急な外泊！その時、犬は留守番させても大丈夫！？

急に外泊になってしまったら…

　急に仕事で出張になったり、帰省しなくてはならなくなった時、愛犬をどうしよう！？そんな事を思ったことはありませんか？最近では、ペットホテルも充実しているので、ペットホテルに預ける人も増えてきました。その一方で、金銭的な面や、人に預けるという不安から、家で愛犬を留守番させたいという人もいるのが現状です。しかし、愛犬を１匹で留守番させて大丈夫なのでしょうか。これから、愛犬を留守番させるメリットとデメリットを説明していきます。

留守番させるメリットって？

　愛犬を、自宅で留守番させる事の最大のメリットは、自分の臭いのある落ち着いた環境に居られるということでしょう。知らない環境に連れて行かれるのは、犬にとってはストレスです。それに加え、飼い主さんもいない状況なので、中にはフードを食べなかったり体調不良を起こしてしまう犬も少なくありません。そういった面を考えると、やはり慣れた場所にいるのが最良と言えます。

留守番させるデメリットって？

　メリットをお伝えしましたが、実はデメリットの方が多いです。何故なら、犬は本来群れで暮らす生き物なので、単独でいることが苦手です。そのためそもそも長時間の留守番は向いていないのです。長時間の留守番は、犬を不安にさせストレスが溜まる他、分離不安という精神的な病気を引き起こす可能性もあります。
　分離不安とは、飼い主さんが留守にしている間に、日頃しないような行動（トイレを別の場所でする・物を壊す・自分の手足を噛む・毛を毟る）などの問題行動のことを良い、その多くはストレスが原因となって起こります。それに加え、外泊ともなると一日中飼い主さんが帰ってこない状況になるので、犬にとっては堪え難いことなのです。

その他の選択肢で検討しよう

それでは、急な外泊になってしまった場合、愛犬はどうすれば良いのでしょうか？ここでは、その他の選択肢を紹介していきます。

■ペットホテルに預ける
　やはり、ペットホテルに預けるのが賢明です。ホテルのスタッフさんは、犬の扱いに関してはベテランさんなので、安心して預ける事が出来ますし、環境が変わることにより犬がフードを食べなくなるということはよくある症状で、基本的に元気であれば２日間程食べなくても問題ないと言われています。そのため、短期間の外泊であれば、ペットホテルに預けましょう。
　もし、それでも心配な点があれば、動物病院に預けることをオススメします。最近では、動物病院でもペットホテルを併設していることが多いので、万が一のことを考え動物病院に預ける人も増えています。また、かかりつけの病院であれば、愛犬のことをよく知ってくれているので、飼い主さんも安心ですよね。

■身内や知り合いに預かってもらう
　もし、身内や知り合いに犬の扱いに慣れている人がいて、その人が了承してくれれば、お願いしても良いでしょう。ちなみに、私はどうしても仕事がら長時間の外出（外泊はありませんが）が多いので、日頃から実家に愛犬を預けています。おかげで、犬も実家での生活に慣れているので、万が一の時も安心して預ける事が出来ます。知人に頼むのは難しいかもしれませんが、実家などの身内に預けられそうな場合は、日頃から慣れさせておくのも大切です。慣れさせる事で、愛犬も飼い主さんも安心できますからね。
　それでも、どうしても愛犬を家で留守番させる場合、犬が寂しくならないような環境作りをして出掛けるようにしましょう。例えば、部屋の電気を付けておく・テレビやラジオなどを付けっぱなしにして、無音の状態を作らない・水をちゃんと用意する・ペット用自動給餌器などを用意する・季節に応じてエアコンを常時つけておく等、万全の準備をして外出するようにしましょう。

犬は、猫と違いひとりぼっちが苦手な生き物です。外泊をする際は愛犬のことを考え、出来ればペットホテルに預けてあげましょう。

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