猫にジャーキーをあげたい!おすすめ商品・手作りレシピから注意点まで

2020.01.02

猫にジャーキーをあげたい!おすすめ商品・手作りレシピから注意点まで

ジャーキーは、おつまみやおやつとして馴染みが深い食べ物です。犬用の商品も市販されていますし、猫にもジャーキーをあげたくなります。では、猫にジャーキーを与えても大丈夫なのでしょうか?また、人間用・犬用のものはどうでしょうか? 猫用のジャーキーについて、おすすめ商品や手作りレシピをご紹介します。併せて、与える際の注意点もまとめましたので、参考にしてみてください。

【目次】

猫用ジャーキーとは?

ジャーキー

◆そもそもジャーキーとは?

おつまみなどとしておなじみのジャーキーは「肉を干した保存食」で、腐敗を防ぐために塩や香辛料を使っています。

ジャーキーにする食材は、圧倒的に牛肉が多いですが、他にも馬肉や豚肉、鶏のささみ、サケなどもあります。珍しいものでは、カンガルーやワニ、イノシシなどを使ったものもあるそうです。

また、日本のスルメも海外では「イカのジャーキー」として扱われていて、「鮭とば」なども食品の分類としてはジャーキーとなるそうです。

◆味や添加物が工夫されている猫用ジャーキー

猫用のジャーキーは、基本的には人用と同様、肉や魚を干したものですが、塩や香辛料などの味はほとんどついていません。その代わりでしょうか、市販されている猫用ジャーキーの中には、マタタビが入っているものもあります。

猫は本来、肉食の動物ですから、肉や魚を干して作ったジャーキーは、おすすめのおやつと言っていいでしょう。

栄養価や嗜好性が高いので、留守番やトイレトレーニングなどのご褒美に使ったり、食欲がない時に与えたりするのにピッタリです。

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無添加良品 砂ぎも噛みしめる極細切り 15g

気になる添加物は使わない、おいしい素材感。濃厚な旨みと歯ごたえのよいコリコリ食感。

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無添加良品 やわらかササミの極細スティック 15g

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猫にジャーキーを与える時の注意点

注意する指

◆適度な量を与える

おやつのあげすぎは厳禁ですが、ジャーキーは嗜好性が高い分、「もっと!」と欲しがる猫も多いので要注意です。

おやつをあげすぎると、普段のゴハンを食べなくなる猫もいます。「喜んで食べるから」、「ゴハンを食べないから」と、おやつをあげすぎないようにしましょう。

ジャーキーを与える場合、他のおやつも含めて、1日に必要なカロリーの2割以内になるようにしてください。

◆与えるタイミング

猫にジャーキーを与えるタイミングは、食事と食事の間がおすすめです。食前に与えるとゴハンを食べなくなることがあるので、避けましょう。

ただし、食欲増進のために与える場合は、食前にほんの少しだけあげると効果的です。

また、多くても1日に1~2回、できれば、2~3日に1回程度がよいでしょう。ジャーキーがいつも食べられるものとして認識されると、猫自身の喜びや満足感も減ってしまいますし、貰えるまでねだったり、駄々をこねたりするようになることもあります。

留守番や歯磨き、病院など、猫があまり好きではないことをしたときに、ご褒美としてあげることをおすすめします。誕生日やクリスマスなどのイベントを祝うときにあげる特別なおやつにしてもいいでしょう。

また、猫が欲しがるタイミングで少量をあげると、コミュニケーションを深めることができます。愛猫の様子をよく観察して、上手に活用しましょう。

◆人間用・犬用ジャーキーは与えない

・人間用のジャーキーを与えるのは厳禁

人間用の商品は、前述のとおり、保存のために塩や香辛料を塗布して作られています。腎臓疾患になることの多い猫には、塩分の摂りすぎは健康を損なうリスクとなります。

また、香辛料の中には、オニオンパウダーなど、猫にとっては危険なものもあるので、人間用のものを猫に与えることは絶対に止めましょう。

・犬用のジャーキーも与えないのが無難

市販されているペット用のおやつには犬猫兼用のものも多く、おやつであればあげても基本的には大丈夫です。

ジャーキーも、犬猫兼用のものであれば、あげすぎなければ与えても大丈夫です。おやつ自体、あげすぎに注意が必要ですが、犬猫兼用のおやつは特にあげすぎに注意しましょう。

