ロシアンブルーの子猫を飼うには?準備しておきたい猫ちゃんグッズをご紹介

2019.12.26

ロシアンブルーの子猫を飼うには?準備しておきたい猫ちゃんグッズをご紹介

ロシアンブルーの可愛らしい子猫が安心して暮らせるように、準備万端で迎えたいですよね。飼い主さんが心得ておくべき注意ポイントや子猫を育てるために用意しておきたいグッズの基礎知識を徹底解説してきます。

ロシアンブルーの子猫を迎えるときの注意ポイント

ロシアンブルーの子猫

出典:ペットの専門店コジマ

生きている子猫をこれからずっとお世話するのは、簡単なことではありません。飼育費用や住環境のこと、気持ちの準備は万全でしょうか。

迎えてから「こんなはずではなかった…」と飼い主さんが後悔するのは、愛猫に悲しい思いをさることにも繋がります。

そうならないように、飼う前に飼い主として覚えておきたい注意ポイントをまとめてみました。

◆費用のことを知る

まずは、ロシアンブルーの価格について知っておきましょう。

迎えるルートは、「ペットショップ」「ブリーダー」というスタイルが一般的です。ロシアンブルーは人気の猫ちゃんなので、どちらでも迎えやすいかと思います。

店舗によっても全く異なりますが、ペットショップでは15~20万円前後、ブリーダーでは6~15万円前後がおおよその相場と言えるでしょう。血統の良い子だと、もっと高くなることもあります。

ペットの専門店コジマでの参考価格は、10万円~30万円程度となっているようです(2019年12月現在)。

そのほか、「里親から迎える」という方法があります。何らかの事情で飼い主さんを探している猫ちゃんを迎え入れることです。
購入とは違うので、基本的にお金がかからないのですが、初めに予防接種などにかかった費用がかかる場合もあるでしょう。

どんな方法で迎えるにせよ、その後にかかるのが飼育費用です。食事代や消耗品、おもちゃといった費用にプラスし、健康診断や混合ワクチンといった病院代も考えなくてはなりません。

また、病気になると、入院費用や手術費用など治療費もかかるので、突発的な出費に備えて貯金も大事です。

食費や医療費の内容によってもだいぶ変わりますが、猫の一生涯で100万円もの費用がかかることは普通かもしれません。長生きすれば、想像よりも高額となるかと思います。

一生を通じてお金をかけられるか…も、しっかり考えておきましょう。

◆お世話のことを考える

ロシアンブルーは、基本的に穏やかで静かに過ごすのを好みます。飼い主さんが外出しても、お留守番がきちんとできる猫ちゃんです。「仕事に行っている日中7~8時間」「買い物に行く間の2~3時間」といった日常的な外出時のお留守番はこなしてくれるかと思います。

ただ、それよりも長時間になると、ロシアンブルーのストレスの原因にもなります。「一人暮らしで出張が多いのだけど…」「旅行が趣味で年に何回も泊りがけで留守にする」という状態でロシアンブルーを迎える場合には、それをクリアしておく必要があるでしょう。

また、一人暮らし以外であれば、数人でロシアンブルーの面倒を見てあげられるので比較的迎えやすいかと思います。

でも、誰かひとりでもロシアンブルーに愛情を注げない人がいると、迎えた後にお世話をしなくなるかもしれません。家族みんなの意見が一致できている状態で迎えてあげたいですね。

◆住居のことを考えておく

ロシアンブルーは、普段はおとなしくて独立心があって、頼もしく見える猫ちゃん。でも、実際には人見知りで、環境の変化に弱い、ちょっとナイーブなところがあります。

新しい家族の家にやっと慣れたと思ったら引っ越しという状況になると、気持ちが不安定になってしまい、穏やかなロシアンブルーが荒々しい性格に変化することも考えられます。

新築やリフォーム、住み替え、転勤など、引っ越しの予定が近々あるときには、迎えるタイミングを再検討した方がいいかもしれませんね。

また、賃貸なら「ペットOK」という条件下にある場合に迎えるようにすべきでしょう。

ロシアンブルーはあまり鳴かない猫としても知られています。「おとなしいから秘密で飼っても大丈夫だろう」と軽く考えるのはよくありません。
飼った後に大家さんにばれ、結果的に手放すことになったら、愛猫を手放すのは悲しいことですし、何よりもロシアンブルーに辛い思いをさせることになります。

