ツンデレな猫がかわいい!その特徴的な魅力に迫ってみた!!

2022.04.18

ツンデレな猫がかわいい!その特徴的な魅力に迫ってみた!!

猫はよく「ツンデレ」と表現されることがありますが、猫のイメージとしてはあまり人に懐かず、気分屋だと思っている方も多いのではないでしょうか。 しかし、猫と一緒に暮らしている方であれば、ツンデレなだけで基本的に甘えん坊であることはご存知のはずです。 猫のことをあまり知らない方であれば、にわかには信じがたい話ではありますが、実際のところ、猫はツンデレな動物と言えるのでしょうか?

猫はツンデレ?

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昨今では定着している「ツンデレ」という言葉ですが、もともとはアニメに登場するキャラクターの性格を、分類する際に用いられた言葉だと言われています。

普段は冷たい感じでツンツンしているけれど、好きな人の前ではデレデレとした態度になるというような、いわゆる萌えキャラに使われるネットスラングとも言えますよね。

そんな二次元のキャラクターを表現するための言葉なのに、現実世界に存在する猫にも用いるようになったのは、猫がそれぐらい私たち人間にとって身近な存在であることがうかがえます。

そもそも猫はアニメに登場するようなキャラクターより先に、地球上に存在していたため、猫が本当にツンデレなのであれば、「元祖ツンデレ」といっても過言ではないでしょう。

結論から言ってしまえば、猫好きな方なら誰でも知っている通り、猫はツンデレな動物です。

もちろん猫の性格や個体によって多少の差はありますが、猫の習性そのものがツンデレ気質なので、猫を表現する上でピッタリな言葉であることが分かります。


猫のツンデレな理由

猫をはじめとしたほとんどのネコ科の動物は、集団で行動するようなことはせず、単独で行動をしながら生活をしています。

そのため生活の中でどのように時間を使うかは、そのときの気分次第となり、自分の気持ちを第一優先に考えながら行動に移すのです。

特に人間のそばで暮らす家猫は、敵に襲われる危険性や食べ物に困る心配もないので、良い意味でも悪い意味でも、自分の気持ちに正直に従っているとも言えるでしょう。

その姿を日常的に飼い主さんは見ていますので、猫はツンデレだという結論が出てもおかしくはないですよね。

猫がツンデレだと感じる理由として、以下のような猫の態度が挙げられるはずです。

◆周りの目を気にしない

私たち人間は社会の中で生きづらくならないように、上下関係をある程度意識しながら生きていますが、基本的に上下関係を気にしない猫は、周りの目を気にすることなく、自分の感情を押し通します。

相手に媚びることもない上に、飼い主さんのことも大きい猫程度にしか思っていないので、もちろん忖度などもしません。

甘えたい気分のときは飼い主が何をしていようが目の前に立ちはだかり、全力で構ってアピールをしますし、作業の手を止めて構った途端に、そっけない態度でどこかに行ってしまうなんてことは日常茶飯事です。

◆優れた感覚器官をもっている

もともと備わった猫の習性以外にも、猫は優れた感覚器官を持ち合わせているので、その機能により瞬時に行動を切り替えることができます。

視力が高くない変わりに、動体視力や聴力、嗅覚などが優れていますので、人間には分からないような音や気配に敏感に反応し、その反射神経の良さが飼い主さんにはツンデレに映ってしまうようです。

猫からしてみればごく自然な行動なのに、ツンデレと思われてしまうのは可哀相な気もしますが、このような行動を見てもスマートに対応できるあたり、猫はやはりポテンシャルの高い動物だと、再認識できるのではないでしょうか。

◆時間帯や天気によって気分が左右する

好きな時間に好きなことをする猫ではありますが、本来は「薄明薄暮性動物」と言われており、明け方や日没直後となる薄暗い時間帯に行動が活発になる生き物です。

それに併せて体内時計も正確に機能していますので、時間帯によって気持ちの切り替えをする子はとても多く、飼い主さんからしてみれば急に態度が変わったと映ってしまっても不思議ではありません。

また、時間帯だけでなく、その日の天候によっても気分は左右されますので、雨の日は眠る時間が多くなったり、晴れの日は活発に行動したりと、体力を温存して無理なく行動する術を本能的に身につけているのです。

