猫の爪とぎにはダンボールがおすすめ?素材別の特徴や手作りの仕方も

2020.12.12

猫の爪とぎにはダンボールがおすすめ?素材別の特徴や手作りの仕方も

猫が一生懸命に爪を研ぐ姿は愛らしいものですが、家具や壁を傷つけられるのは困りものです。しかし、猫の爪とぎは、武器である爪を鋭く保ったり、マーキングをしたりと、様々な意味を持つ本能的な行動なので、やめさせることはできません。猫が好む爪とぎを置くことで、思い切り爪を研がせてあげましょう。今回は、多くの猫が好むダンボール製の爪とぎについてご紹介するとともに、素材別の特徴もまとめました。

猫の爪とぎの必要性

木の柱で爪を研ぐ猫

そもそも猫は、なぜ爪を研ぐのでしょうか?

◆爪を鋭く保つ

猫の爪は、薄い層が何層にも重なった構造をしています。
爪とぎは、外側の古くなった層をはがし、爪を常に鋭い状態に保つ役割があります。
狩猟をして食べ物を得ていた猫にとって、爪は狩りをするための大切な武器です。
また、獲物を待ち伏せしたり、危険から身を守ったりするために、木に登るにも鋭い爪が必要でした。
ペットとなった今も、その習性は残っているので、爪とぎが欠かせないのです。

◆マーキング

猫の肉球には、強いニオイを発する臭腺(アポクリン腺)があります。
爪とぎをするときに肉球をこすりつけることで、自分のニオイをつけ(マーキング)、自分の縄張りであることを主張しているのです。
また、爪痕をつけることでも、縄張りを主張しています。
飼い主さんの脚などで爪とぎのようなしぐさをするのは、ニオイつけをして、「飼い主さんは自分のもの!」と主張しているとも言われます。

◆ストレス発散

猫は、ストレスや葛藤を感じた時、気持ちを落ち着かせるために爪を研ぎます。
これを「転移行動」と言います。
無理に抱っこされたり飼い主さんに叱られたりと嫌なことをされたときや、高いところに飛び乗ろうとしたときに失敗した場合などに見られる行動です。

◆リラックスやストレッチ

猫は、朝起きた時に爪とぎをすることが多いです。
これは、寝起きのストレッチ(伸び)の意味があります。
また、遊んでいて興奮してしまった時に、気持ちを落ち着かせるために爪とぎをすることもあります。
飼い主さんが帰宅したときや、新しいおもちゃを貰った時などに、嬉しい気持ちを表現するために爪とぎをするとも言われます。

◆自己アピール

他の猫が傍にいるときに爪とぎをするのは、自分の存在をアピールしているのだと言われています。
外で暮らす猫では、他の猫がいるときの方が爪とぎの頻度が高くなったという観察結果が報告されています。
また、飼い主さんが他のことをしている時に近くに来て爪とぎをすることがあります。
これは、「自分に注目して!」「遊んで!」というアピールだと言われています。
愛猫が傍に来てこれ見よがしに爪とぎをしたら、ぜひ遊んだり構ったりしてあげてください。

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なぜ猫は、爪とぎをするのでしょうか?そして壁やソファなどで爪とぎをされないためには、どんな爪とぎを選んであげれば良いのでしょうか?

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猫の爪とぎの素材

市販されている爪とぎは、主に以下の素材でできています。
猫それぞれに好む素材が異なるので、ぜひ愛猫が好む素材を見つけてあげてください。

◆ダンボール製

爪とぎの中でも定番と言える素材が、ダンボールです。
目が細かい段ボールでできていて、爪が引っ掛かりやすく爪とぎがしやすいのが特徴です。
デザイン性も高く、いろいろなタイプのものがあります。
比較的安価で購入しやすく、猫が好みやすいので、初めての爪とぎにはダンボール製がおすすめです。
とぎカスが出やすいのが難点ですが、最近は、強化ダンボール製でほとんどとぎカスが出ない商品もあります。

◆カーペット製

壁に貼ったりソファーの背もたれや肘掛けに被せたりして、使うことができます。
爪を研いでほしくない場所を覆うのにも、便利です。

◆木製

木材にギザギザの刻み目が入っており、このギザギザで爪が研げる仕組みです。
とぎカスは出ますが、耐久性が高いので、元気があり力の強いオス猫にもおすすめのタイプです。
他の素材に比べて高価ですが、長く使えるので、コストパフォーマンスはそれほど悪くありません。

