猫も夢見る動物?猫の睡眠のしくみについて徹底解明!

2018.12.09

猫も夢見る動物?猫の睡眠のしくみについて徹底解明!

一日の半分以上の時間を眠って過ごしている猫ですが、猫は眠っているときに人間と同じように、夢を見ることがあると思いますか。もし猫が夢見る動物だったとしたら、果たしてどんな夢を見ているのでしょうか。そして、猫が快適な睡眠をとるためには、どんな環境を整えてあげるべきなのでしょうか。 今回は、猫の見る夢や睡眠について徹底解説します。

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猫も夢見る動物って本当?

猫,夢見る

◆猫の睡眠時間は14時間以上!?

猫の語源には様々な諸説があり、よく寝る子であることから「寝(ね)子(こ)」と呼ばれるようになったという説が、一般的とされています。

一般的に猫は、成猫で14時間~16時間ほど、そして子猫であれば20時間ほど一日に眠っていると言われています。猫と一緒に暮らしていると、その睡眠時間の長さに驚愕してしまう方もいらっしゃることでしょう。

猫は元々野生動物として生活をしていた名残があり、体力の温存のために他の動物よりも多く睡眠時間をとるとも言われているのです。

◆猫も夢を見ている可能性がある!

こんなに眠る時間が人間よりも長い動物なのでしたら、やはり気になってしまうのは「猫も夢見る動物であるか」ということですよね。果たして猫は、人間と同じように夢を見ることがあるのでしょうか。

ただ、猫に対して「夢見るの?」と聞いても、返事は「ニャー」と返ってくるだけでしょう。このように猫は人間と言葉を交わすことが出来ませんから、猫が夢見る動物であるかを証明することは、非常に困難なのです。

かと言って、夢を見るのは人間だけと決めつけてしまうことも、不自然であると言えるでしょう。
なぜなら、猫は眠っていてもピクピク身体が動いたり、耳や尻尾が動いたりすることもあり、ましてや寝言を言ったりもするからです。

このような動きをする際には、何かしら夢を見ているのではないか、と推測してもおかしくないと言えるのではないでしょうか。


猫のレム睡眠とノンレム睡眠について

猫,夢見る

主に夢を見る睡眠のことを「レム睡眠」と呼んでいますが、このレム睡眠は1953年に発見され、夢に関する研究がそこから活発になったと言われています。

◆レム睡眠とノンレム睡眠とは?

レム睡眠とはRapid(急速) Eye(眼球) Movement(運動)の頭文字をとってREM(レム)睡眠と名付けられました。

その名の通り、眠って目を閉じているときにまぶたの下で、急激に眼球が動いている状態のことを指し、筋肉は緩んでいるけれど脳は活動しているので、夢を見ると考えられています。

反対に眼球が動かず脳が休息している睡眠のことを「ノンレム睡眠」と呼んでいます。

人間はこのレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返しているのですが、猫は果たしてどうなのでしょうか?

◆猫のレム睡眠に関する研究

1967年、フランスの睡眠研究者であるジュベーが猫の睡眠についての研究を発表しています。

猫に脳波計をつけたジュベーの研究結果では、猫にも人間と同じように一定期間眼球が動く現象と、レム睡眠時に出る脳波が確認されたとし、猫も夢見る動物ではないかと推測されるようになったのです。

夢を見ているのではないかと推測されるようになった理由として、猫が眠っているときに以下のような行動が確認されています。

・目をつぶった状態で眼球が動いている
・全身の筋肉が脱力している
・手足や耳やヒゲなどが、ピクピクと動く
・お腹や背中が波を打つように動く
・尻尾が動いていたり揺らしたりしている
・口元が何かを喋るように動いている
・「ウ~」「ニャー」「アオーン」など寝言を言う
・ビックリした様子で急に目を覚ます

もしご自宅で猫を飼っているのであれば、眠っているときにこのような状態を目にしたことはありませんか?

身体がビクビクと動いているところを目撃してしまうと、「痙攣(けいれん)を起こしているのでは?」と心配になってしまったりもします。
まさしくこれらの言動は、猫が夢見る動物であることを物語っているのです。

もちろんどんな夢を見ているかは猫にしか分かりませんし、私たちが‏知ることが出来る日は、一生来ないことでしょう。

ですが、猫はきっと夢見る動物なんだ!と思っていた方が、それこそ夢があって素敵な話ですよね。

◆猫はノンレム睡眠が短い動物

大脳が発達している人間は、一日に沢山使った脳をしっかりと休ませる必要があるので、ノンレム睡眠を多くとっていると言われています。

一方、人よりも脳を使わず一日の大半を眠って過ごす猫は、しっかりと脳を休ます必要性は低いと考えられます。そのため、猫はノンレム睡眠が短い動物といわれています。

また、元々は野生動物だった猫は、常に危険と隣り合わせで生きてきたので、深い眠りにつくことは少なかったことも関係してくるのかもしれませんね。

実際に野良猫と家猫では、ノンレム睡眠で眠っている時間に大差が出ることだと思います。

ノンレム睡眠時の猫は、以下のような状態で眠っていることが多いです。

・身体を投げ出して眠っている
・呼んだり触ったりしてもあまり反応しない
・起こそうとしてもなかなか起きてくれない

このような状態は、安心しきって眠っている猫に多く見られる姿とも言えるでしょう。


猫が寝ている時に見られる行動は?

