2018年は戌年!戌年の由来や戌年の縁起のことをもっと知ろう

2017.12.08

2018年は戌年!戌年の由来や戌年の縁起のことをもっと知ろう

2018年は待ちに待った戌年。いつも以上に愛犬にスポットライトを浴びせられる1年の登場です。 ところで、この戌年という来年の十二支ですが、正式名称でいうと「戊戌(つちのえいぬ)」という呼ばれ方になります。どうしてなのか気になりますよね?そこで、今回は干支の意味や戌年の由来、縁起物の飾り方など調べ尽くしてきましたので、ぜひお付き合いください。

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2018年は戊戌!“戊戌”(つちのえいぬ)ってなに?

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干支(えと)は、本来は十干(じっかん)と十二支から構成されるもので、私たちが普段干支を訊ねられて答える「戌年」というのは、十二支のみをこたえていることになります。
ここでは干支豆知識を少しだけご紹介していきますので、次に訊ねられたら十干と十二支の組み合わせで答えてみてくださいね。

①十二支ってなに?

十二支はご存知のように、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の12種類の動物を当てはめたものです。

天球を12年かけて1周する木星の位置を示したもので、これらの漢字はもともと「季節ごとの植物の様子」が由来となっていたそうです。
ところで、動物たちが競い合い元旦に神様のもとへゴールをした順番で十二支が誕生した、なんて昔話がありましたね。しかしこの時代、おとなでもこどもでも文字を読めない人も多く、そのため誰にでもわかりやすいもの、ということで動物を当てはめていったのではないか?という説があるようです。

②十干ってなに?

十干は、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の10種類の漢字の事です。

もともとは陰陽五行説の五行である「木・火・土・金・水」と結び付け、2つずつの漢字を陰陽の「兄(え)」「弟(と)」に分けたものです。
たとえば、「甲」「乙」は「木の兄=きのえ」「木の弟=きのと」、「丙」「丁」は「火の兄=ひのえ」「火の弟=ひのと」となるわけです。

そこから見ていくと、2018年の十干は「戊」ですから、「土の兄=つちのえ」ということになります。

③戊戌(つちのえいぬ)ってなに?

時刻や方角でも使われている十二支と、陰陽五行説の五行から構成された十干の組み合わせからみる干支を確認すると、2018年は十干が「戊」、十二支が「戌」となるので、干支は「戊戌(つちのえいぬ)」となります。

勘のいいあなたなら気づいたのではないでしょうか。
十干と十二支の組み合わせは60種類。戊戌生まれの人が、次の暦で戊戌を迎えるときが60歳、つまり暦が還る還暦というわけです。

慣れるまではわかりづらいですが、ご自分や家族の誕生日で十干から干支を調べてみたり、お友だちの干支を調べてあげたり、ついでに干支の由来を話して豆知識を披露するのもいいかもしれません。

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戌年の由来

ところで、みなさんは戌年の由来、というのをご存知ですか?
十二支を気にかけるのは年賀状を作る時期くらいで、ほとんど十二支の由来のことになるとスルーしてしまいがちです。2018年は愛犬家のみなさんにとって縁起のいい戌年を迎えるわけですから、ここでは少しだけ来年の十二支である戌年の由来についてお話したいと思います。

①戌年の「戌」は「滅び」?

戌年の「戌」の字は、少し手を加えると「滅」という字に由来しているように見えませんか? 
それもそのはず。実は、戌年の「戌」という字には、草木が枯れる、という意味の「滅(めつ)」の意味があります。

こう話すと、愛犬家のみなさんは、戌年は縁起の悪いのだろうか、戌年には何かよくない由来があるのだろうか、そう心配になってしまいますよね。
しかし、大丈夫です。少しも不安に感じることはありませんので、このまま安心して次へ読み進めてくださいね。

②戌年は次に命を繋げるための年

戌年は戌の字がさすように滅する年、つまり草木が枯れて休眠する年、ともいわれています。
戌の司る月は、旧暦でいうと9月、現在の新暦では10月から11月になり、季節でいうと秋が深まるころをいいます。つまり、季節の変化を受け入れ休眠し、次の月(亥)に命の種と力を委ねるということなのです。
ここでは、わかりやすくするために月単位での説明になりましたが、戌年の由来はただ滅ぶことを憂えるのではなく、新しい命を育む縁起の良いものなのだとわかっていただけたのではでしょうか?


