皇帝の風格 猟犬ボルゾイって意外とおとなしい?

2015.12.31

皇帝の風格 猟犬ボルゾイって意外とおとなしい?

ボルゾイは走るのがとても速く速度50km/hで走ります。そのためオオカミ狩りの大型猟犬とし定評があり貴族に飼われていました。 他の猟犬と同じく飼い主のいいつけを守るというよりは自分で判断する傾向があるため、しつけにくい犬と思われがちですが、実は従順かつ繊細な性格をしています。 ここではボルゾイの性格と飼い方についてご紹介していきます。

■ボルゾイの歴史


@plecishが投稿した写真


ボルゾイはロシアが原産国の非常に体の大きい犬です。19世紀にはロシアン・グレイハウンドと呼ばれていました。20世紀に入ってからは「ボルゾイ」と呼ばれるようになりました。ボルゾイとはロシア語で俊敏という意味で、時速50kmで走り獲物を捕獲します。ロシア帝国時代には鋭い視覚を活かしてオオカミ狩りの猟犬として活躍し、貴族たちに飼われていました。その姿は大きく、毛並みもよく貴族的ともいえるでしょう。このためロシア革命成立後は貴族の象徴として、民衆から虐待され多くは殺されてしまいました。しかし、海外に残ったボルゾイが繁殖されて今日では復活しています。


■ボルゾイの性格

ボルゾイの特徴は猟犬としての鋭い視覚にあります。猟犬一般として言えるのが、人間から遠く離れたところでも自分の判断で動けるところがボルゾイにもあります。猟犬にはこの特徴は必須です。しかしこの特徴ゆえにしつけがしにくく、頭の悪い犬と誤解されがちです。大きく優雅な外見からは想像できないような、人懐こさのある犬で、日ごろは物静かで、めったに吼えることはありません。猟犬ですが狩りをしないときはおとなしく人懐こい一面を持っています。


■ボルゾイの入手方法

ボルゾイの価格は10万円前後が平均ですが、人気が出て流通量が少なくなると100万円もする場合もあります。
入手方法はペットショップで買うほうが価格は安くなりますが、安心できるのはやはりブリーダーから直接購入することです。少々値段は高くなりますが、予約を入れてからブリーダーズ犬舎へ訪問し、気に入ったワンちゃんを選びましょう。


■ボルゾイの飼い方

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ボルゾイを飼う際はなるべく室内で飼うことが良いとされています。室外の場合、ノミやダニがつきやすく、汚れが目立つと本来の優雅さが失われてしまいかねません。また、屋外で無理をさせると寿命が縮む可能性もありますので室内で飼うのがお勧めです。
室内で飼う場合に注意したいのはストレスによる噛み癖です。基本的にはおとなしい性格ですが一旦噛み癖がついてしまうと中々直りません。しかしボルゾイは頭のよい犬ですのできちんとトレーニングをつめば噛み癖は直りますし、色々な芸を覚えてくれます。また、室内で飼う場合は散歩をよくさせて、運動量に注意しつつ食事を与える必要があります。


■トイレのしつけ

トイレのしつけは子犬のときからするのが基本です。ボルゾイはかしこい犬ですがトイレは一旦決めた場所は変えないで下さい。トイレの場所の変更は粗相の原因になることが多いです。


■ボルゾイのかかりやすい病気

ボルゾイにはかかりやすい病気がありますので、飼い主さんはよく観察することが大切です。この犬は細身でしなやかですのでその体を維持する必要があり、肥満になると椎間板ヘルニアになってしまう場合がありますので、食事、運動に気を使いましょう。また、よくなりやすい病気として、骨肉種があげられます。年齢とともに発症しやすくなり特に足にできやすくなるので、その動きに注意をはらいましょう。もしもかかってしまったら放射線治療を受けることが出来ますので早めに対処してあげて下さい。

■まとめ

ボルゾイはもともと狩猟犬ですので、自分で判断できる賢さのある犬です。そのため、しつけには多少の根気が必要ですが、おとなしい性格できちん飼い主のいうことを聞くことができるようになります。皇帝のような格調のあるボルゾイあなたもオーナーになってみませんか?


chihiro さん(@satchmo_al)が投稿した動画


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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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