犬の歩き方の秘密!こんな歩き方は病気の可能性も・・・

2018.02.21

犬の歩き方の秘密!こんな歩き方は病気の可能性も・・・

犬の歩き方というと、四足歩行で歩いてるイメージが連想されますよね。 しかし単なる四足歩行ではなく、歩き方には様々な種類があり、中には犬の心情が現されている場合もあるのです。 その種類にはそれぞれ呼び名があり、犬種特有のものまであります。 そして歩行動作に異常を感じた場合、それは病気のサインかもしれないのです。 今回は、犬の歩き方の種類、歩行異常に関わる病気のケースを紹介していきます。

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犬の基本の歩き方

犬の基本的な歩き方は、走り方を含めると、大きく4つの種類に分けられます。
一概に歩く、走るといっても、足を動かす順番が違ったり、速度が違ったりしており、それぞれに名称がついています。
基本的な4種をまず紹介します。

①ウォーク/常歩(なみあし)

ゆっくりとした歩き方でスピードはありませんが、基本的に犬が普段行う歩行方法です。
左後足→左前足→右後足→右前足の順番で動かされます。
地面に必ず2本以上の足がついてるので、1本の足にかかる負担が少なく、最も疲れを感じない歩行方法です。体の重心移動が少ないので、胴体をさほど揺らすことなく歩くことが可能です。
そしてこのウォークには、犬種によって後足と前足が同時に出る場合もあります。これを「側対歩」といい、大型犬に多くみられる動作で、緊張した際の骨格の構成によって出るといわれています。
オールド・イングリッシュ・シープドッグの場合、この歩行法が正常とされているのですが、他の犬種がドッグショーなどで行うと欠点となることがあるそうです。
ちなみに、先に紹介した4本の足がバラバラに出る歩き方は「斜対歩」といい、ほとんどがこちらの歩行法になります。

②トロット/ 速足(はやあし)

すたすたとした歩き方で、よくドッグショーなどでみせる歩行法にあたります。
左後ろ足+右前足→右後足+左前足という様に、斜め向かいの足同士2本が対になり一緒に動かされます。
ウォークと比べて歩幅が広くなるので、やや早く歩くことができます。比較的長い時間この歩行法を続けることができるため、散歩中にずっとトロットで歩く個体もいるでしょう。
ちなみに犬種によっては、左後足+左前足→右後足+右前足という様に、片側前後の足同士を対として動かす場合があります。これもウォーク同様に「側対歩」と呼ばれ、オールド・イングリッシュ・シープドッグなど、大型犬に多くみられます。
側対歩のトロットは、通常のトロットよりも体がやや左右に揺れてしまうため、犬種によってはドッグショーで失格となることがあるそうです。

③キャンター/駈歩(かけあし)

歩行というよりは走行に近く、軽く走る、元気に走るという感じの歩き方(走り方)です。
足を動かす順番がウォークに近く、右前足→左前足→左後足→左前足という様に動かされます。
地面を蹴るように1本ずつの足をつけて走り、必ずいずれかの足が地面についています。トロットで追いつかない場合などに使われ、体はリズミカルに上下します。

④ギャロップ/襲歩(しゅうほ)

全力で走る場合に用いられ、最も速く走れる方法です。ちなみにグレイハウンドは、この方法で時速60キロ以上出すことができ、世界一速い犬種といわれています。
右前足→左前足→左後足→左前足という様に、足を動かす順番はキャンターと一緒です。しかし、一瞬4本の足全てが一瞬空中に浮く状態がみられます。
体を思いっきり伸縮させ、全身をバネのように使うので速度が出ますが、体力を消耗するため持続することは難しく、長時間この走法で走ることはできません。

以上が基本的な4種となりますが、犬の歩き方にはカーミングシグナルが含まれている場合もあります。
例えば散歩などで他の犬と会った時、その子に気付いて急に歩き方や動作がゆっくりになったり、立ち止まったりしたとします。
それは、相手に対して敵意がないことを知らせる合図であったり、相手を落ち着かせようという意味が含まれているのです。
また、擦れ違う際に孤を描くように通り過ぎた場合も同様の意味を示したり、問題なくその場を通り過ごそうという行動の表れであったりします。
喜びの感情を飛び跳ねるような歩行で表す個体も中にはいますし、歩き方一つでその子の心理が読めるというのも面白いですよね。愛犬の歩き方に注目をしてみると、新しい発見があるかもしれませんね。

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犬種特有の歩き方

基本的な歩き方で紹介しましたが、オールド・イングリッシュ・シープドッグなどの大型犬には側対歩がよくみられます。
このように、種類によって特有の歩行法・歩様を用いる犬種もいるのです。

◆ミニピン・イタグレはハックニー歩様?

犬種特有の歩行法・歩様の一つに、「ハックニー歩様」と呼ばれるものがあります。
これは肩甲骨の角度の浅さや繋の直立などの原因により、馬のように前肢を過剰に上げてしまう不正歩様です。
不正歩様とは、正常な歩様から外れた歩行動作で、エネルギーの消耗・持久力の減退・推進力のロスをしてしまう、歩様のことをいいます。

ハックニー歩様の場合、ミニチュア・ピンシャー、イタリアン・グレーハウンドなどの犬種にとっては正常な歩様とされているので、これらの犬種特有の歩き方といえるでしょう。高々と前肢を上げて歩く姿は自信にあふれ、犬種の魅力をさらに引き出します。ちなみにこの歩様は「ハイステップ歩様」とも呼ばれています。

◆ブルドッグ・ペキニーズなどはローリング歩様!

