犬や猫の臭いの原因は何?対策をとって快適ライフを手に入れよう!

2020.05.28

犬や猫の臭いの原因は何?対策をとって快適ライフを手に入れよう!

愛犬・愛猫の気になる臭いに悩まされていませんか?ペットの臭いは、様々な原因によって発生しています。ペットを飼う上で無視できない、臭いの問題に直面している飼い主さんも多いと。今回は、犬・猫の気になる臭いの原因や、原因に応じた臭い対策の方法を紹介します。特に臭いが気になる季節や、臭いのメカニズムなどを知り、ペットとの快適な生活を手に入れましょう。

【目次】
1.犬や猫のどんなニオイが気になる?臭いが目立つ季節は?
 1-1.犬と猫でニオイのもとがちがう!?
 1-2.梅雨時期の犬のニオイは臭い!
 1-3.発情期のマーキング臭が気になる猫

2.犬や猫などのペット臭の原因は?
 2-1.体臭の原因
 2-2.排泄物臭の原因
 2-3.口臭の原因
 2-4.肛門腺臭の原因
 2-5.耳や目やにの臭いの原因

3.犬や猫などのペット臭の対策法は?
 3-1.体臭の対策
 3-2.排泄物
 3-3.マーキング
 3-4.ペット用品
 3-5.室内

4.愛犬・愛猫に沿ったニオイ対策をしましょう

犬や猫のどんなニオイが気になる?臭いが目立つ季節は?

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ペットを飼う上で、気になることの一つに「ニオイ」があります。
愛犬家、愛猫家であれば気にならないニオイも、動物嫌いの人からすれば不快に思うニオイとなる場合もあるのです。これは、日常生活で人によって気になるニオイに違いがあるのと同じようなものですね。

◆犬と猫でニオイのもとがちがう!?

ペットのニオイは大きく分けると「体臭」「排泄物」の二種類が主だといわれています。

犬の気になるニオイは、主に体臭です。これには犬種・肌質・食生活などによって、様々な要因が隠されています。被毛がダブルコートであれば体臭が強く、シングルコートであれば体臭が弱いともいわれています。

一方で、猫の場合は主に排泄物によるものが気になるニオイとされ、体臭自体はほとんどありません。

同じペットでも、気になるニオイの原因が違う所にあるのですね。そして、それが特に気になる季節にも多少の違いが出てくるのです。

◆梅雨時期の犬のニオイは臭い!

犬の場合は、梅雨時期にニオイが強く感じられることがあります。

梅雨の季節というのは湿度が高く、室内のニオイが気になったり、洗濯物の生乾きのニオイが気になったりしますよね。これは高い湿度の所為で、雑菌が繁殖しやすい環境となる為です。雑菌は高温多湿を好みます。この雑菌が繁殖する際に、臭いの分子が発生するのです。

犬の体臭は、体中に発達している「アポクリン汗腺」から発せられます。汗をかくと雑菌が増殖していく為、ニオイが強く感じられるのです。

◆発情期のマーキング臭が気になる猫

猫の場合も梅雨時期にニオイが気になることがありますが、これは体ではなく、高い湿度の所為でトイレの砂の固まりが悪くなったり、雑菌が繁殖しやすい状況となる為です。

更に、前述の通り猫は排泄物による臭いが主なので、発情期の時期もニオイが気になる季節といえます。猫の発情期は主に春先から初夏にかけてです。この頃に発情期を迎えた猫は、フェロモンを含んだ尿をマーキングしたり、より強い臭いのする尿で異性を呼び込むのです。

いずれも、季節に応じたニオイのケアが必要といえますね。
的確なケアを行う為には、それぞれのニオイの原因を知っておく必要があります。ペットのニオイはどのような原因で発せられるのか、覚えておきましょう。

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犬や猫などのペット臭の原因は?

