ラグドールは甘えん坊!子猫から成猫まで飼い方を徹底解説

2019.07.25

ラグドールは甘えん坊!子猫から成猫まで飼い方を徹底解説

甘えん坊で人懐こく、飼い主に従順な性格のラグドール、近ごろ人気が高まっています。そんな人気のラグドールですが、1歳を過ぎてもまだまだ成長を続ける猫ちゃん。子猫から成猫にかけて、どんな飼い方をすべきか徹底解説していきます。

あどけなさが残る生後2~3か月の頃

ラグドールの子猫

生後2~3か月の頃は、オスが1~2.5キロほど、メスが1~2キロほどの体重が平均的なラグドール。成猫になると大きいと言われるラグドールも、この頃はそれほど大きいとは感じませんよね。

おそらく、この性格的にもあどけない子猫の時期に家族に迎えるという人が多いかもしれません。

子猫真っ盛りの頃のラグドールの飼い方について見ていきましょう。

◆食事を切り替えていこう

生後1か月を過ぎた頃になると、ラグドールの子猫には乳歯が生えてきます。「ミルク以外のフードを食べられる」というサインです。歯を使って「噛む」ことで、アゴの力が鍛えられますので、これから長く自分の歯で食事ができるように考えてあげたいものですね。

乳歯がそろってきたら、フードを切り替えてあげましょう。いわゆる「離乳食」として、徐々に粒状のフードに慣れさせていくことになります。

ただ、今まで食べ慣れていた液状の食べ物から、いきなり固体のフードにすると、ラグドールは戸惑うかもしれません。それに、食べたことがないものが体に入り、下痢を引き起こすことも考えられます。

徐々にならすのがポイントなので、「今までの食事に粒状フードを1割混ぜる」くらいからスタートし、期間をかけて切り替えるのがおすすめです。

また、乳歯が生えてきたとはいえ、硬いドライフードは歯に負担がかかります。乾燥した「ドライフードのまま」ではなく、水を含ませふやかせた柔らかいドライフードを与えるようにしましょう。

アゴを使うのが大事なので、ふやかしつつも噛み砕ける固体も残します。

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◆ワクチン接種のタイミングに注意

お母さん猫からの母乳で抗体を受け継ぎ、生後2か月くらいまではそれが保たれています。抗体は「ウイルスや細菌が原因となる病気をシャットアウトする」働きをするので、子猫を外界からの感染症などから守ってくれるものです。

ただ、多くの子猫の場合、生後2か月くらいで抗体が消滅していきます。そこで、重要なのがワクチン接種です。

生後2か月くらいに第1回目、その1か月後に第2回目と、子猫の頃に2回のワクチン接種をすることで免疫がつきます。その後は、年に1回ワクチン接種していくのが望ましいです。

実は、動物愛護法の関係で、生後56日過ぎなければ子猫の引き渡しができないことになっています。そのため、ペットショップやブリーダーからラグドールの子猫を迎えるときには、すでに第1回目のワクチン接種が終わっていることも。

接種時期がダブることのないよう、入手先からきちんと説明を受けて迎え入れるようにしましょう。

また、2回目のワクチン時期もいつ頃がいいのかアドバイスを受けておくと安心ですね。

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◆家族に迎えたら早速しつけをしよう

一般的に、2~3か月の頃は「社会化期」と言われ脳が発達していく時期。さまざまなことを学習し覚えていける頭脳を持っています。

性格面の変化としては、好奇心旺盛で新たなことにチャレンジする精神が備わっているので、しつけをするのにピッタリなタイミングと言えるでしょう。

ペットショップやブリーダーから迎えた場合、母猫と兄弟猫と離れているので、社会化について独自で学ぶことができません。そのため、飼い主さんが代わりとなって、しつけていきましょう。

