[老犬の食事の与え方]
老犬になると歯の問題が出てきます。歯磨きが苦手で歯周病が進んでしまった犬は歯が抜けてしまうこともあり、全く歯がないという老犬もいます。消化機能も弱くなるため、ウエットタイプのフードにしたり、ドライフードならお湯でふやかしてから与えるなど配慮が必要です。その場合は口の周りが濡れて汚れやすくなります。食事の後、口の周りをきれいに拭いてあげましょう。
毛が長い垂れ耳の犬は耳の先も汚れないようにフードの器を台に乗せることをおすすめします。うちの犬はトイプードルですが、老犬になったら今のようなフワフワモコモコのカットではなく顔バリタイプのトリミングがおすすめ、とトリマーさんに教えていただきました。お口の周りの毛をすっきりさせたほうがウエットタイプのフードを食べるには清潔を保ちやすいとのこと。それには少し前から顔バリカンに慣れておいたほうが良いとアドバイスをいただきました。老犬になったら柔らかい食べ物を与えるだけではなく、お口の周りなど身体の清潔を保つことも大切な事ですね。
[老犬になって食欲が落ちたら]
老犬になると今までより食が細くなることが多々あります。心配になってしまいますね。少食になってしまったら少量でもタンパク質をしっかり摂れるフードを選んであげましょう。逆に食欲が変わらない場合は老犬になり代謝が落ちたことで肥満になる場合があります。シニア用に低カロリーのフードが販売されていますが、低カロリーであってもタンパク質はしっかり摂れるフードを選んであげましょう。
[食事と一緒にサプリメントも]
老犬になると内臓機能や関節、目にも問題が出てくる犬が少なくありません。うちの犬はトイプードルの中でも足が細くて長いタイプです。走り回ったりジャンプするのが好きなので関節のケアは一番気になるところです。そんな時に考えてみたいのが犬用のサプリメントです。内臓や関節、目に良いサプリメントが多数、販売されていますが種類が多くどれを与えるか迷ってしまうことがあります。そんな時に心強い味方は、やはり獣医さん。各種サプリメントを取り扱っている動物病院が多いので気になる症状について獣医さんに相談してみるとよいですね。サプリメントは薬と違い予防的に与える補助食品のようなものです。症状が出る前から少しずつ与えたいものですね。
[老犬になってもおやつの楽しみを]
おやつタイムは犬にとって楽しみな時間です。多頭飼いで若い犬も一緒の場合、老犬にも同じようにおやつをあげたいですね。しかし、ひずめや骨のような固いおやつは歯が割れてしまう心配があります。歯がなくて噛めない場合は丸のみしてしまう危険もあります。老犬でも安心して与えられるおやつがあると良いですね。多頭飼いしている私の友達は老犬も他の犬と一緒におやつタイムを楽しませてあげたい、と手作りの犬用ケーキを焼いています。犬用のケーキレシピはネットで検索するとたくさん出てきます。やわらかく美味しいので若い犬たちも大喜びだそうです。たくさん作って冷凍保存も可能です。愛犬のため、少しだけ手間をかけて手作りおやつを作ってみませんか?
いつまでも元気で過ごして欲しい、飼い主さんの共通の願いですね。
老犬の健康を維持するポイントはズバリ食事です。7歳を過ぎたらもうシニア犬の仲間入り。見た目にはあまり変わらないかもしれませんが、犬の老化は人間よりも早いペースで確実に進んでいます。愛犬が老犬に差し掛かったことを意識して食事面の配慮をしっかりとしてあげましょう。
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