犬が嫌がる音、好きな音は何?音を使ったしつけをご紹介!

2020.10.27

犬が嫌がる音、好きな音は何?音を使ったしつけをご紹介!

犬は人間よりもはるかに耳が良いことは知っていますよね。 その聴覚は人間の約4~6倍ともいわれているほど! 人間に聞こえない音をいつも聞いているなんて、どんな世界なのだろうと何だか不思議な感じですよね。 では、犬が人間よりも敏感な「音」ですが、どんな音が好きでどんな音が嫌いかはご存知でしょうか。 犬の好き嫌いの音を利用して行うしつけもありますよ。 ぜひ参考にしてみてくださいね。

【掲載:2017.07.29  更新:2020.10.27】


犬が嫌がる音は?

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犬にとって嫌いな音はあるのでしょうか。

一般的に犬が嫌がる音と言われるのはこの3つです。

    ●予測が出来ない音
    ●嫌な経験をした音
    ●自然界には無い音

では、1つずつ見て行きましょう。

◆予測が出来ない音

予測が出来ない音とは、なんの前触れもないまま、突然大きな音が鳴るものです。

自然の中で起こる雷や、人工的に打ち上げられる花火などが代表的な犬に予測が出来ない音としてあげられます。
人間なら、天気が悪くなってきたから雷が鳴りそうだとか、光ったから後少ししたら大きな雷の音がなりそうなど音がなる「予想」ができますが、犬は大きな音の予想が出来ずに突然大きな音を聞く羽目になります。
花火もドンドンと大きなお腹に響くような音がなぜなっているのか、犬には当然のことながら何が起こったのか理解しがたいものです。
人間でも原因がわからない突然の音にはびっくりしたり不安になってしまうものですよね。
雷や花火の音でびっくりして家を飛び出し、迷子になってしまう犬もいます。

もし雷や花火の音が嫌いな犬なら、飼い主さんは大丈夫だよと声かけをしながら見守ってあげて下さいね。

◆嫌な経験をした音

犬にとって嫌な経験とは、飼い主さんが自分を構ってくれなかったり、自分に危害が加わったりする時の音です。

インターホンが鳴ると吠え続ける犬はいませんか?
これは、予測ができないインターホンの音が鳴る→インターホンに呼び出された飼い主が自分を構ってくれなくなる→知らない人がお家に来るなど、犬にとって嫌な事が起きるきっかけの音になっている証拠です。
犬にとっては、大好きな飼い主さんが自分にかまってくれなくなってしまうのは悲しいことですし、知らない人が勝手にお家に来ると自分の縄張りの中に他人が入るという戦闘モードに切り替わってしまいます。

また、携帯電話の音も同じこと。
お家に知らない人が来る合図ではありませんが、飼い主さんの携帯電話が鳴る音は、長時間大好きな飼い主さんがかまってくれなくなる合図でもあるので、嫌がって吠えてしまう場合もあります。

シャワー嫌いの犬がお風呂の音がするだけで逃げて行ったり、踏切で待っていた時に電車が横切る音が怖くて踏切の音が嫌いになったりします。
犬は苦手だな、嫌いだなと思った場面や環境の音を学習するので、同じことが起ころうとする場合は敏感に反応し、その音が嫌いになります。

飼い主さんが犬のいたずらなどで叱る時の低い声も犬にとって苦手です。
いつもは優しい飼い主さんが「怒って怖いよ~」と思う記憶が低い音とリンクしているので、飼い主さんが低い声を出しただけで机の下に隠れてしまう犬もいるほどです。
低い声で叱られる=嫌な経験だと結びついているのですね。

◆自然界にはない音

犬が野生だった際に聞いていた音は、犬が本能的に好む傾向にあります。
しかし、犬が人間と暮らすようになった今、自然界には無い様々な音が犬の周りの世界にはたくさんあります。

特に恐怖心を感じ嫌いだと思ってしまう自然界には無い音は
・掃除機の音
・ドライヤーの音
・車やバイクのエンジン音
・工事など電動工具の音
上記があげられます。

掃除機やドライヤー、電動工具などの機械音は、スイッチを入れる前に飼い主さんが持つだけで嫌がってワンワン吠えてしまう子もいるほどです。
毎日使う掃除機やドライヤーは、犬にとって嫌な音になりかねませんが、飼い主さんが使うたびに犬に不快な思いをさせてしまうのも考えものです。
車やバイクのエンジン音などはお散歩中に避けることができませんし、過剰に反応を示すと周囲の方への迷惑になってしまう可能性もあります。

特に、社会化期と呼ばれる生後1~3カ月の子犬の頃に様々な音を聞かせるとよいでしょう
社会化期に聞きなれていない音というのは、犬にとっては刺激的で恐怖を感じやすいものです。

また、成犬になってから音に恐怖心をいだくのであれば、少しずつ犬に嫌な音に慣れてもらいましょう。

掃除機であれば、はじめは音を鳴らさずに犬が自由に臭いを嗅いだり触らせてあげたりします。
その後で、一番小さな音量で掃除機のスイッチを入れてみます。
ここで嫌がるようであれば、掃除機のスイッチを切っておしまいにしてください。
少しずつ、慣れるようにしていけば、掃除機はこんな音が出るのだと学習して怖がらなくなりますよ。

同じように、人間と生活する上で出る音が苦手な犬には少しずつ慣れさせてあげて下さいね。
何でも受容が出来る犬の社会化期に様々な生活音を慣れさせておくと、人間と一緒の音がたくさん出る生活に早く慣れてくれますよ。

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犬の好きな音は?