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ペットの気になるニオイの原因には、体臭・排泄物・口臭・肛門腺臭・耳や目やにの臭いなど、様々な要因が挙げられます。

◆体臭の原因

前述の通り犬のニオイは主に体臭で、アポクリン汗腺から発せられる、たんぱく質・脂肪・アンモニア・尿素が混ざった汗が大きな原因とされています。

犬の体中に発達しているというこのアポクリン汗腺ですが、実は人間にもある器官で、脇・耳・臍の中・陰部など、毛の濃い部分ににだけ存在しています。どの箇所も人間においてニオイが気になる箇所といえますね。
アポクリン汗腺には、たんぱく質や脂肪が含まれており、これらを皮膚の常在菌や微生物が分解する際に悪臭が放たれます。更にアポクリン汗腺にはアンモニアや尿素が含まれている為、それらが混ざり合って気になるニオイとなってしまうのです。

猫の場合はこのアポクリン汗腺が少なく、常に毛繕い(グルーミング)を自分でしている為に、体臭があまり気にならないというわけです。

◆排泄物臭の原因

犬も猫も排泄物からは臭いがしますが、これに関しては体臭と逆で猫の方が臭いが強いといわれています。

この理由は身体の仕組みにあります。猫の祖先は砂漠出身で、貴重な水分を節約できる体の仕組みをしています。体内に溜め込んだ僅かな水分で消化をする為、その水分の中に沢山の老廃物が凝縮されます。そうして排泄物が凝縮還元されるので、臭いが当然強いというわけです。

更に、猫にはスプレーと呼ばれるマーキング行為があります。家具や壁などに少量の尿を噴射する行為なのですが、この臭いは更に強烈です。去勢をしていないオスに多い行為だといわれていますが、メスは発情期に臭いの強い尿をするので、やはり全体的に猫の方が排泄物の臭いは強いということになります。

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◆口臭の原因

犬・猫のいずれにおいても、口臭の一般的な原因は、歯垢・歯肉炎などによる口腔内疾患とされています。

歯の表面に細菌が付着すると、数日以内に石灰化(歯石の元)を引き起こします。更にプラークと呼ばれる細菌の塊や、歯肉炎・歯周炎によって形成された歯周ポケットに存在する細菌が、食べかす・歯垢・タンパク質を分解することで口臭の原因となる物質を産生するのです。

口臭の原因となる物質は、悪臭を発生させるだけでなく、歯周病の原因ともなるものです。歯周病になると、歯のぐらつきや歯肉の赤み・腫れなどの症状が現れ、食事が困難になってしまう場合もあります。口腔内の異常が口臭に結びつく場合も多いので、気になる場合は注意してください。

その他、好奇心や空腹などから食糞をしてしまい、口臭につながっている場合も考えられます。

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◆肛門腺臭の原因

犬・猫には、肛門腺という臭腺が肛門の両側にあり、この器官には独特な分泌液を留める肛門嚢が付いています。

この分泌液は、同じニオイを発する個体はいないといわれており、人間でいうと指紋のようなもので名刺代わりの役割を持っています。犬や猫がお尻のニオイを嗅ぎ合うのは、このニオイを確かめ合っているからなのです。また、野生時代には、外敵を追い払う為であったり、マーキングをしてテリトリーを示す為の役割を持っていたという説もあります。

肛門腺臭は、この分泌液が溜まることで発せられます。肛門嚢が溜まり続けると、肛門腺炎や肛門嚢の破裂などを招く恐れがあるので、定期的な肛門嚢の排出が必要となります。
飼い主さん自身が肛門腺絞りを行うか、動物病院やトリミングサロンでお願いするなどして、病気を招かないよう注意しましょう。

◆耳や目やにの臭いの原因

耳から臭いがする場合は、耳に何らかの異常が起きていることが考えられます。内耳炎や外耳炎など、耳には様々な病気が起こり得る可能性があります。垂れ耳の犬種・猫種など、耳の中で細菌が繁殖しやすい子もいますので、日常的に耳の掃除やケアを行ったり、臭いが感じられる場合は、一度獣医さんに相談してみましょう。

目やにも同様で、涙で濡れた部分に菌が繁殖する為に臭うようになります。定期的に拭いてあげるなど、細目なケアを行うことで臭いの発生や、涙やけを防ぐことができます。
ただし、涙や目やにが多すぎると感じる場合は、何らかの病気を発症している可能性があるので病院で診てもらいましょう。


犬や猫などのペット臭の対策法は?