レム睡眠とノンレム睡眠の際に見られる行動の他にも、猫は寝ているときに色々な行動を見せてくれます。

猫が寝ているときに見せてくれる行動には、どんな意味が込められているのでしょうか?

◆お腹見せて寝ている(ヘソ天)

基本的に猫の寝ている姿で思い浮かべるのは、前足を折りたたんだ状態の香箱座りが一般的ですよね。この姿で目を閉じていたら、眠っているのかな?と思う方も多いでしょう。

ですが、中にはお腹を見せて仰向けの状態のヘソ天で眠っている猫も!

お腹は猫の急所となり、警戒心の強い猫はお腹を見せることがほとんどありません。
このような行動をとってくれるのは、飼い主さんを信頼し、安心安全な環境であることを物語っています。

心を許してくれているからこその行動と言えるでしょう。

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◆喉笛(ゴロゴロ音)を鳴らしている

猫は嬉しいとき、気持ち良いとき、甘えたいときなどに喉をゴロゴロと鳴らします。寝ながら喉笛を鳴らしているのなら、気持ちよく眠っている証拠です。

もし猫がこのような行動をしていたのなら、邪魔せずそのまま寝かせてあげてください。

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◆飼い主さんに添い寝をする

猫が飼い主さんに添い寝をしてきてくれる行動は、眠るときも一緒に居たいという気持ちの表れです。

他にも甘えたい気持ちや、体温調整などの目的もあるようですが、何はともあれ気持ちを許してくれているのが明確なので、とても可愛いですよね。

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猫の快適な睡眠環境を整える工夫は?

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私たち人間は、質の高い睡眠に拘るために、布団を干したりシーツを新しくしたりなど、手間を惜しむことはありません。猫にとっても眠る環境を整えてあげ、質の良い睡眠を提供してあげたいと思う飼い主さんも、少なくはないはずです。

どんな環境が猫にとって快適と言えるのでしょうか。

◆家の中にお気に入りの場所をいくつか用意しておく

お気に入りの毛布やベッドなどをいくつか家の中に用意しておくことによって、猫はそのときの気分で寝床を選ぶことが出来ます。

猫は自分のニオイや飼い主さんのニオイがついた物の傍で眠ると、とても安心するのです。

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◆部屋の温度を調整する

猫の平熱は38度前後と高く、毛に覆われた身体の体温調整はなかなか大変です。そのため、夏であれば暑すぎず、冬であれば寒すぎない室温調整が望ましいのです。

猫の様子を観察して、快適な室温にすることを心掛けてあげましょう。

◆陽の当たる場所を提供する

昼間にしか出ない太陽の光は、猫にとっても貴重な光とも言えます。

日向で光を猫が浴びるのは、ただ暖かいからという理由だけでなく、紫外線にあたることによって、ビタミンDを効率よく吸収しているのだそう。

そのため、日中はしっかりと猫が日向で眠ることが出来るように、陽の当たる場所にクッションやベッドを用意しておくと良いでしょう。

◆静かな環境を整える

猫が眠っている時間の中でほとんどの睡眠は、浅い眠りのレム睡眠です。

そのため、部屋の中が騒がしいとそっちに意識がいってしまい、すぐに目を覚ましてしまったり、気が散ってしっかりと眠ったりすることが出来なくなってしまうのです。

静かで落ち着ける空間を心掛け、快適な睡眠環境を整えてあげてくださいね。


まとめ

確実とは言い切れませんが、猫は限りなく夢見る動物に近いことが分かりました。

夢を見ているのであろう行動の数々は、「どんな夢をみているのかな?」「こんな動きをしているからきっとこんな夢を見ているんだろうな」などと想像が膨らんでしまうことでしょう。

ただ、私たちは猫が実際に夢を見ているのか、どんな内容なのかを知ることは出来ません。
私たちが猫の睡眠に対してしてあげられることは、快適な環境を整えてあげることぐらいです。

快適な睡眠は長生きの秘訣とも言えるので、猫が健康で幸せに暮らせるように、睡眠に快適な環境づくりを徹底してみてはいかがでしょうか。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。

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