猫の目やにの取り方を徹底解説!気をつけたい目やにの状態や注意点について

2020.06.10

猫の目やにの取り方を徹底解説!気をつけたい目やにの状態や注意点について

クリックリの潤んだ丸い瞳が魅力的とも言える、猫。この美しい瞳に目やにが付いていたり、涙目になっていたりすると、飼い主にとっては気になってしまうものですよね。綺麗好きでも知られている猫ですが、顔を毎日洗っていても目やには取れないものなのでしょうか? 猫の目やにがなかなか取れない理由と、その取り方を徹底解説していきたいと思います。

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【目次】
1.猫の目やにとは?
 1-1.猫の目やにが取れない原因は?
 1-2.猫の目やには取った方が良い?
 1-3.正常な猫の目やにの状態は?

2.気をつけたい猫の目やにの状態は?
 2-1.黄色や緑色など色のついている目やに
 2-2.サラサラとした涙が出て目やにの量が多い
 2-3.片目だけ目やにが酷い
 2-4.目が開かないほどの目やに

3.猫の目やにの取り方は?
 3-1.猫の目はデリケートな部位
 3-2.お湯で湿らせたガーゼでの取り方
 3-3.目薬を使用した取り方
 3-4.どうしても取れないときは動物病院へ

4.猫の目やにをとる時の注意点
 4-1.強行突破はしない
 4-2.冷たい水は使用しない
 4-3.人間用のウェットティッシュは使用しない

5.まとめ

猫の目やにとは?

猫,目やに

目やにとは、目から出る皮膚の垢のような生理的な分泌物のことを言います。
涙の中に含まれている粘液が、角膜や結膜などの古い細胞やまぶたからの老廃物、ほこりやゴミなどをくるみ、外に出してくれる働きをするのです。

猫の目やには、飼い主にとって気になる症状No.1と言っても過言ではありません。

◆猫の目やにが取れない原因は?

人も朝起きると、目元に目やにが付いているということがよくあると思います。

通常は、まばたきによって涙と一緒に目頭の涙嚢(るいのう)という部分に洗い流されるのですが、睡眠中はこの作用が働きません。そのため、目が覚めたときに、目頭や目尻に乾いた目やにが固まって付着してしまうというメカニズムなのです。

◆猫の目やには取った方が良い?

一日の半分以上眠っている猫にとって、目やにが付いてしまうということは、ある意味仕方のないようなことにも思えてきてしまうことでしょう。

ただ、目の周囲は非常にデリケートな部分なので、猫自身が目やにを気にして何度も顔を洗ってしまうと、前足の狼爪(ろうそう)で目を傷つけてしまうなんてことも。

猫に目やにが付着していることに気付いたのなら、飼い主側で優しく取ってあげましょう。

◆正常な猫の目やにの状態は?

猫が普段から元気で、薄い茶褐色の目やにが少量付着している程度であれば、正常な代謝によるものなので心配は要りません。

ただし、目やにに色が付いている場合や、量が多いなどの場合は注意が必要です。


気をつけたい猫の目やにの状態は?

飼い主として愛猫の目やにがどんな状態であるかを、常に観察するようにしましょう。

正常であるかないかの症状の判断は、以下のようになります。

◆黄色や緑色など色のついている目やに

色のついた目やに

黄色や緑色、または白色などの色のついた粘り気のある目やにが出ている場合は、感染症を起こしている可能性があります。

細菌感染を起こすと涙の中に膿が混ざり、その涙が乾燥してやがて目やにとなります。

猫ヘルペス猫カリシウイルス猫風邪、猫クラミジアなどの疑いがありますので、早期に動物病院へ受診をしてください。

◆サラサラとした涙が出て目やにの量が多い

涙の目やに

猫にもアレルギーを持っている個体が存在します。ハウスダストや花粉症はもちろん、食べ物などに反応している場合もあるので、注意が必要です。

また、喧嘩などで傷が付いてしまい涙を流していることもあるので、市販の目薬などは使用せずに動物病院で受診し、アレルギー検査もしてみると良いかもしれません。

眠っていないのに目やにの量が多く、頻繁に出ていると感じたら、涙が出ている証拠です。角膜炎や白内障、流涙症の疑いもあるので注意しましょう。

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◆片目だけ目やにが酷い

片目の目やに

片目だけ目やにが酷かったり、痛みを感じるような仕草をしたりしている場合は、外傷の可能性が高いです。

猫同士の喧嘩や、ゴミが入ってしまうなどの場合が多いですが、別の症状が影響して目を必要以上に掻いてしまい、自分の爪などで目を傷つけているなんてことも。

その場合角膜に傷がつくことや、血が出てしまうこともあるので、それ以上目を傷つけないためにも、手に包帯を巻くかエリザベスカラーを付けるなどをしてから、動物病院に連れて行きましょう。

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◆目が開かないほどの目やに

目が開かない目やに

目が赤く腫れあがり、充血した状態で目やにの量が増えてしまうと、目が開かなくなってしまうなんてこともあります。これは感染症が原因のことが多く、常に目の周りが濡れている状態に。

悪化してしまうと結膜炎になってしまいますので、この場合もエリザベスカラーを付けて動物病院を受診し、軟膏や目薬を処方してもらうようにしてください。


猫の目やにの取り方は?