◆麻製

麻の紐をポールや板に巻き付けた商品が主流ですが、マット状のものもあります。
麻の繊維の隙間に爪を引っかけて研ぐ構造で、といだ時の感触が木に近いため、猫が好む素材です。
頑丈でとぎカスがあまり出ないので、掃除もしやすいです。
開封してすぐは、麻特有のにおいがして、猫が近づかない場合があります。
その場合は、マタタビなど猫が好む匂いをつけてあげると良いかもしれません。


猫の爪とぎの形

爪とぎの陰から様子をうかがう子猫

◆ポールタイプ

柱状で、麻製の紐が巻き付けられたものが主流です。
背中を伸ばして爪を研ぎたい子におすすめのタイプで、キャットタワーにも使われています。
また、おもちゃがついている商品もあり、爪とぎ器に興味を示さない子や爪とぎを始める頃の子猫の興味を向けさせるのに向いています。

◆スタンディングタイプ

主に壁に沿って設置するための自立性のあるタイプで、背中を伸ばして爪とぎをする子におすすめです。

◆ソファータイプ

ソファーのように、猫が上に乗ってくつろぐことができるタイプです。
一般に、座面部分や背もたれ部分が爪とぎになっています。
ソファーそのもののデザインの商品もあり、インテリア性の高いものが多いです。

◆ハウスタイプ

猫が入ることができる箱型やハウス型で、中で爪を研ぐことができるタイプです。
デザインは様々で、テレビや車などユニークなものもあり、飼い主さんの遊び心をくすぐります。
ハウスの上や外側も爪とぎ器になっている商品もあります。

◆ベッドタイプ

猫がゆったりと寝ることができる形状で、ベッドそのもののデザインのものや、猫が好むボウル型やサークル型のものがあります。


ダンボール製の爪とぎのメリット

段ボール製の爪とぎは、他の素材の商品より種類が豊富です。
デザイン性も高く、インテリアとして楽しめるものもあります。
また、他の素材に比べて、比較的安価なものが多いので購入しやすいのも、嬉しいポイントです。
さらに、ダンボール製を好む子が多いので、初めての爪とぎにはダンボール製のものがおすすめです。
柔らかめの縦目段ボールと硬めの横目ダンボールがあるので、猫の好みを知ることもできます。
使用後は、可燃ゴミとして出すことができる点でも扱いやすいです。

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ダンボールを使った爪とぎを自作したい

段ボール箱で遊ぶ猫たち

ダンボールを使うと、愛猫に合わせた爪とぎを簡単に作ることができるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

◆用意するもの

ダンボールは、通販などの箱を再利用したり、量販店で貰ってきたりするといいでしょう。
ダンボールを切るためのはさみやカッター、貼り合わせるための両面テープや接着剤を用意します。
段ボールむき出しでは部屋の雰囲気を損なうので、お好みの包装紙や柄付きのテープを用意しましょう。
カットする段ボールや包装紙の大きさを揃えるために、定規とペンもあるといいでしょう。

◆作り方

サークル型

細長く切った段ボールをくるくる巻くと、サークル型の爪とぎを作ることができます。

(1) 愛猫の大きさに合わせて、爪とぎの高さを決めます
(2) 決めた高さの幅に、ダンボールを細長く切っていきます
(3) 両面テープで貼り合わせながら、円形になるようにダンボールを巻いていきます
(4) 愛猫が乗れる大きさまで巻いて、外側には包装紙などを貼ると見た目もおしゃれに

平置き型

子猫や小柄な子には、靴箱を使った平置き型の爪とぎもおすすめです。

(1) ダンボールを、靴箱のサイズにカットします
(2) カットしたダンボールを両面テープや接着剤などで、靴箱にピッタリ収まる大きさまで貼り合わせます
(3) 貼り合わせたダンボールを靴箱に入れて、箱の外側には包装紙などを貼りましょう


