犬のストレスはこれが原因!その見分け方と対処法

2016.04.01

犬のストレスはこれが原因!その見分け方と対処法

人間関係で嫌なことがあると、「犬はのんきでいいな~私も犬に生まれたかった」と思ったものです。でも、犬って何も考えていないわけではなく、犬には犬のストレスがあるんですよね。一口にストレスと言っても、原因も現れ方もさまざまです。どんな原因があるのか、どのように現れるのかを知って、ワンちゃんにストレスを感じない方法をみつけてあげましょう。

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ストレスが原因で現れるしぐさや症状

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– ぐるぐる回る –

犬が自分のしっぽを追いかけてグルグル回るのを見かけることがあると思います。子犬の場合は、楽しく遊んでいるだけなので問題ありませんが、これを成犬がやっている場合は要注意!ストレスを感じているサインである場合が多いようです。

– あくびをする –

人は、眠気に襲われたり退屈だったりするとあくびが出ます。あくびをすると「緊張感が足りない」と思われますよね。犬は、人とは反対に、緊張しているときにあくびをするんです。怒られたとき、イライラするときなどに出るあくびは、ストレスのサインの1つです。

– 足をなめる –

犬が体をなめるのは、本来、ケガを治したり汚れをとったりするためです。病気もケガも汚れもないのに、体をなめ続けるのはストレスが原因です。なめるだけで足りず、噛んでしまう犬もいます。人が爪を噛むのと似ていますね。犬は、力いっぱい長時間なめ続けるので、毛が抜けたり皮膚が炎症を起こしたりして、それがまたストレスの原因になってしまいます。

– 無駄吠え –

吠えるのは犬の本能なので、目的があって吠えるなら、犬にとってはストレス解消にもなる行為です。ただ、意味もなく吠え続けるときは、ストレスがたまっているかもしれません。犬のうるさい泣き声で飼い主がイライラしてしまうので、これがまた犬にストレスを与えて、さらに吠えるようになる…という悪循環におちいりやすいです。

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– 体臭が強くなる –

うちの犬は動物病院が大嫌いで、診察台に載せるといつも臭いにおいを発します。そして、家に帰ると、いつの間にかにおいは気にならなくなっています。このことを獣医さんに話したら、「ストレス臭」ではないか、とのことでした。怖いことをされるかも、という恐怖心からストレスがかかり、体臭が強くなる犬は案外多いようです。また、常にストレス臭がしている犬もいるそうです。シャンプーしてもとれない臭いは、ストレス臭かもしれません。臭いを気にしてがんばってシャンプーし過ぎると、シャンプーという行為がストレスになり、さらに臭いが増すこともあるそうです。


ストレスの原因と対処法

犬の様子を見ていて、ストレスがかかっていると分かったら、早く解消してあげたいですね。原因別にストレス解消法をご紹介します。

– 犬に原因がある –

犬によっては、運動不足でストレスがかかります。また、知能が高いので、退屈や寂しさもストレスの原因になります。そんな場合は、散歩の距離を伸ばしたり、遊ぶ時間を増やしたりして、楽しい経験をいっぱいさせてください。
ストレスの症状の他に、嘔吐・下痢・血尿・血便・皮膚炎・抜け毛などがあれば、病気の可能性が高いので、動物病院を受診してください。

– 飼い主に原因がある –

少し前の話になりますが、親しくさせてもらったご近所さんが急に亡くなってしまいました。家族中が沈んだ気持ちで生活していたら、犬はエサを食べなくなりました。飼い主の暗い表情や沈んだ声が、ストレスを与えていたのだと思います。
犬が人の複雑な感情をどこまで理解できているのかわかりませんが、悲しみは伝染します。不機嫌だったり怒っていたりすれば、もっとダイレクトにストレスの原因になります。
悲しいときは、犬に癒してもらって早く悲しみから復活してください。怒りのようなマイナス感情は、犬にぶつけないようにしたいものです。
また、スキンシップ不足や、かまいすぎもストレスになります。あまり神経質に気にする必要はありませんが、犬の気持ちも考えて接することができたらいいですね。

– 環境に原因がある –

私の家族は皆声が大きく、豪快に笑います。犬は慣れたもので、大声の会話を聞きながらいびきをかいて眠ります。それなのに、外をトラックが通ると目を覚まします。嫌いな音には敏感で、騒音はストレスの原因になります。全ての騒音を取り除くことはできませんが、比較的静かな場所を寝床にしてあげると良いと思います。

1日中ケージに閉じ込めるなど、活動場所が狭すぎるのもストレスです。逆に、広すぎて隠れる場所もない、というのもストレスの原因になってしまいます。ある程度自由に動ける広い空間と、安心して眠れる快適な場所を提供することで、ストレスをやわらげることができます。

まとめ

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ストレスの原因や現れ方はさまざまですが、わたしたち飼い主が少し気をつけてあげるだけで、かなり軽減できることが多いです。犬をストレスから救えるのは、飼い主だけです。いち早く異常に気づいて、対応してあげたいですね。

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坂田 ひかり

坂田 ひかり

子どもの頃から犬を飼い続け、犬と一緒に成長してきました。意外と知らない衝撃の真実や、知って得する豆知識を紹介していきたいと思います。犬好きさんがもっと犬を好きになって、犬と一緒に幸せになってもらえたら嬉しいです。

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