戌年の意味

さて、戌年の由来が縁起のいいものだと知っていただいたところで、もっと戌年のことを知ってもらうため、次は戌年の意味についてお話したいと思います。

①昔々からの戌年の意味

戌年は十二支の中では11番目に位置しています。この11番目という順番の由来は定かではありませんが、戌年の戌は時間や方角を指すこともあり、先人たちは私たちの生活の中で身近な動物をあてはめて時間や方角をわかるようにしたようです。

せっかくなので、戌年にちなんで「戌の刻」の時間と方角を紹介しますね。戌の刻は現在の時刻でいうと午後8時ごろで、だいたいその前後2時間くらいをさしています。そして方角だと西北西よりやや北にあたります。
室町時代頃から明治5年までは、不定時法と呼ばれるこの「戌の刻」や、「夜5つ」という時間の呼び方をしていたそうです。

②縁起のいい戌年から生まれた風習

戌年の由来を紹介した際に、戌年の「戌」の文字が「滅」に由来すると紹介をしました。そして、次に命を繋ぐとても縁起のいい年回りだともお話をしました。そこで、さらにもうひとつ、とても心あたたまる戌年の意味を紹介させてください。

戌年の戌の字は「滅」に繋がります。それは滅びや朽ちるという意味ではなく、「新しい命を守る」という意味があるそうです。秋になり花が落ち冬になりその身は枯れ、表面上はうなだれていても内面の新しい命は守られ、力を蓄え続けている。そんな情景が浮かんだのではないでしょうか。
赤ちゃんを宿し時期がくると、縁起のいい日とされる戌の日に腹帯を巻きます。安産のためだけでなく、「赤ちゃんを守ってもらう」という意味もあったのですね。

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縁起物として置きたい犬グッズ

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2018年は戌年。犬好きの方の中には、縁起のいい戌年グッズを探している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな愛犬家のみなさんのために、ここでは2018年の十二支、戌(犬)グッズを置くと縁起のいい場所、やめたほうがいい場所をお伝えしたいと思います。

①可愛くても「玄関」だけはダメ!

戌年、ということで、たくさんの犬グッズが集められそうな予感がしますね。しかし、せっかくの戌年だからといっても、これはやめたほうがいい、ということがあります。

それが、玄関に飾る犬の置物。
戌年に犬グッズ、素敵です。かわいい犬の置物をセットしてお客様をお迎えしたい気持ちはわかりますが、戌年であっても、戌年でなくても、犬の置物はNGなので注意してくださいね。

もともと十二支の干支の置物を飾ることは縁起がいいといわれています。ですが、戌年だけは縁起が悪いとされているのです。不思議ですよね。
少しだけ、雪の日に歌うあの歌を思い出してください。「犬は喜び庭かけまわり」とありましたね。
つまり、犬は庭(外)を駆けまわる動物なので、よい運が入ってきてもすぐに出て行ってしまう、ということなのだそうです。

せっかくいい運が入ってきても逃げてしまっては縁起でもないといわれてしまいます。戌年に限らず、犬グッズはいつの干支でも玄関ではなく、もっと別の縁起のいい場所に飾るようにするとさらに運気アップに繋がるのでおすすめです。

②力を発揮する場所は「人が集まる場所」!

戌年ということもあり、愛犬の写真撮影もヒートアップしそうですが、玄関に飾りお客様をお迎えするのは残念ながらNGです。
しかし、リビングのように人が集まる場所はOKです。見ていて楽しくなったりホッとしたりするような写真を置くと、家族の絆が深まるだけでなく健康をプレゼントしてくれるとか。愛犬の写真なら、見ているだけで癒されるので縁起がいいような気持ちになれそうですね。

縁起がいいといえば、裏口に犬の置物をセットすると災難から守ってくれるという意味があるそうです。ただ、南東の方角は避けたほうがいいそうなので、これからインテリアなど模様替えを予定している方は注意してくださいね。
そしてこの方角のことで豆知識をひとつ。犬グッズを置くなら、西南西がいいそうです。


さいごに

ここまで、2018年にやってくる戌年についてお話してきましたが、いかがでしたか?
愛犬のことだといちばんに調べることも多いものの、戌年で同じ「戌」繋がりといっても、なかなか十二支には目が向きません。戌年の戌が本当は深い意味があったように、他の十二支にも意味が隠されているのかもしれません。
時々でも、こうして謎解きのように干支の由来を調べてみるのもいいかもしれませんね。



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犬のいない生活がほとんどないほどの犬好きです。現在は保護犬の里親になり楽しく暮らしています☆


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