ロシアンブルーのため、迎える前には住居問題をクリアできるか十分に考えてくださいね。

◆環境を整えておこう

成猫になると穏やかで落ち着くロシアンブルーですが、子猫の頃は元気に動き回るかと思います。初めのうちは、「ここはどこだろう…」と緊張して静かに過ごすかもしれませんが、慣れるといたずらっ子に変身するかもしれません。食器棚や本棚、窓際、カーテン、網戸…と、自由自在に飛び乗ったりもします。

特に、気をつけたいのが「窓」です。換気のために窓を開ける機会もあるかと思いますが、窓からの脱走や網戸が外れたことによる転落などリスクがあります。脱走対策は考えておきましょう。

また、身体能力の高いロシアンブルーは、高い場所、狭い部分、開いている棚の内側など、探求心から潜り込んでしまうことも。家具やテレビの裏側に潜って、コード類に引っ掛からないように気をつけましょう。

元気な子猫は、思いもよらない行動を起こすかもしれません。危険となりそうな箇所を直したり、誤食や誤飲のリスクがあるものは手の届かないところにしまったりと、ロシアンブルーの生活する環境を見直しておきましょう。

◆飼い主さんになることを再確認

ロシアンブルーはとても美しくて魅力のある猫ちゃんです。写真や映像を見ると、「かわいい」「癒されそう」という印象を持つかと思います。画面で見ているだけでも可愛らしい猫が実際に家にいてくれたら、毎日の生活にも張り合いが出そうですよね。

でも、実際に迎えるのは「生きている猫」です。甘えたり寝ていたりと手がかからないときもあれば、「運動会のように部屋じゅう駆け巡る」「イライラして飼い主さんに猫パンチする」「テレビの裏に入り込んでイタズラする」と、バタバタする様子を見せることもあります。

特に子猫期には、しつけが未完成なので、おしっこの場所を間違えたり、壁や床にガリガリッと爪とぎで傷つけたりなどもあるでしょう。「ロシアンブルーはおとなしいはず…?!」なんて、びっくりすることも。

迎え入れた時点ですでに大事な家族です。どんなことがあっても守るという気持ちで、ロシアンブルーの命に向き合ってあげる覚悟を持ちましょう。

子猫期が過ぎて飼い主さんにも家にも慣れてくれば、成猫として落ち着いて穏やかになっていくでしょう。

飼い主さんとの関係性が上手く構築できさえすれば、しつけもスムーズで穏やかな暮らしも期待できます。「あんなヤンチャな時期もあったね!」と笑い話にできるかもしれませんね。

◆ロシアンブルーの子猫と出会うには…

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ペットの専門店コジマでは、専属の獣医師さんによる健康診断や遺伝子病検査(特定の犬種・猫種)を実施している他、トリミングサロンや動物病院、マナー教室の運営など、子犬・子猫をお迎えした後のサポートも充実しています♪

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何が必要?子猫を迎えるために準備しておきたいグッズの紹介

ロシアンブルー

ロシアンブルーの子猫を迎えるためには、いろいろなものを準備しなければなりません。でも、そのどれもが1種類ではなく、何種類もバリエーションがあります。

「どんな違いがあるの?」「どれを選ぶべき?」と迷うかと思いますので、まずは事前にザックリと猫ちゃんグッズの「基礎知識」をマスターしておきましょう。

◆食事用と水飲み用の「食器」を用意しよう

食器の素材は主に「プラスチック」「ステンレス」「陶器」と3つのタイプがあります。

割れることがないプラスチックは、扱いやすさで人気があります。ただ、とても軽いので、ロシアンブルーの子猫がひっくり返すかもしれません。

表面が傷つきにくく、衛生面もバッチリなのがステンレス。でも、素材のヒンヤリ感を嫌がる猫ちゃんもいるかもしれません。

「割れるかもしれない」というリスクがある陶器ですが、重みによる安定感で子猫がひっくり返すこともありません。

また、選ぶときには大きさにも配慮しましょう。顔をグイっと近づけて食べることになるので、ロシアンブルー子猫の顔の大きさに合ったものを選ばないと食べづらさを感じさせてしまいます。

●おすすめ商品
ハッピーダイニング 脚付フードボウル/脚付ウォーターボウル

食べやすい・飲みやすい高さの脚付食器。重さがあり安定しているので、子猫がひっくり返すこともありません。
温めたフードやスープが冷めにくい磁器製素材を採用。

購入

◆猫砂やトイレには種類がある

子猫のトイレに欠かせないのが猫砂です。猫砂の種類には、紙系、木系、おから系、鉱物系、シリカゲルタイプなど、たくさんの種類があります。

「強力に消臭」「どんな風に固まるか」「流せるのか」「価格の求めやすさ」もそれぞれ異なります。
定期的に必要なものなので、価格重視したいと考えるかもしれませんが、特徴やメリット・デメリットをしっかり比較して選ぶことをおすすめします。

