犬と住む理想の環境
9頭の犬と暮らすためにまず最初に考えた理想の環境。
それは小さくても良いので犬達がすぐに遊びに出られるような庭付きの戸建てが建てられる場所であること。
そして周囲を建物に囲まれていないこと。
日当たりが良くて鳴き声などで苦情が来ないように、家が密集して立っているところは避けるようにしました。
そして近くに小川や池など水気のないところ。竹藪や雑木林に隣接していないこと。
犬たちのためにこれらを一番重要視しました。
湿気が多いと家が傷みやすいということはもちろん、水に近いと蚊が発生しやすいので避けました。
それと同時に竹藪や雑木林など人の手が入っていない緑が多いところだとこれもまた蚊が発生しやすく、そしてタヌキやハクビシンなどの害獣が住んでいる可能性が高くなるので野生動物の侵入を避けるためにそのような雑木林に隣接している土地はやめました。
建物で気を付けたことは?
犬を飼うときにまず考えたのは「近隣の方たちにご迷惑にならないように」ということでした。
鳴き声、匂い、もしかしたら毛などで近所の方にご迷惑になってしまうと住みにくくなってしまいます。
犬が家にいると、どうしても鳴き声での問題が起こってくることがあります。
なので防音には出来るだけ気をつかいました。
窓ガラスはペアグラス。これは鳴き声などが外に漏れるのを防止するためと、外の音があまり入ってこないようにと両方の意味があります。
音は窓から出入りするといわれています。
今ではカーテンも遮音タイプのものがありますので、そのようなものを使用するのも良いと思います。
そして意外と気がつかないのが断熱材です。
外気の影響を受けにくくして住環境を整えるとともに防音の役割も果たしますので壁面に使う断熱材もそれなりの厚さが必要になります。
関東では平均最低4cm以上と言われていますので我が家は7cmのものが入っています。(地域によって異なる)
家が建って数年経ちましたが、ご近所にはまだ我が家に犬が沢山いるという事を知らない方もいます。
鳴き声がほとんど外に漏れていないそうです。
家の中はどうする?
我が家は掃除がしやすいように、ダニなどの発生をなるべく避けるためすべてフローリングにしました。
あえて床暖は入れませんでしたが、床暖は犬は大好きです。
冬は下から冷えますから、下から温める床暖は暖かくて気持ちがいいことでしょう。
フローリングだとお手入れは簡単になりますが犬は滑りやすくなります。
なので全ての部屋に滑り止めのコーティング加工をしてもらいました。
コーティングが出来ない場合は犬が遊ぶ場所にカーペットなどを敷いて滑り止めにするなどの工夫が必要です。
特に小型犬は部屋の中を元気に走り回ることが多く、滑ると最悪脱臼や骨折などのケガをすることがありますので滑り止めは必須です。
犬がいつもいる部屋を作ってありますが、犬の部屋は遮光カーテンとレースのカーテンを用意し、壁紙はペット用の脱臭クリーン機能つきのものにしました。
これだと掃除がしやすく臭いがこもるのも防げるので便利です。
その他にも脱臭機と空気清浄機を置いて臭い対策をしています。
犬にとって安全な環境
家の中の環境を犬たちのために過ごしやすく危険がないように整えることも大切です。
家の中には犬にとって興味を引く危険がものもあります。犬の目線になって考えるとわかりやすいかと思います。
電気のコード類。気が付くと噛んでいて感電という事故も起こりますので、前もってまとめておいて専用のチューブ
などで覆っておくことも必要です。
冬でしたら電気や火を使うストーブの周りには近づき過ぎないようにストーブを柵で囲う必要もあるかもしれません。
ホットカーペットも直接犬に齧られないように、またおしっこなどをかけられないためにもホットカーペットカバーを使用しましょう。
夏に扇風機を使う場合も同じく、犬の手が届くような危険な場所には置かないようにしたり、柵で囲った方がいい場合もあります。
そして観葉植物ですが、意外と犬にとって猛毒になってしまう種類のものもありますので、届かないところに移動しておいた方が安心です。
歯の生え変わりの時期の子犬は家具の足や部屋の片隅などどこでもガジガジ噛んでしまうこともありますので、硬くて興味を引くようなおもちゃで気をそらすことも大切です。
我が家はLDKなので火を使うキッチンなど入ってはいけない場所には柵を置いて犬が入らないようにしています。
犬が飼いやすい住居とは人間が住みやすいことはもちろん、目線が低く小さな子供のように好奇心旺盛な犬も住みやすい環境であることが大切です。
安心で安全な環境を整えて犬たちとの快適な生活を楽しみましょう!
– おすすめ記事 –
多頭飼いならでは 犬の順位行動
先住犬と子犬と一緒に暮らすには
明日はなせる「犬雑学」パート⑤