにしばらくカテーテルを通しておかなければいけないのです。
その為アンジーは7日間入院しました。
2日目には立ちあがって吠える事も出来るようになっていて更に安心しましたが、アンジーがいない我が家はとても寂しかったです。
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退院

退院してもまだ抜糸が終わっていないので舐めないようにずっとエリザベスカラーを着けての生活になります。
ご飯は病院にいる間に上手に食べられるようになっていて、家での生活はぶつかりながらもだんだん慣れて今ではボールでも遊べるようになりとても元気に過ごしています。

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退院して1週間後に病院へ行きましたが、まだ傷口が完全に付いていないようなのでまた1週間後に病院へ行く予定です。
お腹にあった石は今後の再発予防の為にも、どのような石だったのか検査をしてもらい、シュウ酸カルシウムという溶けない石だという事が分かりました。薬や療法食で溶ける石もあるのですが、アンジーの場合はこの溶けない石が体質的に作られやすいようなのでこれからも療法食を続けながら定期的におしっこの検査やエコーを撮りながら、もしも石が出来てしまっても早期発見できるようにしていく事が必要になります。

最後に

今回、何カ月も頭を悩ませていた結石を取ってやっとスッキリする事が出来ました。
手術はとても不安だったし凄く心配したけれど、信頼出来る先生に手術をしてもらえた事や、そこの病院が救急病院でもある為24時間誰かは病院に居るという面ではとても安心して預ける事ができて本当に良かったです。
アンジーが退院した事でなんとなく静かだった我が家にも元気が戻ってきました。
それだけアンジーは私達家族にとって大きな存在でとても大切な家族です。
これからも元気で長生きしてもらう為に健康管理をしっかりしていきたいと思います。

 トリマーさんの嬉しい事 

 愛犬に教えてもらったこと 

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おぎゆみ

おぎゆみ

子供の頃から動物が大好きで動物関係の専門学校で数々の資格を取得後、動物病院で看護士兼トリマーの仕事をしていました。 飼い主さんとペットが毎日楽しく幸せに暮らしていけることを願って、私の持っている知識、経験を元にいろいろな情報を発信していきたいと思います。


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