固まる猫砂おすすめポイント!砂の種類と特徴、選び方は?

2024.03.01

固まる猫砂おすすめポイント!砂の種類と特徴、選び方は?

猫砂は、猫を飼う際にフードとともに必須の用品ですが、ペット用品売り場に行くと色々な素材の猫砂が販売されていて、どれを購入すればいいか迷ってしまいます。初めて猫を飼う方はもちろん、すでに猫と暮らしていても、どの猫砂がいいのか悩むことも多いです。そこで、固まる猫砂の種類と特徴から猫砂選びのポイントまで詳細に解説し、併せておすすめ5選もご紹介しますので、猫砂選びの参考にしてみてください。

固まる猫砂とは?

固まる猫砂

固まる猫砂とは、猫のオシッコを吸収すると固まって塊を作る猫砂です。

固まる猫砂には、ベントナイト系、おから製、紙製、木製のものがあります。

ベントナイトはその性質として、水分を吸収して固まります。おから製・紙製の猫砂は、吸水性ポリマーを使用して固まるようになっています。


猫砂の選び方のポイント

ペット用品売り場にはたくさんの猫砂が販売されていて、どれを購入すればよいのか悩むことも多いです。

猫砂の選び方のポイントについて解説します。

◆猫砂選びで重視したいこと

猫にとって好ましい猫砂の条件は、主に下記となります。

・健康を害さないもの
・形状や感触の好みに合っているもの

一方、飼い主さんにとっては下記のような猫砂が好ましいでしょう。

・掃除がしやすいもの
・処理がしやすいもの
・持ち運びが楽なもの
・臭いがしにくいもの

猫の健康にとっては、排泄時に泌尿器が砂に接触することがあるので抗菌性に優れていること、グルーミングの際に体内に取り込んでも健康を害さないことを重視します。

また、形状や感触の好みに合っていないと、猫がトイレを我慢することで膀胱炎などになったり、トイレ以外での粗相をしたりすることがあります。

◆猫砂の素材

猫砂の素材は様々で、形状や感触が異なり、掃除や処理のしやすさ重さなども異なります。

以下、それぞれの素材の一般的な特徴をご紹介します。

・鉱物系(ベントナイト)

ベントナイトの猫砂が固まる様子

ベントナイトは粘土の一種で、猫砂のほか水質浄化などにも使われています。

ベントナイトは吸着剤としての作用があり、猫の尿を吸着して固まりやすいです。

一方で粒が小さく、砂に近い感触から猫が好む猫砂ですが、ホコリが立ちやすいです。

吸い込んだり、グルーミングの時に手足に付着した砂を舐めて体内に取り込んだりした場合に、猫の健康に影響が出ることもあります。

価格の安い商品が多く、コストパフォーマンスに優れていますが、重くて持ち運びはしづらいです。

・鉱物系(ゼオライト)
ゼオライトは、沸石類と呼ばれる鉱物の総称です。

ゼオライト系の猫砂には、火山活動によって長い年月をかけて作られた多孔質の天然ゼオライトが使われています。

ペットのトイレ用品としてのほか、園芸用品として販売されています。

洗って繰り返し使えるので経済的ですが、固まらないタイプが主流です。

・おから
固まる力が強く、オシッコがギュッと小さめの塊になるので、処理がしやすいのが特長です。

おからなので、猫によっては食べてしまうことがありますが、多少であれば食べても問題はありません。

1~2cm程度の円筒形が多く、軽くて扱いやすいです。また、価格が安い商品の多いタイプになります。

・紙製
紙製の砂には、高吸収性ポリマーが使用されています。形状は様々ですが、1~2cm程度のデコボコの粒が多いです。

ホコリが立ちにくい一方で、固まりが弱い傾向があります。

軽くて扱いやすく、トイレに流すことができる商品がほとんどで、処理も簡単です。

・木製
木製の砂は、木材のおがくずを再利用したリサイクル商品です。形状は、1~2cmの円筒形が多く、木の天然成分による消臭力が期待できます。

固まるタイプとシステムトイレ用の固まらないタイプがあります。

ホコリが立ちやすく、固まりが弱い商品が多いです。

固まりをよくするために、ベントナイト系鉱物を配合している商品もあります。

・シリカゲル
固まらないタイプが主流で、ほとんどがシステムトイレ用です。

乾燥剤などに使われるシリカゲル製なので吸水性に優れ、抗菌性、消臭性も高いです。

数mm~2cmくらいの球形のため、コロコロと転がりやすくてトイレ周りの掃除が大変な面があります。小さな子供さんのいる家庭では、誤飲などに注意が必要です。

他のタイプに比べて、高価な商品が多いです。

◆猫は鉱物系が好き?