これらの特殊な性質を生まれながらに持ち合わせていることもあり、ときにその様子がツンデレとして人々の目に留まっているのかもしれません。


猫のツンデレな行動

自分の気持ちに素直な部分を私たち人間も見習いたいところですが、具体的にはどのようなツンデレ行動が挙げられるでしょうか。

ある意味猫特有の行動とも言えますが、猫のことが大好きな方々は、この行動すら愛おしく感じてしまうようです。

◆名前を呼んでも返事しない

大切な愛猫のために一生懸命飼い主さんが考えて授ける名前ですが、名前を呼んだときぐらい返事をしてほしいと、日々望んでいる飼い主さんは多いことでしょう。

しかし、猫は基本的に自分の名前を音と認識していることもあり、そんな飼い主さんの気持ちを無視するかのように返事はしてくれません。

名前を呼ばれたタイミングで気分がよければ、「ニャア」くらいは発してくれますが、背を向けたまま耳を少し動かす程度が日常茶飯事なので、猫に対して色々期待するだけ無駄とも言えますよね。

猫が大好きな方はこれぐらいで猫を嫌うことはありませんし、むしろこのツンデレ感がたまらないといった方も多いので、猫は本当に人間の扱いが上手だなと尊敬するばかりです。

◆撫でていたら噛みついてくる

甘えん坊な猫ちゃんの中には、撫でてほしいアピールをしてくる子は多く、望まれるままに撫でてあげると、急に何かが乗り移ったかのように、噛みついてくることがありますよね。

飼い主としては「なぜ!?」という気持ちでいっぱいになりますが、きっと撫でる時間が長すぎたり、撫で方に問題があったりと、飼い主さん側に責任があるはずです。

もちろん本当は飼い主さんに非が無いのは一目瞭然ですが、ツンデレの猫と一生付き合っていくと決めたのなら、このような気分の変化にも柔軟に対応する、気持ちと心構えが必要と言えるのではないでしょうか。

飼い主さんがケガをするほど毎回噛みついてくるようであれば、何かしらの対処をしなくてはいけませんが、ツンデレと分かる噛み方であれば、そこまで深く考える必要はありません。

この猫特有のツンデレ具合を噛みしめ、一層下僕(下婢)心を強く誓ってみるのもおすすめです。

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猫は種類・性別・毛色によって性格が違う

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猫は遺伝子が複雑に混ざり合うことによって、毛色や模様などが決まることからも、それぞれに個性が出て性格も十人(猫)十色となるようです。

また、猫の種類や育った環境、オスやメスといった性別でも性格は変化しますので、一概に猫はこのような性格と断言できないところも猫の魅力となりますよね。

特にオス猫は甘えん坊で、メス猫はツンデレ気質が強いと言われますが、必ずしもすべての猫に当てはまることはないので、自分の元に来てくれた猫ちゃんの性格を理解し、大切に愛情を注いであげるのが一番です。

猫は生活する環境でも性格が変化していきますので、ストレスを与えないように気を付けながら、持って生まれた性格を尊重してあげるようにしましょう。

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ツンデレな猫と接する時のポイント

もし愛猫がツンデレ気質強めだと分かったとき、正直どうやって接するべきか正解が分からないといった方も居るかもしれません。

おすすめな接し方としてはやはり双方が傷付くことのない、「徹底的に猫の気分に付き合う」という方法ではないでしょうか。

そのときの気分や優れた感覚によって態度が変化するのであれば、その心理を先読みすることは不可能ですので、その都度猫の気持ちに対して素直に応じることこそが、一番波風が立たない接し方とも言えますよね。

飼い主さんが恐れることは、猫に嫌われてしまうことのはずですので、愛猫のツンデレパターンをある程度把握しておくことも大切です。

なかなか気持ちが読めなくて大変な思いをすることもあるかもしれませんが、これこそが猫独特の魅力とも言えますので、猫の全てを愛して受け入れられる飼い主を目指してみてはいかがでしょうか。


まとめ

猫のことをツンデレと表現することが、当たり前のように感じられる昨今ですが、ツンデレという言葉が生まれる前から、その呼称にぴったりな性質を持ち合わせて存在していた猫は、人間を夢中にさせる素質を持って生まれた、選ばれし動物だということが分かりますよね。

もともとの猫特有の習性や性質が深く関係しているだけでなく、周りの目などを気にすることなく臆せずに、自分の気持ちに正直に生きる姿は、素直に見習うべき部分と言えるのではないでしょうか。

なかなか生きづらい世の中だからこそ、猫のような自由奔放な性格の動物に、癒しを求める人が多いのも納得です。

今後も猫様を崇め奉るようにし、従順に従う下僕(下婢)として一層励む日々を過ごしたいものですよね。

それぐらい猫は唯一無二で魅力的な存在ですので、傍にいる猫ちゃんを大切にし、一緒に過ごす時間を思う存分楽しむようにしましょう。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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