低気圧のときに見られる体調の変化
小さなころ、台風は稲刈りのころにやってくると大人が言っていましたが、近年では夏にはもう台風が上陸するのが当たり前になってきています。低気圧の代表は台風ですが、もちろんこれだけではありません。雨天であっても曇天であっても、大きさに係らず気圧は変化しているのです。
では、この気圧の変化は、愛犬にどのような影響があるのでしょうか。
犬の体調の変化にはいくつか要因が挙げられていて、月齢の関係や低気圧の影響が多いといわれています。元気な子でもいつもよりおとなしくなるようで、我が家の愛犬がおとなしくなったのは低気圧が関係していたのかもしれません。
他にも、特に健康に問題がない子でも体の表面に痛みが走り鳴き声をあげたり、突然食欲不振になりフードを残してしまうこともあります。他にも、イライラしているような態度だったというケースもあることから、訴え方に違いはあるものの、私たち人間と同じような症状が現れる傾向があるようです。
元気な子がいつもと違う体調の変化を起こしただけでも心配になってしまうところですが、てんかんや他の病気を持っている子たちは低気圧が発作の要因となることがあり得るため注意が必要になります。
気圧の変化を知ることがポイント
それでは、愛犬のために私たちができることを考えてみましょう。
たとえば、事前に気圧が変化しそうだと情報を得たらてんかんなどの病気を持っている場合は、もらっている薬が間に合うか確認をしましょう。さらに健康状態で気になるところがあるなら、早めに獣医に相談するのもいいかもしれません。
次に、私たちは天気予報を見たり聞いたりする機会や手段に恵まれています。雨具の心配をするように、愛犬の様子を気遣ってみてください。
元気な子であっても、薬を服用している子であっても共通していることは、気圧の変化が予想されそうなときほどてんかんなどの発作を起こさない、もしくは軽いものですませられるように最善の注意を払うことがポイントなのです。