猫の祖先とされているリビアヤマネコは、主に砂漠に生息しています。

その名残で猫も砂を掘って排泄し、排せつ物を砂で隠そうと砂かけをします。

鉱物系の猫砂は、自然の砂に形状や感触が近いため猫が一番好むタイプです。

しっかり砂を掘り、砂かけをしたい猫に向いています。

一方で紙製や木製、シリカゲルのものは、粒が大きく踏んだ時の感触を嫌うことがあります。

おから製のものは小さい粒状のものもあり、比較的猫の好みに合いやすいです。


固まる猫砂のメリットは?

猫とトイレ

◆排泄物を片付けやすい

オシッコを吸収すると固まるので、塊の部分だけをすくって取り除くことができ片付けがしやすいです。

一方で固まらない猫砂は、猫が砂かけをするときに汚れた部分もかき混ぜてしまうため、掃除はしづらくなります。

◆オシッコチェックがしやすい

固まる猫砂なら、オシッコのチェックがしやすいです。

砂の塊の数はオシッコの回数、塊の大きさはオシッコの量を把握する目安になります。

愛猫の普段のオシッコの状態を知っておくと、異常に気付きやすくなります。毎日ノートに量や回数を記録しておくと、より具体的に把握できます。

また、紙製やおから製で白い猫砂ならオシッコの色のチェックもできます。


固まる猫砂の掃除・処理方法は?

猫砂を掃除する人

◆掃除の仕方

トイレに付属しているスコップなどで、固まった砂を取り除きます。オシッコをしてすぐだと塊が崩れやすいので、ある程度時間をおいてから塊を取り除きましょう。

時間をおきすぎるとまた塊が崩れやすくなる商品もあるので、適度な時間で掃除してください。

◆トイレに流せるもの・流せないもの

紙製、木製の猫砂、多くのおから製の商品は、トイレに流すことができます。商品の説明をよく読んで、流せるものはトイレに流すことで処理も簡単になり、ごみを減らすことにもなります。

ただし商品の注意書きにもありますが、下水処理に浄化槽(曝気式浄化槽)を利用しているお宅では、浄化槽の処理能力を超えてしまうことがあるので、流さない方が無難です。

また、一度に大量に流すと詰まりの原因になるので、少量ずつ流すようにしてください。

鉱物系の猫砂や一部のおから製の猫砂は、トイレに流すことができません。燃やせるゴミまたは不燃物ゴミとして出すことになります。

◆燃やせるゴミに出せるもの・出せないもの

紙製やおから製、木製の植物系原料の猫砂は、燃やせるゴミに出すことができます。

鉱物系やシリカゲルの猫砂は、自治体によって燃やせるゴミになるところと不燃物ゴミになるところがあるので、注意が必要です。

鉱物系の猫砂を使用する場合には、市区町村のゴミ処理担当部署に確認してからゴミに出しましょう。

ゴミ処理担当部署は、市区町村の公式ホームページで調べることができます。


固まる猫砂おすすめ5選

◆ニオイをとる砂

ニオイをとる砂

ベントナイト系の猫砂です。ロングセラー商品で、各種ランキングで必ず上位に入っています。

消臭成分のポリフェノールが、オシッコをしてすぐの硫黄系の臭いを強力に消臭するので、オシッコ臭に悩んでいる飼い主さんにおすすめです。

砂かけの激しい猫の場合、やや砂ぼこりが気になるというレビューもありますが、ほとんどが高評価でした。リピートしやすい価格で、コスパがよい点も高評価につながっています。

◆トフカスサンドK

トフカスサンドK

おからの猫砂「トフカス」シリーズの中でも、〈極める〉は固まる力が強いのがポイントです。オシッコがギュッと小さな塊になるのでトイレ本体を汚しにくく、タブレット型で飛び散りにくくなっています。

良質なおからを使っているのでおから独特の匂いも気にならず、おからのフラボノイド効果で消臭効果もバッチリです。

白いので、オシッコの色をチェックして健康管理できるのもおすすめポイントです。

◆デオサンド ギュッと固まる紙砂

デオサンド ギュッと固まる紙砂

紙製の猫砂の中では粒が小さく、砂をホリホリするのが好きな猫も満足できます。しっかり固まって崩れにくく、オシッコに濡れると青く変色するので、お手入れが簡単な点が飼い主さんに好評です。

粒が小さくウンチもすぐ覆ってくれるので、臭いが気にならないというレビューが多かったです。各種ランキングでも、上位に入っている猫砂です。

購入



まとめ

猫砂は猫を飼うのに必須の用品ですが、種類が豊富な分、どれを選んでいいか悩むことも多いですよね。

固まる猫砂は、オシッコを吸収すると塊になるので、汚れた部分を取り除くだけでよく、扱いやすい猫砂です。素材は、鉱物系、木製、紙製、おから製があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

猫が好む猫砂と、飼い主さんにとって扱いやすい猫砂の条件は、必ずしも一致しません。最後は、双方のバランスで、どちらもができるだけ快適に暮らせる商品を選びましょう。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。


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