どれぐらいしつけをしていくかは、ラグドールの個別の性格によります。甘えん坊、しっかり者、さびしがり屋、性格を見極めてしつけをしていきましょう。

トイレや爪とぎなど、身の回りのことを教え込むことはもちろん、飼い主さんがコミュニケーションを密に取って「人との触れ合い」に慣れさせるのも大切です。飼い主さん以外の人間を見せたり、触れ合わせたり、ほかの人間の声や何かの音を聞かせたりと、「視覚・聴覚」からたくさんの経験をさせてください。

この時期に、飼い主さんだけでなく、ほかの人間とのコミュニケーションが多いと性格は人懐っこい性格になります。

また、「可愛いから許そう」としつけを何もせずに放任主義で育てた場合、自分が一番偉いと勘違いして凶暴な性格になってしまうことも。ラグドールの行動の一つ一つに目を向け、「良いこと」「ダメなこと」について愛情を持って教えていきましょう。

家族に迎え入れた段階から、早速しつけをスタートです。


4~6か月頃はヤンチャ盛り

おもちゃで遊ぶラグドール

生後半年近くになるラグドールは、オスが3~4.5キロほど、メスが2~4キロほどといった感じ。体重が増え、運動能力も高くなって「ヤンチャ盛り」といったところですね。

◆ドライフードを食べさせよう

生後5~6か月になると、乳歯が永久歯に生え変わります。カリカリのフードも食べる準備ができたということです。

今まで「水を含ませたドライフード」「ウェットフード」で柔らかい食べ物でしたが、永久歯が揃うころにカリカリのドライフードを食べられるようにしていきましょう。

ただ、乳歯のときと同様、急にカリカリフードを与えことはやめましょう。全体の1割程度を目安に硬いフードを混ぜるようにし、数週間から1か月くらいでふやかさない状態の「そのまんまドライフード」に移行していくのが理想です。

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◆留守番について

一般的に、犬と比べると留守番が得意と言われている猫。ただ、ラグドールは「飼い主さんに甘えたい」という気持ちが強いので、長い時間の留守番は苦手に感じるようです。

1人暮らしでもラグドールを飼うことはできますが、帰宅後に寂しい気持ちを吹っ飛ばすようにたくさん愛情を注ぎましょう。

また、留守をするなら気をつけたい部分も…。成猫になるとおっとり系になるラグドールでも、この時期にはさまざまなことに興味を持ち、動き方も活発です。飼い主さんの留守中に、誤食や誤飲、不意の事故などの可能性が大きい「目が離せない時期」かもしれません。

特に、子猫の口におさまるような小さいものは大変危険です。留守番時には、ラグドールの行動範囲内から撤去しておきましょう。

また、配線コードが絡まる、物が落ちてくる、浴槽内でおぼれてしまう…など、好奇心の旺盛さが思わぬ事故を招くかもしれません。

留守番をさせるとき、「食事や温度」はもちろんのこと、「事故が起きないように」を考慮して、環境も整えておきましょう。

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生後6~12か月は成猫へ近づけた飼育

キャットタワーの上のラグドール

生後半年を過ぎたころには、ラグドールはとても大きくなってきます。オスは3.5~7.5キロ、メスは3~5キロと平均的な猫よりも大きめに成長していく頃です。

◆避妊や去勢手術も考える

この頃には、「大人への階段」をいっきに駆け上る時期とも言えます。メスの方が早熟で、生後半年を過ぎたころには発情期を初めて経験する子もいます。オスはちょっと遅く、生後9か月くらいからメス猫に反応するようになるようです。

「子孫を残すかどうか…」「手術によってどんな効果があるのか」など、総合的に考え、飼い主さんの判断で、避妊手術および去勢手術を考えていきましょう。

◆完全室内飼いが理想的

ペットとして飼われている猫の寿命は、近年はだいぶ長めになってきています。

その理由のひとつが「室内だけで飼われている猫が多い」というもの。外に出て感染症をもらって病気になること、野生猫たちとのケンカによるケガ、不慮の事故のリスクなどを防げるからです。

ラグドールは成猫になるとおとなしく落ち着きますが、生後1年未満の頃には好奇心旺盛で何事にも興味を持ち、活発です。飼い主さんが「完全室内飼いをしよう」と心に決めても、脱走を試みることも。

家の人が玄関を開けた隙を狙って、外に出ようとすることもあります。脱走できないような工夫が必要かもしれませんね。

外に興味を持っている猫ちゃんに外を体験させたい気持ちもあるかもしれませんが、病気や事故のリスクを考えると家のなかだけで生活させてあげたほうがいいでしょう。


成猫になったらどんな飼い方をすべき?

