1.猫のいる家庭でインテリアに観葉植物は危険!?
2.猫にとっての危険な観葉植物の紹介
2-1.ユリ科
2-2.サトイモ科
2-3.ウコギ科
2-4.クワ科
2-5.メギ科
2-6.ベンケイソウ科
2-7.ツルボラン科
2-8.トウダイグサ科
3.観葉植物を猫のいたずらからどう守る…?
3-1.観葉植物を室外に置く
3-2.フェイクの人工観葉植物を置く
3-3.天井から吊り下げてみる
3-4.食べても大丈夫な猫草を用意する
【掲載:2022.05.30 更新:2024.08.19】
猫のいる家庭でインテリアに観葉植物は危険!?
部屋のなかに観葉植物を置くことは、インテリアに凝る人なら一度はやってみたいと思うかもしれません。
言葉通り、「葉」を「観る」ことができるので、リラックス効果も生まれるでしょう。
人間は観葉植物を「鑑賞用」と理解していても、それを知らない猫はいたずらして食べる可能性もあるでしょう。
ユラユラと動くものに狩猟本能を示す猫にとって、観葉植物のユラユラ具合はまさに興味の的です。
特に、葉っぱにボリュームのある植物なら少しの風で動くため、猫の視界に常に入ることでしょう。
また、高いところに登ることができる猫にとって、興味を持ったものへ飛びつくことも可能です。
人間にとって観賞用と思える観葉植物も猫にとっては「興味のあるもの」となってしまうのです。
そして猫というと猫草を食べる動物。
猫が自分の毛づくろいのときに飲み込んだ毛玉を吐き出したくて、猫草を食べることがあります。
そのため、猫草がないと観葉植物を本能的に食べてしまうことがあるのです。
しかし、見た目が美しい観葉植物は、猫の口に入ると命を脅かす危険が待っていることもあります。
どのような植物に危険があるのか、詳しく紹介いたします。
猫にとっての危険な観葉植物の紹介
ひとくちに観葉植物と言いますが、その種類は多彩で覚えきれないほどの植物があります。猫に中毒症状を及ぼす危険があるものがなんと700種類を超えるのではと言われているのだとか。
そんななかでも、家庭で置かれやすい観葉植物のなかから、危険度の高いものをご紹介していきます。
◆ユリ科
ユリ科の植物は、猫にとって危険だと言われている「ユリ」や、「チューリップ」などがあります。
一般的にイメージされる緑が多い観葉植物とは少し違いますが、花を飾る習慣がある家庭は要注意です。
◆サトイモ科
サトイモ科には「ポトス」「フィロデンドロン」「アグラオネマ」などがあります。
◆ウコギ科
◆クワ科
◆メギ科
◆ベンケイソウ科
◆ツルボラン科
◆トウダイグサ科
観葉植物を猫のいたずらからどう守る…?
猫との暮らしのなか、四六時中猫の様子を見張ることはできません。観葉植物を守る前に、猫の命と健康を守ることが重要です。
そのため、大前提として死に至るほどの有害な観葉植物は絶対に置かないようにするべきでしょう。
そして、それ以外の植物でも口にすると思わぬリスクがあるケースもあるので、猫ちゃんがいたずらしないように次のような方法を検討してみるといいかもしれません。
◆観葉植物を室外に置く
猫がいたずらしないためには、「猫の目に触れない場所に置く」ことがおすすめです。
猫が絶対に入らない部屋で観葉植物を楽しんでみましょう。部屋から見える窓の外やベランダで楽しむのもひとつの方法です。
◆フェイクの人工観葉植物を置く
比較的安全と言われる観葉植物でさえも心配という飼い主さんもいるでしょう。インテリアを楽しみたいけれど愛猫も心配…ということなら、本物のように見える人工の観葉植物を購入してみてはいかがでしょう。
人工的なものでも観葉植物の雰囲気はかなり演出できます。「これが人工?」と本物と見間違うほどの精巧なものも多いです。
ただ、猫によっては人工のものでも「いたずらのターゲット」にすることもあります。猫の性格や行動パターンを考えて置き場所を工夫してみてくださいね。
◆天井から吊り下げてみる
観葉植物を置く場所を猫が届かない場所に工夫してみましょう。
そこで考えられるのが、天井から吊り下げタイプのインテリアにする方法です。
高いところが好きな猫でも周囲にキャットタワーやタンス、家具などがなければ、吊り下げた観葉植物までジャンプはできないと思います。
周囲の安全を考えながら、検討してみるようにしましょう。
◆食べても大丈夫な猫草を用意する
猫草を食べる感覚で観葉植物に興味を示すことがあるので、猫草を準備してあげるのもいいでしょう。猫草ならば猫用に市販されているので、食べても大丈夫です。猫草があるなら観葉植物を敢えて食べようという気は起こらないかもしれません。
まとめ
人間の目を癒してくれる観葉植物ですが、猫にとっては危険なものであることが分かりました。
健康被害だけでなく、ひどい場合だと命の危険があるなんて驚きですよね。
パキラやサンセベリア、エバーフレッシュなどいくつかの観葉植物は比較的安心だと言われています。
ただ「100%安心だ」と言い切れないのも事実。
死に至るほどの危険性はないにしても、個体によっては中毒となるおそれもゼロとは言えないのです。
観葉植物の形状によっては、猫のケガの原因になるものもあるでしょう。
尖った形の葉っぱが皮膚に刺さることもありますし、有毒成分はなくても下痢を引き起こすかもしれません。
猫との暮らしながら、観葉植物を楽しみたい場合には、事前によく情報を集めて問題が起きないように最大限配慮しましょう。
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