また、猫砂と切り離せないのがトイレです。上部がオープンになっている箱型のもの、尿が飛び散らないように半分だけ壁があるハーフカバータイプ、周りを屋根と壁で囲まれているフルカバータイプなどがあります。

猫砂の入れ方も異なり、猫砂を直接入れるタイプ、上下の2層式で上に猫砂、下にペットシーツを入れるタイプなどがあります。

どこに設置するか、掃除がしやすいか、ニオイが広がらないかなど、あらゆる観点から検討しましょう。

迎えたその日からトイレトレーニングができるように、事前に準備しておきたいグッズです。

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◆外出用に購入しておきたい「キャリーケース」

お母さん猫の母乳からもらった抗体がきれると、感染症のリスクが高まるため、子猫を迎えるとワクチン接種が必要になります。動物病院に連れていくためには、キャリーケースで逃げないようにしなければなりません。

キャリーバックの素材には、硬い素材で猫ちゃんをしっかり守れる「ハードタイプ」、ボストンバッグのような柔らかで持ち運びしやすく「ソフトタイプ」があります。

耐久性があって長持ちすること、汚れたときのお手入れが楽なことから、よく選ばれているのは、ハードタイプのキャリーケースでしょう。

また、家のなかでベッドとして使うこともできますし、災害のときに猫ちゃんを運ぶときにも利用できます。

●おすすめ商品
ピコ キャットキャリー

上開き扉付きでペットの出し入れに便利です。シートベルト固定機能付きです。

購入

◆愛猫の個室になる「ケージ」

ロシアンブルーは人見知りです。知らない人が来ると警戒して、隠れたくなるようです。

そんなときの避難場所として、ケージがあると便利です。「ここは自分の場所だから誰も入ってこないだろう」と分かると、自分だけのリラックスルームとして愛着を持ってくれるでしょう。

安全面を考えると、留守番のときにも重宝するグッズです。

●おすすめ商品
necoco(ねここ) 仔猫からのしつけにもぴったりな キャットルームサークル

人と猫 お互いにくつろぎ、心地よい場所になることをお手伝いする「necoco(ネココ)」。
ねこドアで自由に出入りでき、しつけにもぴったりなキャットルームサークル。
多機能ステップはトイレ・隠れ家・ベッドと用途に合わせて使い分け可能。つめみがきホルダー付。

購入

◆日々のお手入れグッズ「ブラシ」「爪とぎ」

「綺麗」が自慢のロシアンブルーの毛ですが、短毛なのでお手入れが楽そうに見えるかもしれません。でも、ぎっしりと密生している毛のため、毛量は結構多いです。

子猫は自分でグルーミングしますが、スキンシップの一環として飼い主さんがブラッシングするのも大切です。ロシアンブルーは毛が短いので、短毛種用に注目して準備しておくといいですね。

また、猫がガリガリと家具で爪とぎするのを防ぐための対策も必要です。猫は、自分の爪のケアのため、縄張りを主張したいため、ストレス発散のためなど、さまざまな理由でガリガリッと爪とぎをしますが、本能的なものなので制止はできません。

マットタイプや段ボールタイプ、タワータイプ、ベッドタイプなど、バリエーションが豊富。猫ちゃん用の爪とぎを準備して、「ここで思いっきり爪とぎしてね♪」と教えてあげるようにしましょう。

●おすすめ商品
ファーミネーター

ステンレススチール刃が、ネコちゃんの短いトップコートの下にあるアンダーコートと抜け毛を安全に取り除きます。
抜け毛が減る!お掃除が楽になる!何よりネコちゃんが快適に過ごせます。

購入
ガリガリウォール スクラッチャー

「ガリガリウォール スクラッチャー」は、爪とぎの際の削りカスが飛び散らないような構造になっていますので、お掃除が楽に出来るのも嬉しいですよね!

購入


まとめ

ロシアンブルーは成猫になっても可愛い猫です。子猫の頃はもっと可愛らしく、見ているだけでも幸せになれそうですよね。

迎えるとデレデレの日々が続きそうですが、家族になれば「お世話」という責任が発生します。飼い主さんの都合で愛猫の平穏を奪わないように、人間側が猫ちゃんの性質を理解して、環境を整えたり、グッズを購入してあげることが大事です。

ロシアンブルーの子猫が幸せでいられるように、一生涯愛情をたっぷり注いであげてくださいね。

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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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