猫,目やに

なかなか取れない目やにが猫の目についている場合は、飼い主が綺麗にしてあげる必要があります。

人であれば洗顔をするだけで目やにを簡単に取ることが出来ますが、猫の場合はどのような取り方をしてあげるべきなのでしょうか。

◆猫の目はデリケートな部位

「ティッシュやウェットティッシュで取ればいいんじゃない?」と思う方も多くいらっしゃると思いますが、人も猫も目元はとってもデリケートな部分です。

目やにを拭く道具を間違えてしまったり、強い力で拭き取ったりしてしまうと、さらに症状を悪化させてしまう可能性も。

そして目元の毛色が白っぽい猫の場合、涙が原因で毛色が変色し、涙やけを起こしてしまうこともあるので、しっかりとしたケアをしてあげてください。

◆お湯で湿らせたガーゼでの取り方

目やには、出来立ての状態のときは水分量も多く、粘り気があって取り方もそんなに工夫しなくて済みますが、時間が経つにつれてパリパリに固まってしまい、なかなか取れない目やにと変化していきます。

このパリパリな目やには一見取りやすいように思えますが、猫の目元の周りは短く細かい毛で覆われています。やたらむやみに力任せな取り方をしてしまうと、目に傷をつけてしまうことや、痛い思いを猫にさせてしまうことも。

猫の目やにの取り方

①人肌に温めたお湯やペット用クリーナーでガーゼを湿らせ、優しく目に当てるようにして目やにをふやかします。
②ふやかした後に、優しく撫でてあげるようにして目やにを拭き取ります。

ガーゼが無ければ化粧用コットンなど、柔らかい質感の物を代用してください。

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◆目薬を使用した取り方

固まった目やにを放っておくと、目の周りは炎症を起こしやすくなってしまいます。

そのため、炎症を抑えてくれる目薬や、抗生物質の目薬を点眼して、流れてくる目薬液で目の周囲をふやかして拭き取るのも良いでしょう。
なかなか取れない目やにの場合には、効果を実感出来やすい取り方と言えます。

ただし、目薬液はそのままにしないで、人肌に温めたお湯で湿らせたガーゼなどで拭き取ってあげてくださいね。

目薬は猫用のものが市販でも売っていますが、症状がはっきりしない場合は、動物病院を受診し、症状に合わせて処方してもらいましょう。

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◆どうしても取れないときは動物病院へ

猫が嫌がり、どうしても自分の手には負えないと思うようでしたら、動物病院へ連れて行ってあげてください。

猫は一度嫌な思いをしてしまうと、全身を使って頑なに拒否をし続けます。無理やり力任せで目やにを取る行為は、猫にストレスを与えてしまうだけなので、自分では取れないと判断したのなら、早急に動物病院に連れていってあげてくださいね。


猫の目やにをとる時の注意点

猫,目やに

前述した通り、猫は一度嫌な思いをしてしまうと簡単には心を開かないようになってしまいます。どんなに飼い主が猫のためにと頑張っても、猫にとってはただの有難迷惑ですし、どんどん警戒されていってしまうだけです。

目やにを取るときには、どんなことに注意すべきなのでしょうか。

◆強行突破はしない

警戒心を持たれているのにも関わらず、強行突破…という手段は絶対にやめてあげてください。

沢山遊んであげた後や、おやつをあげたあと、膝の上でリラックスしているときなどに優しく目やにを取ってあげるようにしましょう。

猫を怖がらせないためにも、猫の顔の後ろから手をまわして優しく手や身体を抑えてあげながら拭き取ると恐怖心が和らぎますよ。

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◆冷たい水は使用しない

ガーゼやコットンを使用する際に、冷たいままの水を使用するのはやめましょう。冷たい水が敏感な目元に触れると、それだけで吃驚してしまう猫も多くいます。

この驚きが恐怖心へと変わり、目元を触られるだけで嫌がるようになってしまいます。

◆人間用のウェットティッシュは使用しない

濡れたガーゼの代用品として、ウェットティッシュを思い浮かべる方もいらっしゃるかと思いますが、人間用のウェットティッシュにはアルコールが含まれている物が多いです。猫が目に炎症を起こしているのなら、アルコール分は激痛が走ってしまいます。

猫や犬用のウェットティッシュやウェットシートでしたら使用することは可能ですが、少し温めてから使用すると良いでしょう。


まとめ

普段触ることの少ない猫の目元ですが、普段飼い主から触られないからこそ、なかなか取れない目やにを取るということは、苦労の連続かもしれません。

しかし、取れないからと言ってそのままにしておくと、さらに症状は悪化し、猫にもっと辛い思いをさせてしまうこととなってしまいます。

取り方さえしっかりと熟知し、嫌がられないように工夫さえすれば、そんなに難しいことではない作業になることでしょう。

大切な猫の瞳を守るためにも、毎日の観察やケアを怠らないようにしてあげてください。優しくケアをしてあげることによって、ストレスを与えることがなくなるはずなので、飼い主との絆もより深まると思いますよ。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。

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