愛犬が太ってしまった
避妊や去勢手術をした・飼い主さんがつい甘やかしてしまった・毎日の散歩が必要な犬種にも関わらず散歩を怠ってしまったなどの理由で、愛犬が肥満になり困っている飼い主さんは意外と多いのではないでしょうか。特に、避妊や去勢手術をした犬種は、普通にご飯を食べて散歩をしても、太りやすいと言われています。なぜなら、本来持つ機能を手術でなくしてしまっているので、その分のエネルギーを発散する場所がなく蓄えてしまうのが要因とも言われています。そのため、愛犬をダイエットさせたくても、なかなか痩せてくれなくて困ってしまうケースも多いのです。
ただ、1人でなんとかしようと思わず、犬のジムに通ってみるのはどうですか?最近では、犬がジムに通える時代になってんです!
ジムでどんなことをするの?
犬がジムに通って、一体どんなことをするんだろう?と思う人も多いでしょう。これは、実際にジムでどのようなことを行っているかを紹介していきます。
– ドッグランナー –
犬専用のランニングマシンなので、犬の時速に合わせた設定になっています。また、傾斜設定・消費カロリー・時間・距離なども測定出来るので、まるで人間用のランニングマシンの様に設計されています。
– バランスボール –
ボール型・ピーナツ型・半球型などのバランスボールがあり、主に筋力トレーニングに使用します。また、犬のロコモティブシンドロームの予防にも効果的です。
– アスレチック –
小さなボールが敷き詰められた部屋で、遊びながら運動が出来ます。また、飼い主さんと一緒に出来るのがポイントです。
– カバレッティーレール –
ポールをまたいだりくぐったりする運動です。
– マッサージ –
運動前や運動後に行います。筋肉のコリをほぐして、血液やリンパの流れを良くする効果があります。
– プール –
水中での運動は、人間だけでなく犬にも効果的です。また、人間より犬の方が効果を発揮しやすいとも言われています。プールで泳ぐことにより、ダイエット効果はもちろん、遺伝疾患の予防にも効果があるので、成犬からシニア犬まで是非行いたい項目です。
ダイエットを怠るとどうなる?
もし、愛犬のダイエットを怠り肥満犬のまま生活をすると、色々なリスクが増してしまいます。例えば、肥満により心臓に負担がかかるので、老化が早く進み結果として寿命が短くなってしまいます。また、重たい体を支える手足に負担がかかるので、関節を痛めやすくなり、場合によっては歩行が困難になるケースもあります。
以上が、代表的な例ですが、その他にも糖尿病や皮膚病になる可能性もあり命に危険を及ぼす可能性もあるので、肥満は放置せず必ずダイエットをしましょう。
健康的にダイエットしよう
短頭種の犬種(フレンチ・ブルドッグ、ペキニース、パグなど)や、小型犬で運動量がそれほど必要ない犬種(チワワなど)は、無理に散歩をさせて運動すると、体に負担が掛かってしまい、ダイエットをするはずが、逆に体調を壊すきっかけになる可能性もあります。また、無理な食事制限も同様です。食事制限を行う場合は、医師に相談のもとダイエット専用フードに切り替えて、徐々に慣らしていきましょう。
もし、愛犬が肥満になってしまったら、このような犬専用のジムに通うか(専門のトレーナーがいます)動物病院に相談をすると良いでしょう。最近では、ジムを併設した動物病院もあるので、通いやすくなっています。
愛犬の健康を維持するのは、飼い主さんの役目です。食事管理・運動管理をしっかりと行い、健康で長生きできるような環境を作ってあげましょう。
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