もしかしてウチの子って臭いの?その原因は猫の○○だった!!

2021.05.19

もしかしてウチの子って臭いの?その原因は猫の○○だった!!

猫と一緒に暮らしていると、猫独特のニオイに慣れてしまうせいか「臭い」といったニオイに鈍感になってしまいますよね。 そのような生活環境の中で、愛猫の体臭が気になったときは、何かの病気のサインなのかも気になるところです。 そして体臭以外にも生活臭といったニオイもありますので、飼い主さんとしてはその臭いの原因を追究したいと思うことでしょう。 猫にまつわる臭いには、どんな原因が隠されているのかを考えていきましょう。

【目次】
1.猫の臭いが気になる!考えられる原因は?
 1-1.体臭
 1-2.口臭
 1-3.おしりのニオイ
 1-4.猫のトイレが臭う
2.猫の体臭が気になる場合
 2-1.ブラッシングやシャンプーをする
 2-2.ひどい場合は動物病院に行く
3.猫の口臭が気になる場合
 3-1.まずは動物病院で診てもらう
 3-2.歯磨きなどの口腔ケアをしよう
 3-3.歯磨きおやつを使う
4.猫のおしりのニオイが気になる場合
 4-1.トイレの後にはおしりをチェックする
 4-2.肛門腺絞りをする
5.猫のトイレのニオイが気になる場合
 5-1.こまめに掃除をする
 5-2.トイレ本体や周辺も掃除する
 5-3.大きいトイレに砂をたくさん入れる
6.まとめ

猫の臭いが気になる!考えられる原因は?

モノクロの猫

猫のニオイが気になったのなら、その臭いの原因をまずは考えなくてはいけませんよね。

猫の臭いは大きく分けると「体臭」「トイレ臭」に分類されますので、その臭いの原因を細かく見ていきましょう。

◆体臭

猫は本来綺麗好きでニオイに敏感な動物ですので、その猫自身が臭いとなると本末転倒のような気もしますよね。

そもそも猫は犬ほどシャンプーの必要性がないとも言われていますので、そこまで執拗にお風呂に入れていない飼い主さんも多いことでしょう。

そして汗腺も少ない上に、日々のグルーミングで被毛に付着した汚れを舐めとっているので、基本的に体臭が少ない動物ではありますが、体臭があると感じた場合には猫の体に何かしらの異変が起きていることが考えられます。

分泌物を出す皮脂腺や耳の中など、ケアを怠ると臭いがキツくなることがある上に、病気の可能性も否めないので注意が必要です。

◆口臭

猫が臭いと思った箇所が口元付近だった場合は、口臭を疑ってみましょう。

ほとんどがフードの食べかすによる臭いとなりますが、とくに普段からウェットフードを食べている猫ちゃんは、歯に食べかすが付着し歯石化しやすいと言われています。

歯磨きの習慣がなく、そのまま放置してしまうと歯周病といった病気に発展することがあるので、口臭が気になったときはその原因が何なのかを明確にさせた方が安心です。

ほかにも胃腸や腎臓などの病気などで体調を崩したときに免疫力が下がり、口内炎ができることもあるので、そのようなときにも口臭がきつくなるので、早期発見が治療への近道と言えるでしょう。

◆おしりのニオイ

猫のおしり付近から臭いが発生している場合は、その付近の被毛に排泄物が付着して臭いを発していることがあります。

とくに長毛種の猫ちゃんは日々のケアが重要になってきますので、おしっこやウンチをした後は、必ず拭き取ってあげるといったケアが必要になってきますよね。

また、オス猫の中にはスプレー行為のように、立ったままおしっこをする子も居ます。

タイミングがズレてしまえば、おしりや尻尾の裏におしっこがかかってしまい、臭いが発生することもあるので、スプレー行為をする猫ちゃんには、排泄のあとのケアを怠らないようにしましょう。

ほかにも肛門腺に溜まった分泌物が排出された際にも、独特な刺激臭が発生しますので、定期的にケアをしておくことが大切です。

◆猫のトイレが臭う

猫と同じ空間で生活していると、その生活臭が気になるときがありますよね。

とくに猫のトイレは臭いやすく、掃除をせずに放置してしまうと、どんどんお部屋の中に臭いが充満してしまうことでしょう。

たとえ毎日おしっこやウンチの処理をしていたとしても、トイレ本体に染みついた臭いや、猫砂に付着した排泄物から細菌が繁殖すれば、臭いが強く出てしまうのは当然のことです。

どんなにトイレ周りの清潔を気遣っていたとしても、毎日猫が使用するものなので、普段から意識して掃除をすることを心掛けておきましょう。


猫の体臭が気になる場合

猫の臭いが気になったときには、その原因を追究して、しっかりと対策をすることが大切ですよね。

愛猫の体臭が気になった場合には、どのような対策をしていけば良いのでしょうか?