ただし、犬用のおやつを与える際には、プロピレングリコールが含まれていないものを選ぶ必要があります。

プロピレングリコールは、犬用のおやつによく含まれている保存料ですが、猫用には用いることが禁止されている添加物です。犬の身体には問題がないようですが、猫の場合、血液に影響するとされています。

この点から、犬用のものも猫には与えない方がよいでしょう。

また、中型犬や大型犬用のジャーキーは、猫には大きすぎ、飲み込み切れずに窒息する恐れがあるので、与えるのは厳禁です。

◆子猫には与えない

子猫におやつを与えるなら、生後半年~1歳程度になってからにしましょう。

子猫はまだ身体が出来上がっていないので、栄養バランスに注意が必要な時期です。主食となる総合栄養食を、しっかり食べてもらいましょう。

特にジャーキーは噛み応えが抜群な分、歯が未成熟な子猫には与えない方がよいでしょう。

◆吐くようなら小さくちぎって

もし、ジャーキーを食べた愛猫が吐くようなら、消化不良を起こしている可能性があります。また、丸呑みして喉に詰まらせることもあるので、小さくちぎって与えるとよいでしょう。


おすすめの猫用ジャーキー4選

市販の猫用ジャーキーから、おすすめの商品をご紹介します。

◆またたびプラス デンタルケア スティックタイプ ササミ 8本

またたびプラス デンタルケア スティックタイプ ササミ 8本

猫が大好きな鶏ささみにマタタビを加えた、デンタルスティックタイプのおやつです。
コラーゲン繊維をしっかり噛むことで、歯をブラッシングする効果が期待できる商品です。

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◆とびつく ほたて味 25g

とびつく ほたて味 25g

ひとくちサイズのささみのおやつで、2層構造になっている楽しいスナックです。
レトルト殺菌をしているので、保存料・防腐剤が無添加なのが嬉しい商品です。

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◆毛玉スッキリ しっとりささみ 鯛風味 20g

毛玉スッキリ しっとりささみ 鯛風味 20g

鯛風味の、口当たりが滑らかなしっとりタイプのおやつです。
食物繊維が約10%入っていて、毛玉ケアが気になるシニア猫におすすめです。

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◆無添加良品 おさかな&おにくのよくばりビッツ 20g

無添加良品 おさかな&おにくのよくばりビッツ 20g

かつおを調理したスライス状のおやつで、噛むことで歯垢の除去が期待できます。
L8020乳酸菌入りなので、健康な歯周の維持のサポートにもおすすめです。

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猫用ジャーキーの作り方!おすすめレシピ6選

市販のおやつは添加物が気になるという方、愛猫に手作りごはんを作りたいけれどハードルが高いという方は、猫用のジャーキーを手作りしてみるのもおすすめです。

そこで、簡単に作れるおすすめレシピをご紹介します。

人間も食べられる食材を使い、調味料は一切使用しないことだけは、守ってください。また、焼き時間などは、お使いのオーブンに合わせて調節してみてください。

◆簡単!ささみジャーキー

【材料】
鶏ささみ:2本

【作り方】
(1)ささみの筋を取り、包丁の柄などで潰して平らにしながら、小さく切る
(2)天板にクッキングシートを敷き、重ならないように並べる
(3)160℃のオーブンで30分焼く
(4)130℃のオーブンで10分焼き、オーブンの中で冷まして完成

