猫のためにベッドを手作りしたい!簡単な作成方法2選をご紹介!

2021.10.30

猫のためにベッドを手作りしたい!簡単な作成方法2選をご紹介!

猫の眠っている姿を見ているだけで、癒されると感じる飼い主さんはとても多いことでしょう。 猫の語源は「寝る子=寝子(ねこ)」といった由来もあるように、猫に対して睡眠のイメージは強く、できることなら安眠できる環境を整えてあげたい、と考えたことのある方も多いのではないでしょうか。 安眠を提供するアイテムとして「ベッド」が挙げられますが、市販の商品を購入するのではなく、世界に一つだけのベッドを手作りしてみたいと思いませんか? 愛猫にベッドを手作りする際には、どんな素材を準備し、どのような手順で作成すれば良いのかを簡単にご紹介させていただきます。

猫のベッドは手作りできる?

チェック柄のベッドでくつろぐ猫

愛猫が自分の作ったものを使用してくれる姿をみると、ほっこりした気分になるので、極力愛猫が利用する物は手作りしたいと考える飼い主さんは多いことかと思います。

手作りの猫用アイテムの代表格として「手作りフード」「手作りおもちゃ」などがありますが、中でも「手作りベッド」に挑戦したいと思ったことはありませんか?

ベッドと聞くと難易度が高そうな気もしますが、DIYや裁縫が苦手な方でも、アイディアさえあれば誰でも簡単にベッドの制作は可能となります。

1日のうちに平均で14時間ほどの時間を睡眠に費やすとも言われているので、ベッドを手作りするのであれば、安眠を提供できるようなベッドを作ってあげたいものですよね。

猫の睡眠時間のほとんどは浅い眠りである「レム睡眠」と言われているので、脳をしっかり休ませる「ノンレム睡眠」の誘発こそが安眠の鍵となります。

安心してゆっくり眠れるようなベッドは、脳や体の疲労回復に役立ち、猫の健康にも一役買ってくれますので、そのようなことを踏まえた上で、ベッドを手作りしてみてはいかがでしょうか。


猫のベッドの手作りアイディア2選

上質な眠りを愛猫に提供するためには、愛猫がどんな場所や素材を好み、どんな格好で眠る機会が多いのか、事前にリサーチしておくことも大切です。

一般的に猫は狭くて暗い場所を好む傾向にあるので、どの猫ちゃんたちでもお気に入りになってくれそうな、ベッドの簡単手作りアイディアをご紹介していきたいと思います。

◆100円ショップで購入できるグッズで手作り!

便利なアイテムを100円(税抜)で入手できる100円ショップですが、さまざまなアイテムの購入が可能なので、普段から利用されている方も多いことでしょう。

「こんなものまで100円!?」と驚かされてしまうグッズが多い100円ショップは、座布団やクッションも100円で売られていることがほとんどです。

この座布団を使用して、簡単にベッドの手作りが可能となっています。

用意するのは、以下の材料のみ!

・座布団(正方形の物×5枚)
・糸

まずは5枚の座布団を十字になるように並べて、中心部の座布団に接している4枚の座布団の側面を外側に折りたたみ、底になる部分の座布団の端と合わせて縫い合わせていきます。

座布団には綿が入っていますので、端の部分を重ね合わせて手縫いしていくのは少し大変なので、まつり縫い(たてまつり縫い)で縫い合わせていくのが理想的です。

キレイで丁寧にを心掛ける必要はなく、猫ちゃんが使って壊れないか、という点が重要なので、強度のある糸かダブルステッチ(二重縫い)であればOKです。

すべての座布団を底面となる中心部の座布団と縫い合わせられたのなら、ベッドの側面となる脇の部分をすべて縫い付けていけば、フカフカの座布団ベッドが完成となります!

ポイントは愛猫が喜びそうな生地でできた座布団を選ぶことと、お部屋に合うような色合いや柄の座布団を購入するといった点ではないでしょうか。

飼い主さん自身が気に入った素材で手作りすると、気分も上がりますし、その手作りベッドを愛猫が使ってくれる姿を見れば、嬉しさが倍増するはずですよ!

もちろん100均で購入した座布団ではなく、ご家庭で使用していないバスタオルや毛布に綿を詰めて同じように縫い合わせていく方法もありますので、裁縫が得意な方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

◆古着をリサイクル!愛のこもった低コスパの手作りベッド

飼い主さんが使い古して処分に困っている古着も、工夫次第で猫用のベッドが手作りできちゃいます。

使用する材料は、以下の通りです。

・長袖のトップス(セーターやトレーナーなど)
・手芸用綿、または使用しないクッション
・糸

古着はそのまま処分せず、猫用のベッドに再利用することによって、環境にも優しく、飼い主さんのニオイのついたベッドは、愛猫をも優しい気持ちにしてくれることでしょう。

まずは長袖のトップスを広げ、首元の部分を縫い合わせていきます。

一番スタンダードななみ縫いでかまいませんので、ザクザクと縫い進めていき、首元が縫い終わった後は、服の胸部分にあたる箇所を、脇から脇の部分にかけて一直線に表と裏の生地を一緒に縫い付けていってください。