他にも不正歩様には、「ローリング歩様」と呼ばれるものがあります。
体を横に揺らしながら歩く様で、この歩様を用いる代表的な犬種はブルドックやペキニーズなどです。

また用いられる歩行動作も、犬種によって特色があります。
例えば、走行中に速度が増すと、四肢が内側に寄って体の中心線上に着地する足が集まることを「単線歩行(シングルトラック)」といいます。
それとは逆に、前後肢共に足を内・外寄りには出さず、体の真っすぐ前に出して、2本の線上に着地することは「複線歩行(パラレルトラッキング)」と呼ばれています。
基本的には犬種ごとに歩行動作が分類されますが、個体によっては通常の歩行時には複線歩行、走ると単線歩行となる場合もあります。


こんな歩き方は病気の場合も?

<犬 歩き方

犬の基本的な歩き方、犬種特有の歩行法があると紹介してきましたが、犬にも勿論個体差があります。
人間同様に、普段の歩き方に癖がある個体もいるでしょう。まずは、日常的に愛犬の歩行動作を観察しておくことが大切です。
そうすることで、普段と違う歩き方をしていた場合、怪我や病気にいち早く気付くことができるのです。

愛犬の歩行に異常を感じたら、もしかしたらそれは病気が原因となっている可能性もあります。
今回は一般的な歩き方の異常と、その原因として考えられる病気の種類をいくつか紹介していきます。

◆異常が考えられる歩行動作

・片足を上げたまま地面につけずに、ピョンピョンと跳ねるように歩く。
・足を引きずっていたり、かばっている。
・歩幅が普段より狭い。
・歩行時、頻繁につまずく。
・お尻や腰を振って歩いている。
・頭を大きく上下して歩いている。
・立ち上がる、または起き上がる際に動きがぎこちなくみえる。
・お座りの姿勢がとれずに、横座りになる。
・真っ直ぐに歩けない。
・歩行時にフラフラしている。
・同じ所をグルグルと回る。

これらの行動が愛犬に見受けられる場合、特に骨や関節など体に何らかの異常が現れている可能性があります。
体を触られるのを嫌がったり、普段より動きたがらないようであれば、それも怪我や病気のサインかもしれません。
骨折・脱臼・捻挫・打撲などの外傷が原因であれば、急激な変化や異常がみられるのですぐに気付くことができるでしょう。しかし、骨や関節の病気の場合、症状は徐々に進行するものがほとんどです。
忍び寄る病気に少しでも早く気付いてあげられるように、歩行動作に異常をきたす病気の種類を知っておきましょう。

◆骨や関節に異常をきたす病気

・股関節形成不全
・膝蓋骨脱臼
・レッグペルテス病
・くる病、骨軟化症
・リウマチ性関節炎
・骨肉腫、軟骨肉腫
・骨折(犬の場合、前足に多い)
・脱臼(軽度であれば痛みが少ない)
・捻挫、打撲
・変形性関節症
・靭帯断裂(犬の場合、後足に多い)

◆脊椎神経に異常をきたす病気

・椎間板ヘルニア
・変形性脊椎症
・環軸椎不安定症
・頸椎不安定症(ウォブラー症候群)

◆平衡感覚の低下を招く病気

・中耳炎
・内耳炎
・前庭障害

以上は歩行動作に支障をきたす病気の一例となります。
骨や関節の病気の場合、後足の症状から気付くことが多いといわれています。中には先天的な要因で、幼い頃に発症する病気もあります。
そして、脊椎や四肢の関節が変形する病気には、元々の体型・肥満・老化・日常生活の状況などが影響している場合も多いのです。
歩行時のふらつきや、真っ直ぐ歩けない、同じ所をグルグル回るという症状においては、骨や関節の痛みではなく、平衡感覚・ストレス・認知症が原因となっている可能性も考えられます。
要因が先天性の場合は予防することはできませんが、そうでないものに関しては、普段から健康に気を付けることで予防できる病気もあるということですね。また、先天的要因から生じる病気であっても、早期発見により間接変形などの進行を遅らせることが可能な場合もありますので、注意深く観察することが大事です。

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まとめ

犬種特有の歩様があるように、病気にも犬種によって発症しやすいものがあります。
例えば、股関節形成不全は、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバーをはじめとするレトリバーの種類やシェパード、セント・バーナードなどの大型犬に多いといわれています。
膝蓋骨脱臼は小型犬に多いので、ポメラニアンやトイ・プードル、チワワやヨークシャテリア、マルチーズなどは十分注意しなくてはいけません。
椎間板ヘルニアは、腰椎に負担のかかる胴長の犬種であるダックスフントやコーギーが発症しやすいといわれています。
愛犬の身体的特徴や、遺伝的に発症する病気があるかどうかを、前以て知っておくことが大切ですね。
そして生活環境に配慮することも重要です。
床は滑らないようにマットを敷いたり、高い場所から飛び降りないようにソファーにはスロープをつけてあげるなど、日常生活に注意をするだけでも怪我や病気から愛犬を守ることに繋がる場合があります。

あなたは記憶の中で、愛犬の歩き方をすぐにイメージできますか?
覚えてない!そこまで注意して見たことがない!という方は、是非注目してみてください。
万が一の場合に、体の異常なのか…その子の癖なのか…、すぐに判断することができるようになりますよ。

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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!

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