※低温でじっくり焼くことと、しっかり平たく潰すことがコツです

参考サイト:*犬猫用に♬☆手作りささみジャーキー*

◆シンプル!鶏むね肉ジャーキー

【材料】
鶏むね肉

【作り方】
(1)鶏むね肉の皮と脂を取り除く
(2)手で、適当な大きさにちぎる
(3)皿に並べて、ラップをかけずに電子レンジで7~8分チンする
(4)少し冷まして、手で細かく裂く
(5)クッキングシートを敷いた天板に、重ならないように並べる
(6)オーブンを150℃で予熱
(7)150℃で30分焼く
(8)ひっくり返して、さらに30分焼く

※電子レンジでチンした時に出る水分は、ご飯に使っても◎

参考サイト:手作りおやつシリーズ第1弾 *超簡単!鶏ムネ肉ジャーキー*

◆ヘルシー!砂肝のソフトジャーキー

【材料】
砂肝

【作り方】
(1)砂肝を水洗いして、真ん中で半分に切る
(2)両側の白い部分を取り除く
(3)猫の一口サイズに切り、クッキングシートに並べる
(4)電子レンジ(500W)で3分チンする
(5)クッキングシートを取り換え、砂肝をひっくり返す
(6)さらに3分間チンして完成

※カリカリに仕上げたいときは、オーブンで焼きましょう

参考サイト:砂肝のソフトジャーキー♪

◆パリパリ!さつまいもジャーキー

【材料】
さつまいも

【作り方】
(1)さつまいもを洗い、適当な大きさに切る
(2)レンジでチンする
(3)皮を剥いて、厚さ3㎜ほどの薄切りにする(長さはお好みで)
(4)干物用ネットなどで干して、水分を飛ばす
(5)クッキングシートを敷いた天板に並べ、140℃のオーブンで20~30分焼く
(6)カラカラになったら完成

※干す代わりに、140℃のオーブンで90~120分焼いてもOKです

参考サイト:パリパリ☆サツマイモジャーキー *手作りおやつシリーズ 第6弾*

◆お魚大好き!まぐろジャーキー

【材料】
まぐろ(刺身用短冊)

【作り方】
(1)軽く冷凍した短冊を、5㎜程度の厚さにスライスする
(2)クッキングシートを敷いた天板に、重ならないように並べる
(3)160℃のオーブンで40分焼く
(4)100℃~130℃で、さらに30分焼く
(5)冷めて、カチカチになっていたら完成

※まぐろの代わりにサーモンでも作れますが、途中で無駄な脂をキッチンペーパーで取り除きましょう

参考サイト:ワンにゃんの ジャーキーの作り方♪

◆お野菜も!鶏むね肉と野菜のスティックジャーキー

【材料】
鶏むね肉:1枚(250g程度)
おから:70g
野菜:30g

【作り方】
(1)鶏むね肉の皮を取り除き、フードプロセッサーで30秒
(2)(1)におからと野菜を入れ30秒混ぜる
(3)オーブンを150℃で予熱
(4)クッキングシートを敷いた天板に、(2)を平らに伸ばす(厚さ5㎜程度)
(5)オーブンの下段に入れ、150℃で30分焼く
(6)裏返して、さらに150℃で20分焼く(水分はキッチンペーパーで拭き取る)
(7)粗熱を取り、15cm×5㎜程度に切りそろえる

※野菜は、すりおろしたニンジンや蒸したサツマイモがおすすめです

参考サイト:猫用スティックジャーキーのレシピ


まとめ

本来肉食の猫にとって、肉や魚を乾燥させたジャーキーは、嗜好性も高くおすすめのおやつです。

ただし、他のおやつと同様、あげすぎには注意しましょう。

また、人間用・犬用の商品には、猫にとって有害な塩分や添加物が含まれているので、与えてはいけません。市販されている猫用の商品や、手作りのものをあげるようにしましょう。

ご褒美や特別な時のおやつとして活用して、愛猫とのコミュニケーションに役立ててみてください。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。


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