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人間は、心地よい音楽が好きだったり、川のせせらぎの音や小鳥のさえずりの声に癒されたりしますよね。
では、犬にとって安心することのできる音はあるのでしょうか。

犬が好きな音は、人間と同じように個体差があります。
高い音が好きだったり、ゆるやかな音楽が好きだったり。
犬用のヒーリング音楽まで販売されていることも!

しかし、犬の好きな音にはある共通点があります。それは、その音を「その時あった嬉しい出来事と関連付けて」好きになっているということです。

具体的に好きな音をあげてみます。

◆ガサガサとビニール袋を鳴らす音

ビニール袋に入っているおやつを取り出して犬に与えた時、最初に出る音がこのガサガサという音。
犬にとっては、このガサガサという音がした後、美味しいおやつがもらえた!という学習をしている事から、ガサガサというビニールの音がしただけでしっぽをふりふり、嬉しくてたまらないといった表情をします。

◆ご飯をお皿にいれるカラカラという音

ご飯の時間は、犬にとってとても嬉しい時間です。
ご飯だよ~と呼ばれる前に飼い主さんがお皿にご飯を入れるカラカラという音が鳴ります。
犬は、その音が鳴った後は美味しいご飯がもらえる!と大喜びします。

遠く離れた部屋にいても、ご飯だよ~と呼ぶ前には跳んできますよね。
ご飯をお皿に入れるカラカラという音は、犬にとって大好きな音の1つです。

◆散歩の前にリードを取る音

犬は散歩が大好き。
散歩に行くための準備を飼い主さんがしていると、飼い主さんが犬に何も伝えてないのに、散歩?散歩?と飼い主さんの周りを嬉しそうにしっぽをふりふり、キラキラの目で訴えてくることもしばしばです。
散歩に行く時に犬にリードを付けますが、そのリードを手に取った瞬間のちょっとした音も、これから散歩に行く合図だとわかって犬が大好きな音の1つです。
散歩好きな犬はリードなどを準備する音が好きですが、車などでお出かけが好きな犬には、車のカギを取る音も好きですよ。

◆ピッピとなるおもちゃの音

犬が遊ぶおもちゃの中に、鳴り笛入りで噛むとピッピとなるおもちゃがありますよね。
実は、このピッピという音は犬が大好きな音なのです。
飼い主さんも聞いていて可愛いな~と思う音ですが、このピッピという音を犬が好きなのには理由があります。

犬は昔、狩猟をして自然界で暮らしていました。
その時に獲物をしとめた際の鳴き声にピッピという音が似ていて、狩猟本能を呼び覚まします。
獲物をしとめて嬉しいといった本能によって、犬はこの音が好きという気持ちになります。

また、おもちゃが鳴ると飼い主さんが一緒に遊んでくれる合図だと学習して、おもちゃがピッピと鳴る音を好きになる犬も多いようです。

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◆飼い主さんのほめる声

どんな犬でも飼い主さんがほめる声は嬉しいもの。
犬は、高い声を好む傾向にありますが、ほめる時は人間の声も高くなりますよね。

飼い主さんの褒められる高い声は、犬が大好きな音の一つです。


音を使ったしつけ法

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◆犬と人間の聴力の違い

犬は人間が聞こえる範囲の音よりもさらに多くの音を聞き分ける事が出来ます。

人間が聞こえる範囲は20~20,000Hz(ヘルツ)であるのに対して、犬が聞こえる範囲は40~65,000Hz(ヘルツ)も聞く事ができます。(文献によっては100,000Hzという場合も)

低い音はそれほど人間と犬で差がありませんが、高い音(高周波)は人間よりもはるかにたくさん聞き分ける事が可能です。
その理由は、犬が野生の小動物を狩りでしとめる際、小動物の高い鳴き声や居場所を素早く発見するために発達したのだと考えられています。

犬が消防車やパトカーなどのサイレン音に反応するのにも、犬の聴力が関係しており、犬の遠吠えとサイレン音は、なんとほぼ同じ周波数なのです!
そのため、犬はコミュニケーションを取るつもりで消防車やパトカーに遠吠えをしていると考えるとなんだか微笑ましくなりますよね。

