【掲載:2019.08.27 更新:2026.10.05】
老猫に合ったフードを選ぶポイントは?

愛猫が年齢を重ねてシニア期に突入すると、キャットフードの切り替えも必須となってきます。
年齢に合ったごはんを好き嫌いせずに食べてくれれば苦労はしませんが、猫は元々好き嫌いの激しい動物です。お腹が空いていたとしても、気に入らなければ口をつけてくれることはありません。
老猫はこれらの習性以外にも、消化能力の低下や口内環境トラブルなど様々な問題を抱えて食欲が落ちていることも多くあります。
それでもご飯を食べなければ痩せることになってしまうので、免疫力をつけてもらうためにも、何としてでも食事はとらせてあげたいものですよね。
老猫にキャットフードを選ぶ際には、どんなポイントを押さえておけばよいのでしょうか。
◆年齢に合ったキャットフードを選ぶ
最近では、年齢別に与えることの出来る猫のフードが沢山販売されています。
大きく分けると子猫用、成猫用、老猫用と分類されており、その年齢に合わせて必要なエネルギーが摂取出来るように、しっかりと計算されて造られています。
そして必ず総合栄養食と記載されているものを選ぶようにしてください。一般食だと栄養が偏りますし、流動食だと健康な老猫の場合は、カロリーの過剰摂取になってしまうことも。
老猫であっても健康体の場合は、必ず総合栄養食を選んであげてくださいね。
◆キブルの小さいフードを選ぶ
年齢とともに歯も衰えてくるので、キブル(粒)の小さい物を選ぶようにしましょう。キブルが小さくなることによって噛みやすく、そして飲み込みやすくなります。歯や消化器官への負担も軽減されるので、おすすめですよ。
それでも愛猫が食べ辛そうにしている際は、お湯でふやかすなどをして、柔らかい状態で食べさせてあげるようにしましょう。
柔らかい状態のご飯は、香りも強くなり嗜好性も高まるので、ドライフードを食べないときには試してみてくださいね。
◆水分量の多いフードを選ぶ
猫は高齢になってくると、動くことも億劫になり、水を飲む回数も減ってくることが多いです。
そのため、あまり水を飲んでないな、と飼い主さんが感じているようであれば、水分量の多いウェットフードを与えてみましょう。ドライフードをふやかす手間も要らず、元々柔らかいのでおすすめです。
単体で食べてくれないときには、ドライフードを混ぜてあげるなど、ご飯のバリエーションを増やして工夫してあげましょう。
老猫におすすめのキャットフード6選
猫は7歳から10歳ぐらいでシニア期に突入するので、それぐらいから老猫としての対策が色々と必要になってきます。
もちろんその年齢を過ぎても健康そのものと言える猫ちゃんも多いですが、目に見えない部分で老化が進行しているのは間違いありません。
老猫の身体に負担をかけないためにも、フードの切り替えは重要であると言えますよね。
健康を維持してもらう目的として、老猫におすすめのキャットフードをご紹介していきたいと思います。
◆ロイヤルカナン フィーライン ヘルス ニュートリション エイジング 11+ 11歳以上の高齢猫用

11歳以上の高齢猫に合わせて設計したフードです。高齢猫に合わせて設計された食べやすいギブルです。
11歳以上の猫の健康と活力の維持の「7つの機能サポート」のための独自成分「HealthyAge7 Complex」を配合
◆Physicalife(フィジカライフ) 室内猫シニア用 10歳頃~ チキン入り

厳選したチキン・魚に加え、大豆由来のタンパク質の組み合わせで、タンパク質を38%以上含むのに、リンを0.60%に抑えています。だから、腎臓の健康維持に配慮しながら、安心してタンパク質が摂れます。特に大豆は、リンが少ない高純度の『分離大豆タンパク』を使用。
『分離大豆タンパク』とは:豆乳より抽出したリンが少ない・高純度の植物性タンパク質。人間の食品でも使用されています。
胃で崩れやすい粒を採用し、すばやいタンパク質の消化を実現しています。

◆シニア猫用 健康缶パウチ エイジングケア

歯の弱い子や食欲のない子にも与えることの出来るパウチや缶詰は、とても重宝します。
嗜好性が高いので、食欲が落ちているときでも、比較的口にしてくれることが多いですよ。
年齢とともに猫は腎臓の機能が低下してきますので、リンとナトリウムが事前に調整されているフードは嬉しいですよね。
そして老猫の健康を維持してくれるビタミン類も豊富に含まれているので、常備しておくと安心出来るフードと言えるのではないでしょうか。

