1.猫のグーパーって?
2.猫がグーパーする意味は?
2-1.子猫時代の名残り
2-2.甘えている時
2-3.リラックスしている
2-4.眠い時
2-5.自分の匂いを付けている時
2-6.ストレスを感じている
猫のグーパーって?
「猫のグーパー」とはその名の通り、手足を交互にじゃんけんの「グー」と「パー」の形にすることを指します。
基本的には前足のみでおこなう行為となりますが、右手をグーにした場合には左手がパーとなり、右手を開いて形がパーになれば左手はグーの形になります。
猫好きの方や猫と一緒に暮らしている方であれば、実際にその姿を見たことがある方も多いとは思いますが、猫に興味のない方からすれば、「猫がじゃんけんをするはずがない」と、なんとも不思議な感情を抱くのではないでしょうか。
猫がグーパーをするときには、特別な感情が隠されていると言われています。
どんな感情を抱いているかは、その行動をとるシチュエーションによって多少は異なりますが、こんなにもかわいらしい姿なのですから、悪い意味ではないことは容易に想像がつきますよね!
何かを必死にふみふみ(足踏み)するような、マッサージをしているようにも見える猫のグーパーですが、猫自身は一体どんな気分のときにこのような行動をとるのでしょうか。
猫がグーパーする意味は?
ただ見ているだけで幸福になれる猫のグーパーですが、その愛らしい姿は一度でも拝見してしまうと、「またあの姿が見たい!」という中毒性があるので、ついつい愛猫を遠目で監視してしまう飼い主さんも多いことでしょう。
しかし、飼い主さんが愛猫にグーパーしてほしいからといって、お願いすればすぐにやってくれるわけではありませんし、猫がグーパーをするタイミングによって、何かしらの意味があるのは明確ですよね。
猫が突然グーパーをするときは、以下のような理由から、手足を結んで開いていることが有力視されています。
◆子猫時代の名残り
成猫になってもグーパーをする猫ちゃんのほとんどは、子猫時代に母親のミルクを飲むときに、お乳をモミモミしてミルクの出を良くしていた名残であることが考えられます。
産まれたばかりの子猫はまだまだ吸引力が強くない上に、母猫のおっぱいにもミルクの出が良い箇所と悪い箇所があるので、子猫は本能的に両手をグーパーして乳腺を刺激し、ミルクの出を良くしていたのかもしれません。
幼いころから母猫と離れ離れとなって育った子のに中は、このような行動をとらない子も多く居ると言われていますので、この行動をする子の場合は何かしらの思い出に浸っているときに、とっさに出てしまう行動と考えるのが自然なのではないでしょうか。
◆甘えている時
猫のグーパーが自然と出てしまうタイミングとして、一番に挙げられるのはやはり、甘えているときとなります。
飼い主さんの目を見つめながら、うっとりした表情でグーパーしているのであれば、「飼い主さんに甘えたい」「この時間が最高に幸せ」と思ってくれているはずです。
もちろん飼い主さんを家族として慕っている場合もこの行動をしますが、もしかしたら飼い主さんに母猫の面影を重ねて、つかの間ではありますが子猫時代に戻った気分に浸っているのかもしれませんよね。
いずれにせよ幸福感に満たされている状態となるので、いきなり強い力で触ったり、大きな声や音を出したりしないように注意しましょう。
◆リラックスしている
猫が脱力してリラックスをしているときにも、前足をグーパーすることがよくあります。
リラックスは安全で安心できる場所や人の前でないとできないので、飼い主さんとの暮らしに満足してくれている証拠でもありますよね。
猫にはさまざまなリラックス時の行動がありますが、このグーパーもリラックス状態を表しているのであれば、見ている側の心も解きほぐしてリラックスさせてくれるので、猫の生まれ持つ癒しの効果に脱帽です。
◆眠い時
甘えたいときやリラックスしているときと同じように、眠いときにも猫はグーパーをします。
これは子猫時代の名残にも共通しますが、母猫の乳腺を両手でモミモミして刺激し、ミルクを飲んでお腹いっぱいになった後は必ず、そのまま眠ってしまう子猫は多いことでしょう。
つい眠くなったときにその頃を思い出せば、自然と前足が動いてしまうのも納得できますよね。
また、母猫のお乳に似た感触の毛布やクッションに触れたときも、その感触を思い出すようなので、懐かしい気持ちに浸りながらそのまま眠ってしまう子も多いようです。
