猫が首輪を嫌がる理由と対策法について

2019.07.30

猫が首輪を嫌がる理由と対策法について

ペットショップに行くと、色とりどりの可愛らしい猫の首輪に、目を奪われてしまうことはありませんか?しかし自由を好む傾向の動物である猫は、拘束されるようなアイテムを身に着けられることを極度に嫌がることがあります。なるべくなら嫌がる思いをさせたくないところですが、猫に首輪をすることによって、何かメリットがあるのでしょうか? 猫に首輪をつける必要性と、首輪を嫌がったときに出来る対策法についてご紹介します。

【目次】

猫に首輪をつける必要性とは?

首輪をした2匹の猫

猫が嫌がるような物をわざわざ着ける必要はないように思えますが、猫に首輪をする必要性はあると思いますか?

「着けるとおしゃれだから」「可愛いから」など着ける理由は人それぞれですが、ちゃんとした必要性も存在するのです。

首輪をするメリットには、次のようなものが挙げられます。

◆飼い猫と知ってもらうため

猫はとても自由な思考の動物なので、たとえ完全室内飼いであったとしても、隙を見つけて外に脱走してしまうなんてこともよくある話ですよね。もちろん家と外の出入りを自由にしている猫ちゃんも、多く存在していることでしょう。

愛猫が毎回当たり前のように帰ってきてくれると信じていても、急に帰って来てくれないときがいつ訪れても不思議ではありません。

もしかしたら他の猫のテリトリーに入ってしまって、逃げた先がどこか分からず迷子になってしまったり、事故にあったりしているかもしれません。帰りたくても帰れない理由があったとしても、飼い主さんが知る手立てははっきり言ってありません。

しかし、誰かが保護してくれた時や野良猫の中に紛れ込んでしまった時に、首輪を着けていれば「飼い猫」として認識してもらうことが出来るのです。

更に首輪に連絡先が書いてあるのであれば、連絡をもらうことも可能ですよね。

「備え有れば憂い無し」という言葉の通り、最悪の事態も事前に準備しておくことによって、回避出来るかもしれないのなら、首輪をする必要性は高いと言えるでしょう。

◆災害のときにも役立つ

生きていく中で備えておかなければいけない準備と言えば、災害時の備えですよね。

愛猫が首輪に慣れていればリードを着けて逃げ出さないように出来ますし、万が一逃げ出してしまっても首輪が着いていれば飼い猫として認識してもらえます。

たとえ離ればなれになったとしても、再会出来るチャンスを残すことが出来るのです。大切な家族ですから、後悔は残したくないですよね。

◆エリザベスカラーや包帯の練習になる

首輪に抵抗が無くなれば、病気や怪我をしたときに着けるエリザベスカラーや包帯を巻く際にも、そこまで拒絶反応を示さなくなります。

普段から身に着けることによって、身体に何かを着けられることに慣れていってくれるので、トレーニングを目的として首輪を着けてみるのも良いかもしれませんね。

◆ノミダニ予防の首輪をするため

外の出入りを自由にさせている猫ちゃんであれば、感染症や寄生虫対策をしなくてはいけませんよね。野良猫からノミを貰ってくることも多いので、ノミ除け対策も万全にしなくてはいけません。

ノミの駆除を目的としたノミ除けの首輪が販売されていますが、首輪を嫌がる性質の子であれば、間違いなく着けてくれないことでしょう。

ちゃんとした理由があって首輪を着けてほしくても、首輪に抵抗があって着けることが出来ないのであれば、話になりませんよね。

普段から首輪に慣れさせておくことは、後のメリットに繋がるようになります。

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猫が首輪を嫌がる理由は?

首輪をした猫

猫に首輪をする必要性があることは分かりましたが、実際に着けようとすると、嫌がる猫はとても多いですよね。

普段から慣れてもらうためにも、飼い主さんとしてはどうにか着けてもらいたいところですが、なぜ猫はそこまで首輪を嫌がるのでしょうか。

◆拘束されることが大嫌いだから

猫は自由気ままな性格をしている動物です。好きなときに寝て、好きなときに飼い主さんに甘える。でも飼い主さんが遊びたいときには全く無視…なんてことは日常茶飯事ですよね。

