①そもそも発情期っていつ頃?!
発情期とは犬が交配できる期間、つまり妊娠可能な期間であることを示します。
しかし、犬の発情期は雄と雌でかなり様相が違います。
まず、雄犬に関しては発情期というものはないと言ってもいいでしょう。なぜ、ないと言えるのか。それは雄犬は一年中いつでも生殖が可能な為です。その為雄犬を飼っている飼い主さんは、決まった時期ではなく、突然マウンティングをされた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。もちろん、順位付けの行為である場合もありますが、なにはともあれ、雄犬は年中生殖が可能であるためここが発情期というのはなかなかわかりづらいものです。
一方雌犬は、生後6~10ヶ月ほどで初めての発情期、いわゆる生理(ヒート)を迎え、出血が7~10日ほど続いて発情期が終わります。その後個体差もありますが、小型犬で年に2~3回、大型犬で年に1~2回くらいの感覚で発情期を迎えます。
②発情期で注意することは?!
最大限に注意すること、それは望まない妊娠をさせないこと。
ヒート中の子をお散歩させていて、お友だちのワンちゃんと会い、飼い主さん同士が話しをしている間に妊娠してしまった。
多頭飼いしている雄犬がゲージを脱走した隙にその気もなかったのに、妊娠させてしまった。
全くない話しではありません。そのようなことにならないために、まず気をつけたいのが雄犬の対応です。
雄犬は発情期の雌が出すフェロモンを嗅ぐとスイッチが入ってしまい暴走してしまうことがあります。
それを未然に防ぐことが出来るのは飼い主さんだけです。普段のお散歩をしていてもヒート中の子がいるようであれば少し遠ざけたり、多頭飼いの場合でも数日間はしっかりどちらかを隔離するといった対処をしましょう。
また雌犬の場合は前述したように出血を伴うため、犬の用のオムツを使用するとよいでしょう。履き慣れていないと嫌がる子もいるでしょうが、家中にヒートの血が着くのも決して気持ちの良いものではありませんし、外出時に突如雄犬が迫ってきてもすぐに妊娠させらることもないので、なるべくトレーニングをして履かせラルレようにすると良いですね。しかし、ヒート中の雌犬はイライラしていたり、不安定な時期でもあります。なので出来るだけゆったりと過ごさせてあげるように心がけましょう。
③去勢、避妊手術も視野にいれよう。
上記のように、雄犬も雌犬も発情期を迎えることは、飼い主さんにとっても犬たちにとっても、多少なりとも負担がかかります。絶対に交配させる気があるのであれば良いですが、いつかするかも、程度に考えているのであれば去勢、避妊手術をする事も考えましょう。
手術をすることで、生殖器の病気のリスクはかなり下がります。また特に雌犬に関しては毎回のヒートは心身ともに結構なストレスになるため、それを回避することも出来ます。
大事な愛犬の寿命を考えてあげることも飼い主さんのつとめですから、プラス面、マイナス面をよく見て手術をすることも選択肢の1つとして頭の片隅にいれておくこともとても大切ですね。
以上、今回は犬の発情期について、とても簡単に書かせていただきました。
どのような選択をするにしても、まずは愛犬の事を考えたうえで、どうなることが今の生活をより素敵な物に出来るのか、じっくりと考えたうえで、選んでいけると良いですね。
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