犬の老化について@室内飼いの場合

2015.11.24

犬の老化について@室内飼いの場合

どれだけ元気なわんこもいつかは歳を取り、人と同じ様に様々な老化現象が出てきます。 わんこの大きさや犬種、飼育環境等により老化の症状も様々ですが、我が家の愛犬だったハスキーの女の子は大型犬ですが14歳まで生きてくれました。 この子から学んだ事で、これからお家で老犬のお世話をする方の参考になればと思います。

老化はある日突然やってきます

その節目節目があるんですが、俗に7歳になるとシニアクラスになりますが、この時は見た目からもさほどに「老けた?」と思える感じもなくまだまだ元気です。
でも今まで全く大丈夫だった皮膚トラブルが出始めるのもこの歳頃からですので、スキンシップを充分にとり、被毛や肌に異常がないか常に注意しておく方が良く、早期発見早期対処が大事です。
そして9歳を迎える頃から徐々に足腰が弱りだし、容姿からも「ちょっと老けたね」て感じになります。
皮膚トラブルも益々要注意になります。
どうしても若い頃と違い免疫力も劣ってくるので、それに伴う症状が色々と出始めてしまいます。
うちの子も家の階段の上り下りが大好きだったのですが、9歳を過ぎた頃から上る事は平気でも降りる事が不便になり、よく付き添っておろしたものですが、そうなると急な階段は足腰の負担になるので、させないようにと獣医からも指導されました。
そして!何より大事なのは足腰に負担を掛けないようにする室内の工夫です。
これは老犬に限らずいえる事ですが。
コルク系のジョイントマットはお勧めです。
板間の床は滑るので足腰に力がはいらなくなって来ると犬の開きが出来てしまいとってもよくないので、室内飼の場合は足元が滑らずクッション性のある敷物等で保護してあげて下さい。
11.2歳を迎える頃にはすっかり老けてしまい、突然今まで食べていたフードが合わなくなったりする場合もあり、下痢を起こす様になったら一度獣医師さんにご相談してみてはいかがでしょうか。

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フード以外でも今まで問題なく食べていたモノが突然合わなくなってしまう事もあります。
例えば、これまでも時々ですがあげていたゆで卵の白身の部分をあげたら、翌朝顔全体が腫れ上がってしまい、慌てて病院へ連れて行った処、完全なアレルギー症状で数日の抗生剤を処方され、様子を見る様に言われました。幸い、その日の内に腫れも引いて、他には特に体調の変化もなく落ち着き無事でしたが、この件以来、今までは大丈夫と思っていた食べ物も控えフードだけ与える様に心がけました。
でも元々、卵類はよくないのかもしれませんので、生、加熱共にあげない方が無難だと思います。
老犬関係なく、お腹の弱い子にはおからをフードに混ぜてあげるのも良いかもしれません。
ワンちゃんによってはおからのアレルギーを持っている子もいますので、フードに混ぜる前に獣医師に相談しましょう。
そして、散歩等で足腰の介助が出来るリード等も今は豊富に出てますので、自分の子の状態によって試してあげてほしいです。
うちは、腰に布リボンをしてトイレ等で腰が落ちてしまわないように、軽く持ち上げ補助をしていました。
散歩ではよく、「お洒落ですね?」と微笑ましく言われたものです。
この辺りから本格的な介助と介護も出てきますし、認知での深夜徘徊、吠え続ける等の症状が出てくる子もいます。
怖いのは脳テンカンを起こす子もいますし、元々疾患や病歴のある子は定期的な動物病院での検診も大事です。
寝たきりにさせない為にその子に歩く意欲がある限りは、出来るだけ散歩もさせてあげて下さい。
ですが、段差や坂等は禁物です。
うちの子は、倒れるギリギリまで元気でいてくれたので、天国へ旅立つまでの2日間だけ起きあがれない状態でしたが既に食べる意欲も、スッカリ無くしていました。

そういう時は動物病院で点滴を受けると良くなる事もありますが、年老いた子は慣れた場所を離れて病院に連れて行かれる事により、返って精神的に負担が大きくなってしまう事もあるので判断が難しい事でもあります。
いわゆる・・延命処置を何処までするか・・飼い主にとっては一番辛く苦しい選択です。
なので、私の場合は・・・自然に任せました。
それが今も良かったのかどうかは、やはり・・・正解の答えは難しいですね。
わんこの寝たきり介護も精神的にも肉体的にも相当大変ですが、何よりも後悔の無い様に出来る事はなんでもしてあげて欲しいです。
それでもわんこは最後の最期まで大好きな飼い主さんが側にいてくれればそれだけで幸せなんだと思います。

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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!

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