胸の部分を境界線として上下に空洞ができますので、まずは下の部分(胸より下)に綿を詰めていきましょう。

手順①

綿は購入した物を使用しても良いですし、ご自宅に使用していないクッションなどがあるようでしたら、そこから綿を取り出して詰め替えれば、さらに低コスパでベッドが作れるのでおすすめです。

服の胸より下の部分は、手作りベッドの土台となる部分ですので、愛猫が好みそうな硬さや厚みを考慮し、綿の量を調整してください。

綿を入れ終わったら裾の部分から綿が出ないように、表と裏を合わせて縫っていきましょう。

手順②

次に服の上部となる腕の部分から綿を入れ、ベッドの側面となる箇所を仕上げていきます。

側面の部分は猫ちゃんが枕として使用することもあるので、柔らかすぎず硬すぎずが理想的です。

ある程度綿を入れ終えたら、袖の部分を合わせて縫い付けても良いですし、ヒモなどで袖口部分を合わせてくくってしまっても良いでしょう。

手順③
手順④

ここまで作成したら、完成まであとちょっとです!

猫ちゃんが体を預けても安定するように、底面と側面の部分を裏返して縫い付けてあげてください。

手順⑤

見えない部分となりますし、猫ちゃんが使用して壊れなければOKなので、安定感重視で縫っていくようにしましょう。

飼い主さんのニオイ付きベッドは、猫ちゃんにとっても宝物となりますし、自分のニオイに安心しきって眠っている姿を見られるのは、これ以上ない喜びを感じられるはずです。

寒い季節に猫用ベッドは重宝しますので、この機会に是非手作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。


手作り猫ベッドの注意点

世界に一つだけの手作りベッドは、ほんの少しの材料と時間があれば誰でも簡単に作成できるので、猫と一緒に暮らす飼い主さんでしたら、一度は手作りにチャレンジしてみたいと思うはずです。

しかし、手作りのアイテムは既製品とは異なり、特別なルールもないので飼い主さんの想いがすべて反映されることでしょう。

もちろん自分のアイディアを盛り込んで、唯一無二のベッドを作ることに問題はありませんが、猫が使用する上で注意しなくてはいけない点がいくつか存在します。

どのようなことを考慮し、愛猫のために快適なベッドを作っていくことが望ましいのでしょうか?

◆誤飲につながるような装飾は避ける

手作りであっても”映え”を意識するあまり「手芸用のアクセサリーなどを装飾したい」と思う飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

愛猫が手作りベッドを使用している姿を、InstagramやTwitterなどのSNSに画像投稿したいと考えているのであれば、自然と見た目がかわいらしいベッドを作りたくなってしまいますよね。

見た目の可愛さを重視したい気持ちも分かりますが、使用するのは猫ちゃんになりますので、機能性を重視するようにしてください。

装飾品によっては猫の興味を引き、誤飲してしまう可能性も否めませんので、無理に装飾したベッドの作成は控えておきましょう。

◆定期的にお手入れをする

手作りのベッドであっても、定期的なお手入れは欠かすことができません。

市販の猫ベッドであれば、抗菌効果のある生地を使用している場合もありますが、手作りのベッドにはそのような加工などが施されていませんので、通常よりもお手入れの頻度を上げるべきではないでしょうか。

座布団や古着を利用したベッドであれば、洗濯表示タグを見て、洗濯機や手洗いで洗えるのか洗えないのかを確認し、適切なお手入れ方法で清潔を保ってあげてください。

●おすすめ商品
ペットの布製品専用 洗たく洗剤  >>ペットの布製品専用 洗たく洗剤<<
漂白剤でも落ちにくいニオイのもと(ペット特有の皮脂)までスッキリ落とし、洗うたびに離毛効果が高まります。
購入

手作りベッドを処分するときも、お住いの自治体のルールに従い、そのままゴミに出すのか解体をしてから出すのかを確認し、廃棄をするようにしましょう。


まとめ

ベッドの中でくつろぐ猫

何事も手作りと聞くと、少し面倒なイメージを抱く方も多く、猫のベッドとなると大掛かりな手順をイメージしてしまいますよね。

面倒な手順があれば購入した方がマシ!と思われるかもしれませんが、猫のベッドは工夫をすれば家にある材料だけで作成ができますし、作成時間もそれほどかかりません。

素材によっては愛猫が喜んで使用してくれるアイテムに変貌しますので、家に使用していない材料があるようでしたら、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

飼い主さんが頑張って作成したベッドで愛猫が眠る姿は、より一層可愛らしく映るでしょうし、猫ちゃんにとっても安眠を誘ってくれることでしょう。



– おすすめ記事 –

・猫は本能的にトンネルが好き?手作りのおもちゃは需要がある?
・猫が喜ぶおもちゃってどんなもの?おすすめから手作りアイデアまで
・猫の爪とぎにはダンボールがおすすめ?素材別の特徴や手作りの仕方も
・猫の食器台を手作りするにはどんなことに気を付けるべきなの?


focebookシャア
ツイート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


記事に関するお問い合わせはこちら