生後12か月を過ぎてもかなり緩やかではありますが成長していきます。

◆まだまだ成長中!

ラグドールのような大型の猫は、生後1年を過ぎても成長が続きます。2~3歳まで成長が続くラグドールは多く、なかには「4歳まで体重が増え続けた」というケースもあります。

そもそも、ラグドーは生後12か月頃にはすでに一般的な猫よりも大柄で、「少しずつ増える」というイメージです。

ただ、個体差があるので「ラグドールなのにそれほど大きくならない」というケースもあるでしょう。極端に体重が増えない、あまり食欲がない、元気がないなどの場合には、なにか病気が隠されていることも考えられます。

定期的に体重を測り、体調で気になる点があればメモをしておくのがおすすめ。愛猫の体調で気になる点があれば、獣医師に相談してみるのもいいでしょう。

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◆体重が重いからこそ気をつけたいポイント

体重が増えるのは、ラグドールの描種としての特徴から普通のことです。しかし、もふもふな被毛に隠れて「実は肥満」というケースもあります。

ときどきはボディチェックで「ぶよぶよしていないか」と無駄なお肉の確認しておきましょう。

◆キャットタワーは安全性を重視しよう

そもそも運動が苦手なラグドール。体重が重いこともあって、自分から積極的に動こうとしないかもしれません。

家のなかであちこち動き回るより、飼い主さんの近くで緩やかな時間を過ごす方がお好みのようです。

そんなラグドールの運動不足解消アイテムとして、キャットタワーの購入を考える飼い主さんもいるかもしれません。

購入時の注意点としては、10キロとズッシリと重く成長したラグドールが転ばないような「安定性」を重視することです。運動オンチなラグドールに不安定な構造のものを選ぶと、グラグラと大変危険です。着地に失敗する可能性もあるので注意しましょう。

そもそも、穏やかな性格なので、キャットタワーはそれほど高さのあるものは必要ないかもしれません。

市販のキャットタワーはたくさんありますが、くれぐれも安全性にこだわったものを選んであげてくださいね。


すべての時期を通して注意すべき点とは?

ラグドールはとても甘えん坊な性格です。飼い主さんに構われない日々が続くと、孤独に感じてしまうでしょう。

ストレスで体調を崩さないように、適度なスキンシップやコミュニケーションをとってあげてくださいね。

また、食事に関する注意も必要です。ラグドールが大きく育つように、たくさんごはんを食べさせたいと考える飼い主さんも多いかと思います。

ただ、年齢を無視してごはんを大量に与え過ぎると肥満になるリスクしかありません。「大柄で健康的」が理想ですが、「筋肉よりもぜい肉ばかり…」だと不健康ですよね。それに、つき過ぎた脂肪が気管を圧迫し、呼吸器に影響が出るケースもあります。

月齢に合わせて食事の量をコントロールしましょう。

また、栄養不足で成長が阻害されることもあります。子猫期から成猫期、シニア期…と、ラグドールの一生を通じて、「栄養」に配慮した食事をさせてあげましょう。


まとめ

ラグドールは基本的に、甘えん坊な性格で飼いやすい猫ちゃんと言われることが多いです。手がかからないようにも思えますが、実は気をつけるべき点もたくさん。ラグドールの幸せのために、飼い主さんが飼い方のポイントを覚えておくのは大事なことと言えるでしょう。

全時期を通じて、健やかに育つような「栄養管理」、肥満にならないように「体重管理」、ストレスを抱えないような「コミュニケーション・スキンシップ」を重視した飼い方を心がけてみてくださいね。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。


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