「ペットオーナー様が知っておくべきマナー」

2015.11.27

「ペットオーナー様が知っておくべきマナー」

わんちゃんを飼っている私たちが一番忘れてはいけない事は、「必ずしも全員が犬好きとは限らない」という事です。わんちゃんが苦手な人や中にはわんちゃんが怖いという方も街にはたくさんいます。その中で私たちわんちゃんを飼っている方とそうでない方がお互い快適に暮らしていく為には”マナー”が必要となってきます。 しかしわんちゃんを飼っていく際の”マナー”は意外と教えてもらえませんよね。そこで今回は、「ペットオーナー様が知っておくべきマナー」について5つ程考えていきましょう。

【1、リードをつける】

わんちゃんを散歩や外に連れて行く際には必ずリードをつけましょう。外でのノーリードでの散歩は法律でも禁止されています。
例えばどんなに大人しくて人を襲う事はないと言われたとしても、道ばたに虎やライオンが鎖で繋がれずにウロウロしていたら怖いですよね。例えがかなり大げさかもしれませんが、わんちゃんのノーリードでの散歩はわんちゃんが苦手だったり怖い方からするとそれと同じくらい怖い事なのではないでしょうか。
また、わんちゃんが苦手だったり怖い方というのは恐怖心からわんちゃんにしかわからない程度の独特な動きをしてしまうので、それを見たわんちゃんは「この人は怪しい‼︎」と感じ余計に寄って行きやすい傾向にあるそうです。リードをしていても吠えてしまったり向かって行ってしまうことがあるので、ノーリードで引き止める物がない場合を考えると少し怖いですよね。
お互いに気持ち良くすれ違う事のできるように、必ず外ではリードをして下さいね。

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【2、ダニ・ノミ予防をする】

外に散歩に行くわんちゃんやわんちゃん同士の交流のある場所に行くわんちゃんなどは必ずダニ・ノミの予防薬をつけてあげましょう。もし飼っているわんちゃんにダニ・ノミがついてしまっている場合、他のわんちゃんなどにうつってしまいます。外に出るネコちゃんなどを飼っている方はわんちゃんが外に出なくてもネコちゃんからダニ・ノミをもらってしまう事が良くあります。また人が外から連れて来てしまう場合もあるので、例えわんちゃんが外に出なくてもダニ・ノミ予防薬は必ずしてあげた方が良いですね。ダニ・ノミ予防薬をつけてあげていれば飼っているわんちゃんにダニ・ノミがついてしまう事もなく、他のわんちゃんや動物にダニ・ノミを拡げてしまう事も予防できるので、お互いのマナーとして予防しましょうね。

【3、マナーバッグを持ち歩く】

良く雑誌やお店でも見聞きする場面がある”マナーバッグ”ですが、何かというとわんちゃんの”トイレグッズ”の事です。
わんちゃんが散歩中などにしたウンチをそのまま放って行ってしまう事はマナー違反という事は皆さんもちろんおわかりですね。最近ではウンチだけでなくオシッコをした際にも水で洗い流す事がマナーとなっております。散歩中だけでなく、ドッグランやドッグカフェなどでもお店によってはウンチの持ち帰りやオシッコを水で流す事をお願いしているところもありますね。そんな時にスムーズにわんちゃんのトイレを片付けられるようにマナーバッグは持ち歩きましょう。
マナーバッグの中に入れておくと良いものをいくつか紹介していきます。
・ティッシュやトイレットペーパー(ウンチを取る時に使うもの)
・ウンチなどを入れる袋
・水(おしっこをした場所にかけておしっこを洗い流すためのもの)
・汚れても良いタオル(足を拭いたりする時に使うもの)
・トイレシーツ数枚
その他に飲料水や少量のおやつ、飲料水を入れる食器などの物を常にマナーバッグに入れておくと大変便利です。わんちゃんによっては更にこの他に必要な物もあると思いますので、その場合は準備してマナーバッグに入れておいてあげましょう。

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【4、ワクチンを打つ】

最初にわんちゃんを飼った時にお店でワクチンが済んでしまっていた方はワクチンって何かしらと思うかもしれませんが、混合ワクチンとは”狂犬病予防接種”とは別に「1年に1回打つ混合ワクチン」の事です。このワクチンは何種類かの病気の予防薬を混ぜて打つ、病気にかかりづらくするためのワクチンです。トリミングサロンやドッグランなどを利用する際に狂犬病予防接種済証と一緒に年に一度提出しなければ利用出来ない所が多いので、必ず受けておきましょう。
なぜ混合ワクチンを接種しなければ利用出来ない所が多いのかというと、トリミングサロンやドッグランなどのたくさんのわんちゃんが出入りする場所では病気の感染がひろまってしまう事を防ぐために混合ワクチンの接種をマナーとしています。混合ワクチンを接種してあれば病気に感染してしまうリスクがかなり低くなるので飼主の私たちも安心ですね。
また、狂犬病予防接種済証と各市町村で発行される鑑札の着用も義務付けられていますのできちんと着用して下さいね。

【5、発情期はわんちゃん同士の交流をお休みする】

女の子のわんちゃんには年に2回発情期がきます。発情期にはフェロモンが出るので例えこちらが気をつけていても男の子のわんちゃんは気が気ではありません。遠くからでも騒いでしまったり、女の子のわんちゃんの方に行きたがってしまいます。
出来れば避妊・去勢をした方が良いのですが、飼っているわんちゃんの子どもを考えている方は避妊・去勢は難しいですよね。実際に、大丈夫と思って連れて行き油断して少し目を離してしまった時にはもう時すでに遅し・・・なんて出来事も良く耳にします。避妊・去勢をしていないわんちゃんは発情中はわんちゃん同士が交流するような場所に連れて行く事はお休みする事が”飼主さん同士のマナー”として重要です。

望まない繁殖を防ぎ、産まれてきたわんちゃんが幸せになれるように気を付けてあげる事も大切な”マナー”ですね。皆さんが1人1人マナーを守り、気持ちの良い生活を送れるとわんちゃんも嬉しいのではないでしょうか。

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ちょば

ちょば

わんちゃん大好き人間です。動物の専門学校にて様々な資格取得後トリマーやペットショップの店長を経験しました。たくさんの方に楽しいワンワンライフを送っていただくため、持てる知識と経験をフルパワーで提供していきたいと思います。

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