◆ブラッシングやシャンプーをする

自分自身でグルーミングを行っている猫ちゃんは、基本的には体臭が少ないとされていますが、高齢の猫ちゃんや病気やケガなどでケアができない猫ちゃんなどは、自分でグルーミングができないので体臭が気になることがよくあります。

そのような場合には、飼い主さんがシャンプーやブラッシングを用いて、お手入れの手助けをしてあげましょう。

シャンプーの際には顔や耳の中にお湯がかからないようにし、皮脂腺や汗腺の集まる耳周りや足の裏、尻尾の付け根やおしり付近を中心に洗ってあげてください。

◆ひどい場合は動物病院に行く

飼い主さんが触れることによって、愛猫とのスキンシップが図れる上に、ケガや病気の早期発見にも繋がることがあります。

ケガをして化膿した箇所が臭いの原因になっている場合や、耳垢が溜まって外耳炎を発症している場合など、普段気付かないことにも気付けるチャンスとなりますよね。

そしてシャンプーやブラッシングなどを試みても、臭いがなかなか取れないのであれば、動物病院に連れて行き、しっかりと原因を追究して体臭の発生を防ぎましょう。


猫の口臭が気になる場合

猫のお口のトラブルは、なかなか飼い主さんでは判断しづらいのが現状です。

愛猫の口臭が気になった場合には、以下のような方法で対策をしてみてください。

◆まずは動物病院で診てもらう

口臭の原因が何なのかを、獣医師さんに追究してもらう必要があるので、まずは猫ちゃんを優先的に動物病院へ連れていきましょう。

歯周病が悪化している場合は、歯石除去や抜歯を行うこともありますが、軽度であれば以下のようなケアを行うことによって、臭いが緩和することもあるのでおすすめです。

◆歯磨きなどの口腔ケアをしよう

猫は虫歯ができにくい動物として知られてはいますが、だからといってまったく歯磨きをしなくても良いというわけではありません。

歯磨きをしなければ食べかすが歯に付着して歯石になりますし、そこから臭いを発生させ、症状が悪化すれば歯周病となって猫ちゃんが辛い思いをすることに繋がってしまいますよね。

最近ではペット用の口腔ケアグッズも色々と販売されていますので、愛猫に使用しやすい歯磨きグッズを購入し、定期的なケアを心掛けてあげるようにしましょう。

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◆歯磨きおやつを使う

歯磨きの仕方は動物病院でも教えてもらえますが、口元に触れられることを嫌がる猫ちゃんは多いので、実際にはケアをすることが難しいと感じる飼い主さんも多いことかと思います。

そのような場合には、市販の歯磨きおやつなどを購入し、美味しく食べられながらケアが同時に行えるアイテムを活用してみても良いでしょう。

ほかにも口臭に特化したサプリなども販売されていますので、猫ちゃんの好みに合わせて選んでみるのもおすすめですよ。

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猫のおしりのニオイが気になる場合

猫のおしりが臭いと感じたときは、以下をチェックしてみましょう。

◆トイレの後にはおしりをチェックする

猫も私たちと同じように毎日排泄しますので、トイレットペーパーで拭き取る習性のない猫に対して、汚れていたら飼い主さんが拭き取ってあげる必要がありますよね。

もしトイレの後に汚れが付着していた場合には、ペット用のウェットティッシュなどで、優しく汚れを拭き取ってあげてください。

とくに長毛種の猫ちゃんは被毛に排泄物が絡まりやすいので、毎日のケアを怠らないようにしましょう。

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◆肛門腺絞りをする

肛門腺が原因で臭いが気になる場合には、肛門腺を絞ることによって症状が緩和することがあります。

通常であれば猫がウンチをする際に、肛門腺に溜まった分泌物が一緒に排出されるのですが、猫ちゃんによってはうまく排出できない子も居ますので、その場合には分泌物を絞ってあげなくてはいけません。

肛門を時計の中心と考え、4時と8時を針が指す場所に肛門腺がありますので、下から上に押し出すようにして分泌物を排出させてください。

数か月に1回程度を目安にしての排出が望ましいですが、飼い主さんで行うことが難しい場合には、動物病院に連れて行き、処置をしてもらうようにしましょう。


猫のトイレのニオイが気になる場合

普段から気を付けておきたいのが、生活臭とも言える猫のトイレの臭いではないでしょうか。

猫のトイレ臭が気になり出したら、以下のようなことを心掛けてみてくださいね。

◆こまめに掃除をする

トイレの臭いに対しては、やはりこまめな掃除を普段から心掛けておくことが一番です。

こまめな掃除を心掛けておくことによって、ある程度の清潔が保てますので、どんなに面倒に感じたとしても、最低でも1日1回は掃除をするようにしましょう。

◆トイレ本体や周辺も掃除する

排泄物を片付ける目的の掃除だけでなく、トイレ本体やその周辺の掃除を怠ってしまえば、臭いの原因となってしまうことが多いですよね。

排泄物が付着した猫砂やトイレ本体は、細菌が繁殖する原因となりますし、その汚れが付着した手足で猫は家の中を行き来するので、見えない汚れが原因となって悪臭を放つようになるのです。

トイレの中だけでなく、その周りの掃除も大切となりますので、お部屋の掃除をする際には、猫のトイレ周辺の掃除も念入りにするようにしてくださいね。

◆大きいトイレに砂をたくさん入れる

猫の体に対して小さめのトイレを使用し、猫砂の量も少なく設置している場合には、ニオイがこもりやすく、悪臭を放つペースも早くなってきます。

トイレを大きめにして猫砂をたくさん入れておくだけでも、ある程度の臭いは軽減できますし、猫ちゃん自身もその方が快適に用を足せるのでおすすめですよ。

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まとめ

飼い主に抱っこされる猫

猫が大好きな方であれば、多少愛猫が臭かったとしても、それすらも愛おしいと思ってしまう方は多いことかと思います。

しかしその臭いが病気などの原因になっている可能性も否めませんので、突然ニオイが気になりだしたときは注意が必要です。

そして私たち以上に猫は鼻が利く上にニオイに敏感なので、やはりその原因をしっかりと追究して、ニオイの元を断つ工夫をしなくてはいけません。

猫の臭いに敏感になるということは、猫の健康にも直結しますので、常に飼い主さんは猫の生活環境を清潔に維持することを心掛け、猫ちゃんが快適に暮らせるような手助けをしてあげてくださいね。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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