マンクスってどんな猫?
世界各国の猫種を紹介する、猫図鑑などにも掲載されている「マンクス」ですが、その歴史は古く、見た目にも特徴があることから、この品種に魅了されている方も多いことかと思います。
ですが詳しくは知らないといった方のために、マンクスがどんなネコなのかを紐解いていきましょう!
◆身体的特徴
なんといってもマンクスには、尻尾(しっぽ)が無いという身体的な特徴が一番に挙げられますよね。
これに合わせて顔や手足が丸く、胴の長さも短いので全体的にまんまるとした体型の「コビータイプ」と言われる猫種となります。
毛色に縛りはなく、ダブルコートの短毛種となりますので、見た目は日本猫とさほど変わらないので、親しみやすい印象を与えてくれるネコと言えるでしょう。
◆性格
まんまるな見た目の通り性格も内気となり、大人しい中にも神経が細やかな部分が存在するとも言われています。
ですが神経質というわけではなく、飼い主さんに対しては中実で穏やかに接しますので、人と一緒に暮らすことにも順応しやすい猫種です。
◆走り方が特徴的
基本的にネコはしっぽで体のバランスをとりますが、しっぽのないマンクスは体のバランスをとるために後ろ足が発達しました。
そのため前足よりも後ろ足が長く、走る際には飛び跳ねるように見えることから「ラビットキャット」といった愛称で呼ばれることがあります。
歩いているときは通常のネコと同じような歩き方ですが、走っている姿はウサギのように飛び跳ねますので、この特徴的な走り方も魅力の一つと言えるでしょう。
◆長毛のマンクス?「キムリック」
マンクスは短毛種のネコですが、マンクスに長毛種のネコを交配させて誕生した「キムリック」と呼ばれる猫も存在しています。
マンクスの特徴はそのままに、1960年代に偶然発生した猫種となりますので、長毛の被毛がぬいぐるみのように愛らしいことからも、人気が高いことがうかがえますよね。