プードルは人間が大好き
16世紀にフランスの貴婦人達の間で流行して以来、飼い犬としてとても人気の高いプードル。毛が抜けにくくアレルギー持ちの人にも安心。性格は社交的で人といるのが大好き。またとても物覚えがよいのでしつけのしやすさはトップクラス。
大型のスタンダードプードルからぬいぐるみのように小さいトイプードルまで大きさは様々ですが、飼い方の基本はほぼ同じだと思ってよいでしょう。
手はかかりますので、覚悟のほどを
セレブな女性が連れて歩いているイメージは強いでしょうが番犬のイメージはないでしょう。プードルは家の中で家族同然に扱うのが飼い方の基本です。とはいえ元は猟犬だけに運動好きでもあるので1日30分~1時間の散歩はお忘れなく。
特徴の毛ですが、抜けにくいのは短所にもなります。際限なく伸びる上に巻き毛なのですぐに毛玉になって絡まってしまうからです。ですから毎日のブラッシングは必要。スリッカーを使って丁寧にすいてあげましょう。
そして月に1回はペットショップでトリミング(要は毛のカット)をしてもらいましょう。料金はスタンダード・プードルで1万5千円~3万円。ミニチュアやトイならもう少し安いですね。ご自分でトリミングすることももちろん可能ですが、ほぼ半日近くかかる大仕事になる覚悟が必要です。
また、タレ耳な上耳の中に毛が密集するのでムレていやな臭いがしてきますので、耳掃除も定期的にする必要もあります。
それと歯磨き。口臭や歯槽膿漏の予防のためできれば毎日、毛の柔らかめな人用の歯ブラシでブラッシングしてあげましょう。また、食事はドライフードをお勧めします。ウェットは汚れが落ちにくいので。
ジーニアスなプードルのしつけ方
プードルは全犬種の中でボーダーコリーに次いで2番目にIQが高い天才です。上手に育てれば単語レベルで人間の言葉をよく理解できるようになりますし、ゲームや芸もよく覚えてくれます。
しつけは生後2~3ヶ月から始めます。例えば腹ペコのときにエサを目の前で見せて「お座り」と言いながら上に上げてみてください。エサを見るため視線を上げますが、このとき自然とお座りしています。これの繰り返しでエサなしでも掛け声だけでお座りできるようになるでしょう。
それと無駄吠え対策ですが、これは「無視!」。下手に構ってしまうと頭のいいプードルですから「吠えればいいんだ」と学習してしまいます。でも逆も真なりで、構わなければ「吠えちゃダメなんだ…」と学習して吠えなくなります。
とにかくしつけは怠らない。自分と犬との上下関係をはっきりさせる。基本的に構ってちゃんなのでイタズラしてご主人様を困らせることもありがちなのですが、だからと言って体罰はご法度。
…といったように、プードルの賢さは体毛と一緒で諸刃の剣と言えるでしょう。
一生の友達になれるか野獣同然になってしまうかはご主人様次第です。ゆめゆめお忘れなきよう。
twitterからトイプードルのきらちゃんをご紹介♪きらちゃんの大好きな事は「ママ」と「ボール」と「お散歩」!
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