◆All Well 15歳以上の腎臓の健康維持用 フィッシュ味 挽き小魚とささみフリーズドライパウダー入り

高齢猫用に作られた、15歳以上用のフードです。
腎臓の健康維持に配慮して、リンを制限した栄養設計。ビタミンB群を強化し、高齢の愛猫の健康維持。
独自の食物繊維配合技術で、お腹の中で粒が素早くふやけて崩れるので、ドライフードを粒のまま吐き戻す事を軽減します。

◆フィリックス やわらかグリル

フィリックスのやわらかグリルシリーズから、高齢猫用のフードが新登場しました。
老猫用に最適な栄養バランスと、食べやすい小さめフレークで猫ちゃんの食事をサポートします。

◆カルカン パウチ 18歳から

年をとった猫ちゃんでも食べやすい、小さめフレークのウェットフードです。
フレーバーも基本のお魚・お肉から、さけやほたてだしが加わった海の幸ミックスなど種類があるので、愛猫の好みに合わせて選べます。

老猫がごはんを食べない時の対処法

猫は高齢になればなるほど、活動量は減っていき、病気を患うことも増えてきます。そうなってしまうとどんどん食事への興味も薄れ、あまりご飯を食べなくなってしまうことがあります。
愛猫に長生きしてもらうためにも、しっかり食べさせてあげることが必要となってきます。
愛猫がごはんを食べないときには、どんな工夫をしてあげるべきなのでしょうか?
◆まずはスプーンや手で与えてみる
具合が悪そうという訳ではなく、食事をすること自体億劫にしているのでしたら、飼い主さんがスプーンや手のひらで、直接ごはんを口に運んであげましょう。
猫は歳をとると赤ちゃん返りをする傾向があるので、飼い主さんにお世話されていることを、とても喜ぶ子もいます。
飼い主さんとのコミュニケーションの中で、ごはんを食べてくれるようになってくることもあるので、最初に試してみたい対処法となります。
◆フードをふやかす
ドライフードを与えていたのなら、硬いキブルを嫌がっている可能性も高いです。
何かしらの異常があり、硬いドライフードが食べられないのなら、お湯などでふやかすことによって、柔らかい状態で与えることが出来ます。
ふやかすことによってキブルの状態のときよりも、香りが立つようになるので、食欲が増進してくれるかもしれません。
◆好物と一緒に食べさせる
老猫に好みの食材やおやつがあるのなら、あえて好きな物を与えて食欲増進させるのも一つの手段となります。
好きな物を食べて美味しいと思ってくれれば、またごはんをちゃんと食べてくれるようになってくれるかもしれません。
しかし、好きな物だけを与え続けてしまうと、十分な栄養を摂ることが出来ないので、キャットフードだけで食べないときは好物を少量混ぜたご飯を作ってあげましょう。
◆流動食を与える
キャットフードを上手く咀嚼出来ない場合や、24時間以上何も食べない状態が続いてしまった場合は、流動食に切り替えてあげる必要があります。
痩せる傾向が見られる場合には、高カロリーな流動食が望ましいので、市販の高たんぱく高カロリーの流動食を購入しましょう。
そして与える回数は1日に3~6回程に分け、誤嚥に注意しながらスポイトなどで与えてください。
吐くことがなければ回数を増やすなどして、様子をみるようにしましょう。
◆どうしても食べない場合は病院へ
老猫が1日以上何も食べない状態が続いてしまうと、どんどん体力は消耗し、免疫力も落ちていってしまいます。絶食状態が許されるのは、せいぜい1日半程度と思っておいてください。
老猫がなぜごはんを食べてくれないのか、何かの病気を発症しているのかなどは、獣医さんに診てもらわないと分かりませんよね。
ご飯を食べない状態が長く続くようなら、迷わず動物病院へ連れていくようにしましょう。
まとめ
愛猫が長生きしてくれることはとても嬉しいことですが、老猫と呼ぶようなシニア期に突入してくると、とにかく元気で健康でさえいてくれれば、と願わずにはいられませんよね。
そのためにもシニア期に突入したのなら、年齢に合ったおすすめのキャットフードにシフトしてあげることが重要です。
そして生きることに最も重要な食事ですが、思ったように食べてくれないことも多々あるので、飼い主さんはごはんに対して様々な工夫をしなくてはいけなくなります。
痩せる傾向のある老猫には栄養面を、ドライフードを食べない老猫にはふやかす工夫を、水分が足りない老猫には柔らかいウェットフードを…などなど。
また、まったくご飯を食べない場合には、流動食にして回数を増やすなど、かなりの労力が必要となってきます。異常が起きてから行動するよりも、異常が起きないために先に行動しておくことの方が、ずっと簡単ですよね。
愛猫の年齢と体調に合ったフードを積極的に取り入れるようにし、愛猫が長生き出来るようにサポートしてあげましょう。
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