猫はしっかりとした意志を持っているので、拘束されることが大嫌いです。

犬と違って洋服を着せられることも猫は嫌がりますので、首輪に不快な感情を覚えてしまうのかもしれませんよね。

◆恐怖やストレスを感じているから

猫は初めて目にするものなどは、入念にチェックして安全を確かめる性質を持っています。

そのため、初めて目にする首輪を安全かどうか分からない状態で首に巻かれてしまうと、恐怖心やストレスを感じるようになってしまうのです。

それが前足の爪で引っかけても取れない、噛み千切ろうとしても口が届かない、となるとパニックに陥ってしまうことでしょう。

特に成猫になってから首輪を着けようとすると、拒絶反応を起こす子が多いようです。

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◆鈴やリボンなどの装飾が気になるから

首輪にはリボンや鈴などの、可愛らしい装飾品が付いていることが多いですよね。

飼い主さんとしては、愛猫の可愛い姿が見たい!という思いから可愛らしい首輪を選ぶことと思いますが、猫にとってそのような装飾品はおもちゃの対象になりやすいです。

自分の首にヒラヒラと動くリボンや、チリンチリンと鳴る鈴が付いていたとしたら…猫の性格からして気になってしまいますよね。

気になって仕方ないのに自由も奪われて遊ぶことが出来ないとなると、ストレスが一気に溜まってしまい、首輪を嫌がるようになってしまいます。

◆素材が皮膚に触れるから

猫の皮膚は弱く、その皮膚を守るために全身が毛で覆われています。

首輪は硬めの素材(ナイロンや合皮など)で作られていることも多く、ベルト部分に金属の金具が付けられていることも多いです。

そのため、そのような素材や金具が皮膚に触れれば、神経質な猫は刺激として敏感に反応してしまうのです。

刺激以外にも痒みや痛みとして感じてしまうことがあるので、このようなことからも首輪を嫌がるようになってしまうのでしょう。

◆鎮静反応を起こしているから

首輪をするとびっくりしたような表情で、動かなくなってしまう猫ちゃんも居ます。

この反応は子猫のときの名残で、母猫に首を噛まれて運ばれた記憶によってよみがえっているのでは、と考えられます。首筋を母猫にくわえられた子猫はその際、身体を丸めて声を押し殺す鎮静反応を示します。

首筋を噛まれるほどの刺激は感じないにしろ、首筋に違和感があることには間違いがないので、動かなくなってしまうのかもしれません。


猫が首輪を嫌がる時の対策は?

首輪をした猫

首輪を嫌がる猫はとても多いですが、それでも愛猫に首輪を着けたい!と思う飼い主さんは少なくないことでしょう。

猫が首輪を嫌がるときは、どんな対策をすべきなのでしょうか。

◆子猫のときから首輪をする

成長途中である子猫のときから首輪をすることが、有効的と言えるでしょう。好奇心が強く警戒心が確立されていない状態の子猫であれば、首輪をすんなりと受け入れてくれます。

中には好奇心が勝っておもちゃにしてしまう子も居ますが、基本的には首に巻かれても嫌がることなく着けてくれるはずです。

◆シンプルなデザインの首輪を選ぶ

最初から装飾の付いたデザインのものは、あまりおすすめ出来ません。初めての首輪なら、まずはシンプルなデザインの商品を選ぶようにしましょう。

そして首への負担を無くすために、素材が柔らかくて軽いものを選ぶのが理想的です。

既に装飾の首輪を購入していた場合は、まずはその首輪を着ける前に、緩めのヘアゴムなどで慣らしてあげるのも良いですよ。

◆まずは首輪に慣れてもらう

首輪は購入したらすぐに愛猫に着けるのではなく、そのまま愛猫の前に置いて安全であるかどうかの確認をしてもらいましょう。

購入時に商品特有のニオイが付いていて警戒されるようなら、洗える素材であれば一度手洗いをしても良いかもしれません。

少しでも首輪に自分のニオイが付けば、警戒心は薄れていきます。

◆時間をかけて首輪を着ける

首輪に愛猫のニオイが付いたから、すぐに装着…とはせず、なるべく愛猫がリラックスしているときに着けてみましょう。その後に嫌がる素振りを見せたのなら、すぐにお気に入りのおもちゃで遊んであげてください。

遊ぶことによって気持ちがおもちゃに向かうようになるので、首輪が首に着いていることへの違和感が薄れていきます。

おもちゃで遊び終わって嫌がるようならすぐに外すようにし、その後にご褒美のおやつをあげても良いかもしれません。

これらの行動を何度も繰り返し、時間をかけて首輪を着けるようにしましょう。


まとめ

飼い主さんと愛猫がずっと一緒に居られるように、安心するための準備として首輪をすることは必要性が高いように思えました。

しかし中には嫌がる子も多く、着けるのに苦労されている飼い主さんは少なくないのではないでしょうか。

猫が首輪を嫌がる理由には対策可能なものが多いので、愛猫の負担にならないように手順を踏まえて首輪に慣れさせてあげてください。

そして嫌がることなく首輪を着けてくれれば、安心が得られる上に可愛く新しい表情を見せてくれることでしょう。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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