また、犬は耳を前,後ろ,下に動かせる細かい筋肉がついていて、レーダーアンテナのように音を集める事ができます。

総合的に判断して、犬は人間の聴力の4倍あると言われています。

人間が10m離れた所からようやく聞こえる音が、犬では40m離れた場所から聞き取れるほどの可聴域を持っているのです。

◆音を利用した犬のしつけ

人間よりも優れた聴力をもっている犬だからこそ、音を使ったしつけができます。

①嫌いな音を利用する

犬の無駄吠えや、いたずらなどをすぐにやめさせたいと思っている時、犬が嫌いな音を鳴らすと、行動が修正される事があります。

犬は自然界にない大きな音が突然するのが苦手です。
人間よりも4倍も音が聞こえているのですから、なおさら大きな音は苦手でストレスを感じます。

しつけのために犬が嫌がる音を身近に作って活用する方法があります。
簡単なものは、お茶の空き缶を用意し、中にビー玉などをいくつか入れて、その缶を落とすと「ガシャーン」と簡単に大きな音がだせるタイプです。
缶タイプの貯金箱にお金を入れて、床に落としても大きな音が出せますね。

これを、犬が無駄吠えをしている最中に「ガシャーン」と鳴らしてみる。
その際、飼い主さんがその音を出していると犬にわからせない方が効果的です。

飼い主さんが辞めさせたい無駄吠えをしている時に何度も何度も犬に嫌な音を出すと、無駄吠えをする=自分の嫌いな音が鳴ると学習して、しばらくすると無駄吠えはなくなります。
いたずらをしている時にも同じような手が使えます。

また、新聞紙などを丸めて「バーン!」と大きな音を出す方法もあるのですが、犬には飼い主さんが嫌な音を出している=飼い主さんが嫌いという図式になりかねません。
できれば大きな音を出す際は、飼い主さんがコントロールをして出していると犬に気づかれないようにしてくださいね。

②クリッカーで音を学習させる

クリッカーと言う音がなる犬用しつけグッズをご存知ですか?
もともとは、イルカの調教に使われていたもので、押すと「カチッ」と小さな音が鳴ります。

飼い主さんは、犬にカチッという音=褒めているよ、ごほうびをあげるよと言った合図として学習させます。
犬は、飼い主さんの「いいこだね~」「よくできたね~」などの誉め言葉を嬉しいと思って聞いていますが、飼い主さんの声は感情によって左右され、ほんの少し音がずれる事も多くあります。

人間の4倍の聴力を持った犬は、その飼い主さんの声のずれによって「褒められているのかな?」と疑問を持ってしまいます。

しかし、誉め言葉と共にクリッカーの「カチッ」と言ういつもと同じ音がなれば、100%褒められていると認識できます。

良い行動をした時に同時にクリッカーを押すことで、犬に瞬時にほめていると伝えられます。
クリッカーは1つの良い行動に対して何度も鳴らさず1回だけ鳴らすことを意識して使用することが大切です。

しばらく使用すると、クリッカーの音は犬が大好きな音として認識されますよ。

③犬笛で音を学習させる

また、よく皆さんが知っている「犬笛」も音を使って行う犬のしつけに使われます。
この犬笛はクリッカーとは違って、犬に指示を出すためのもの。
こっちにおいでという指示の「呼び戻し」から、お座り、伏せ、待てなどの指示も犬が遠く離れていても可能です。

犬笛から出る音は、人間にも聞こえる物から、人間が聞き取れない高い音まで様々な物があります。

人間が使う通常の笛は、息を抑えめに吐くと小さく低い音が、息を大きく吐くと高く大きな音が鳴ります。
犬笛も同じように、人間では聞こえていなくても犬にとって低い音から高い音まで聞こえます。
人間が犬に指示する際は、毎回一定の音が出せるように練習する必要がありますので、クリッカーよりもハードルが高いです。

犬笛を利用して、「こっちにおいで」と犬を呼び戻す訓練を日ごろから行っていれば、もし散歩最中に離れてしまっても、犬が危ない場所に立ち入ろうとしてしまった時など、災害で離ればなれになってしまっても。
お互いの存在が目に見えない状況でも、犬笛を頼りに位置を把握し、出会う事ができますね。


まとめ

いかがでしたか?
犬にとって好きな音、嫌いな音がある事が理解して頂けましたでしょうか。
生活音が嫌いな場合、少しずつ慣らしていけば、犬にとって不快な音ではなくなりますので根気強く慣れさせるようにしてあげることが重要です。
犬の好きな音を知ると毎日の生活がもっと楽しくなりますよ!

あなたとその隣にいるわんちゃんがもっともっと両想いで幸せになりますよう、願っています!



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根っからの動物好きで、散歩で出会った犬は必ず声をかけて触らせてもらいます! 犬といると幸せ過ぎて顔がにやけてしまいます。皆さんがもっと犬好きになるよう、心に残る記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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