ペットと快適な生活を続ける為には、その箇所や原因に応じたニオイ対策が必要です。

気になる臭いの項目別に対策方法を紹介していきます。

◆体臭の対策

愛犬のシャンプーやブラッシングを定期的に行いましょう。湿気は雑菌の繁殖を促してしまうので、シャンプー後はドライヤーを使用するなどしてきちんと乾かすことが大切です。この時、毛質や肌質には個体差がありますので、愛犬に合ったシャンプーを選んであげることも重要です。
猫の場合は、水が嫌いな子も多いですしグルーミングを行っているので、室内飼いであれば必ずしもシャンプーが必要というわけではありません。

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耳や目の周りは清潔を保てるように、こまめに掃除をしてあげてください。病気の予防にも繋がります。また、口臭の対策はなんといっても、歯磨きを行うことです。歯磨きを嫌がる子も多いと思いますが、様々なアイテムを使用したり、歯磨き効果のあるオヤツを与えるなどして工夫を凝らしましょう

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◆排泄物

排泄物は、すぐに片付けることが最も効果的なニオイ対策といえます。室内飼いであれば、これを怠ることで部屋中に臭いが充満してしまいます。
猫の場合は、トイレの砂を頻繁に交換し、トイレが常に綺麗であるよう心掛けましょう。

また、フードを排泄物の臭いを抑えるタイプの物に変更する方法もあります。近年では様々な種類のフードやサプリメントが出ているので、ペットに合ったものを探してみましょう。

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◆マーキング

猫のスプレーや、犬のマーキング行為などでトイレ以外に粗相をされてしまった場合は、すぐに掃除を行い、脱臭スプレーなどでニオイを残さないよう対応しましょう。

マーキング防止用のアイテムも販売されていますので、このようなアイテムを使用して日頃から予防に努めるのも効果的です。

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◆ペット用品

ケージ・ベッド・トイレ・オモチャなどのペット用品には、ニオイが付着しがちです。ペット用洗剤などでこまめに洗ったり、除菌するなどして、清潔を保ちましょう。スプレーやクロスなどを使用して除菌することで、雑菌の増殖が抑えられます。

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◆室内

室内にはペットのニオイがこもっていたり、布製品などにニオイがうつっている可能性があります。

可能な限り部屋の換気を行い、風通しをよくしておきましょう。ペット用脱臭機・空気清浄機の利用も効果的です。
また、インテリアの選び方でも大分違いがでてきます。ニオイがつきやすい布素材を避けて、カーテンをブラインド、カーペットをフロアマットにするという対策方法などもあります。

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このように、常に清潔を保つよう努めたり、一工夫することで、ペットのニオイ対策はできます。


愛犬・愛猫に沿ったニオイ対策をしましょう

現代では、生活空間のニオイ防止アイテムとして、沢山の種類の消臭剤や芳香剤が販売されていますね。これらのアイテム選びは、ペットのことを考えて選択することも大切です。犬や猫は人間より優れた嗅覚を持っています。強いニオイのするアイテムは、ペットに不快感を与える場合もあるので注意してください。

また、身体の臭いが病気を知らせるサインとなる場合もあるので、気になるニオイを無視せずに、向き合うことを心掛けましょう。

ニオイの原因に応じた対策を行い、気持ち良い空間でペットとの快適な生活を続けていきましょう。



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