おすすめのダンボール製の爪とぎ

◆FADスクラッチャー

FADスクラッチャー クロス マルチ

X(クロス)型とラウンド型の2種類があります。
どちらも丈夫なダンボール製で、8㎏まで対応しています。
X型は、表と裏を組み合わせれば最大8面使えるので、経済的。
使わない時には、重ねてコンパクトに収納できるのも嬉しいポイントです。

FADスクラッチャー ラウンド マルチ

ラウンド型は、猫の体にピッタリとフィットするボウル型で、爪を研ぐだけではなくリラックスして過ごす場所にもなります。
どちらもポップな色で、お部屋のワンポイントにもおすすめです。

◆ガリガリシリーズ

ガリガリウォール スクラッチャー

ガリガリシリーズには、縦型のウォールタイプ、円形のサークルタイプ、すり鉢状のスクラッチャータイプ、ソファータイプがあります。
ウォールタイプは壁に沿って設置するタイプで、高さは70cmと90cmの2タイプがあり、大きな子でもしっかりと体を伸ばして爪を研ぐことができます。
側面と底面に仕切りがついていて、とぎカスが飛び散りにくく、お掃除が楽です。

ガリガリサークル インテリア ダルブラウン

サークルタイプは、底面が硬質(横目)、側面が軟質(縦目)の段ボールになっています。
全面が爪とぎになっていて、丸くなって爪を研ぐことも、中でゆっくり寝ることもできます。

ガリガリディッシュ スクラッチャー インテリア

スクラッチャータイプは、猫の体にフィットする角度のすり鉢状で、爪とぎとしてもリラックススペースとしても使えて、リフィルもあるコスパの高い製品です。
サークルタイプとディッシュタイプは、中で爪を研ぐ形なので、とぎカスが外に散らばりにくいのも嬉しいポイントです。

ガリガリソファ インテリア

ソファータイプは、全体に曲線で構成されていて、猫がくつろぐことができます。

ミニは、子猫のうちから爪とぎ習慣をつけるのにおすすめです。
どのタイプも、サイズ展開が幅広く愛猫の体格に合わせることができます。
インテリア性の高いカラーもあり、お部屋に合わせて選べます。

◆ニャンコロビー

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爪とぎとおもちゃが一体になった商品です。
ボックス、サークル、ウェーブの3タイプがあり、ウェーブは爪とぎ部分を裏表使うことができ、交換もできるので経済的です。
鈴入りのボールとキャットニップ入りのボールはカラフルで、猫の興味をひきつけます。
ころころ転がるボールを追ったり、転がしたりして遊び、爪を研いでリラックスもできる優れものです。

◆バリバリボウル、ベッド

バリバリボウル

バリバリボウルは直径40cmのすり鉢状で、大型の子でもゆったり寝ることができます。
猫のことを考えたグッズで人気のある猫壱の商品だけあり、素材は段ボールとトウモロコシ糊のみで安心です。
土台の中には、綺麗なすり鉢を支える脚があり、猫が乗っても形が崩れることがありません。
爪とぎ部分は裏表を使うことができ、交換パーツが別売りされているので経済的です。

バリバリベッド

バリバリベッドは、ミニからビッグまで4つのサイズ展開で、子猫から大型猫まで対応しています。
猫の体にフィットする独自の曲線が絶妙で、爪とぎとしてだけではなく、くつろぎ用のベッドとしても猫に人気の商品です。
裏返すと上に乗って爪を研ぐのにちょうどいい形となり、裏表が使えて経済的です。
バリバリボウルもバリバリベッドもインテリア性の高いデザインなので、部屋の雰囲気を損なうことがありません。


まとめ

ダンボール製の爪とぎは、最もポピュラーで、他の素材に比べて安価なので、初めての爪とぎにおすすめです。
また、麻製と並んで、多くの猫が好む点でも、最初の爪とぎとして安心して購入することができます。
ダンボール製の爪とぎは、形状も様々で、インテリア性の高いデザインの商品も多いので、飼い主さんのおしゃれ心や遊び心も満たしてくれるでしょう。
通販などで手に入るダンボール箱を使って手作りすることもできるので、愛猫のために世界で一つの爪とぎを作ってあげるのもいいですね。
爪とぎは、猫の本能に基づいた行動なので、やめさせることはできません。
壁や家具を傷つけられないためにも、猫が思い切り爪を研ぐことができる爪とぎを用意してあげましょう。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。

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