◆自分の匂いを付けている時
猫の肉球や爪付近には臭腺があり、臭腺からは猫特有のフェロモンが分泌されています。
飼い主さんや何かしらの物に対してモミモミするように、猫がグーパーを繰り返しているのであれば、その対象物にマーキングをしている可能性が高いです。
自分の臭いを付けて自分の物アピールをするのと同時に、大切なものから自分のニオイが感じ取れることに安堵しているのかもしれません。
手をニギニギすれば多少の汗が出てくることもあり、より強いニオイを残せることまで、もしかしたら猫は知っているのではないでしょうか。
本能的にこのようなことができてしまうあたり、やはり猫は賢い動物だと改めて思い知らされますよね。
◆ストレスを感じている
猫のグーパーは基本的に安心した状態で行われることがほとんどですが、ストレスといった満たされない気持ちがあるときも、グーパーをすることがあるようです。
早くから母猫と引き離されてしまった猫や、飼い主さんに甘えたくても甘えさせてもらえない猫、気に入らないことがあって満たされない気持ちが消えない猫などは、グーパーをするだけでは飽き足らず、対象物を強く吸ったり噛んだりする傾向があると言われています。
特にお気に入りの毛布などは自分のニオイが強く付いていることもあり、強く噛んだ後にそのまま飲み込んでしまうこともあるので注意が必要です。
このように精神的に不安定な状態が続き、布製品などを飲み込んでしまう症状を「ウールサッキング
」と呼びますが、このような傾向の強い猫ちゃんのグーパーは注意深く監視しておく必要があると言えるでしょう。
グーパーしながらゴロゴロする猫もいる?
猫ちゃんの中にはグーパーをしながら、喉をゴロゴロと鳴らす子も居ます。
猫のゴロゴロ音は気持ちが満たされているときに、鳴らしてくれることが多いので、グーパーして最高に幸せな気分になっている証拠です。
至福を体全体で表現してくれているので、何もせずに傍観し、好きなだけグーパーをさせてあげましょう。
もし猫ちゃんから目を合わせてくることや、鳴き声を出してかまってアピールをしてくる場合には、優しく撫でてあげるようにし、さらなる絆を深めてみてはいかがでしょうか。
グーパーする時の注意点
とてもかわいらしい猫のグーパーではありますが、基本的には猫がリラックス状態のときに行うので、無理に飼い主さんが邪魔をしなければ問題のない行動と言えます。
しかし、前述した通り精神不安によるウールサッキングをする猫ちゃんの場合は、毛布やクッションなどの布製品を誤飲しないかの監視は必要ですし、ストレスの原因を取り除いてあげる必要もありますよね。
また、飼い主さんが愛猫を抱っこしたときに、飼い主さんに対してグーパーをしてくるのであれば、爪を出しっぱなしにしながら手を結んで開く子も多いので、飼い主さん自身が肌を傷付けない対策をしなくてはいけません。
常に愛猫の爪のケアをし、肌が傷つけられないような露出の少ない格好や、分厚い生地の洋服を着るなどの配慮も必要ですよね。
愛らしい猫の行動となるので、ただただ好きなようにさせてあげたいところですが、誤飲やケガなどの対策を普段からしておくことによって、よりその行動が尊く感じるはずですので、安全第一で愛猫にグーパーしてもらえるような生活環境を整えておくようにしましょう。
まとめ
猫が両手をグーパーする姿は、文句のつけどころがないほど愛らしく、癒しの効果を発揮してくれますよね。
飼い主さんの前でその行為を見せてくれるのは、信頼が築かれている証拠でもありますし、大好きな飼い主さんへの最大の愛情表現とも言えるでしょう。
見ている側も幸せな気分にさせてくれる猫のグーパーですが、注意すべきグーパーはストレスによるウールサッキングぐらいとなるので、基本的には猫ちゃんに好きなだけグーパーをしてもらって構いません。
そしてグーパーに合わせて喉をゴロゴロ鳴らしているのであれば、さらなる至福を感じてkれているはずですので、その姿を傍観しながらさらなる幸せをお裾分けしてもらってください。
愛猫との愛しい時間を思う存分堪能し、貴重なグーパーをする姿を心に焼き付け、疲れたときなどにふと思い出されてみてはいかがでしょうか。
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