1.犬にノミを発見!
2.ノミは、どこから来たの?
2-1.最近遊んだ犬からノミが飛び移った。
2-2.去年のノミの卵がかえった。
2-3.人が外から持ち込んだ。
3.ノミ駆除に役立つアイテムいろいろ
3-1.犬のノミとり用のくし
3-2.ノミとりシャンプー・スプレー
3-3.ノミよけの首輪
3-4.ノミ・ダニ・蚊等の害虫を寄せ付けないスプレー
3-5.害虫を駆除する薬品
4.我が家の原始的なノミ対処法
5.獣医さんに聞いた正しいノミの対処法
犬にノミを発見!
その日、我が家の愛犬は、後ろ足の付け根あたりを、執拗になめていました。しつこくなめ続けた後、カチカチとかみ始めました。熱心にかみ続けてやめようとしないので、かんでいるところを見てみました。毛をかき分け、よく見てみると…ありました!こしょうのような細かい黒い粒々が毛の根もとに20個くらい。見たこともない粒でしたが、ノミとかマダニのフンかもしれないと思いました。
もしフンなら、ノミ本体もいるはず。周りの毛をかき分けて必死に探し、ノミを発見しました。ノミを見るのは初めてで、一瞬しか見えませんでしたが、すぐにノミだと確信しました。ばねにはじかれたような俊敏なジャンプで逃げたからです。その後、どんなに毛をかき分けても、逃げたノミを見つけられませんでした。
ノミは、どこから来たの?
その日は、5月初旬。我が家のチワワは寒がりで、10月から散歩に行かず、ずっと室内で過ごしていました。だから、散歩中にノミが飛び移ったわけではありません。ノミがどうして室内犬にいるのか、後に獣医さんに教えて頂きました。
◆最近遊んだ犬からノミが飛び移った。
ノミのジャンプ力をもってすれば、近くの犬に飛び移ることくらい朝飯前です。
◆去年のノミの卵がかえった。
ノミの成虫は犬から離れませんが、卵は落ちやすいそうです。去年の秋に犬の居場所に落ちた卵が成虫になり、犬に飛びついたのかもしれません。犬のいる部屋は冬も適温に保たれているから、卵やさなぎは死なないそうです。
◆人が外から持ち込んだ。
犬を散歩させている人と立ち話をしているときなどに、ノミが私に飛び移り、家に持ち込むこともあるそうです。
どのルートから来たのか断定できませんが、散歩に行かない犬もノミが住みつくことはいくらでもあるようです。
ノミ駆除に役立つアイテムいろいろ
初めてノミを見つけ、一刻も早くノミを駆除したい一心で、ペットショップに走りました。「ノミ」と名のつく商品がたくさんあって、どれを使えばいいのか迷いました。
◆犬のノミとり用のくし
「ノミとりコーム」といった名前で売られている、目の細かいくしです。薬を使わない点が気に入って買いました。
◆ノミとりシャンプー・スプレー
殺虫成分が入っていて、ノミだけでなくマダニにも効果があると書いてあります。
◆ノミよけの首輪
首につけるだけという手軽さと、ノミだけでなく蚊にも6ケ月効果があるという便利さに惹かれて購入しました。
◆ノミ・ダニ・蚊等の害虫を寄せ付けないスプレー
化学合成剤、調整剤を使用していないスプレーです。おでかけの前に体にまんべんなく吹き付けるのがおすすめです。
◆害虫を駆除する薬品
カーペットや畳にまいてダニを駆除する薬があります。犬が口に入れると大変なので買いませんでしたが、便利そうです。
我が家の原始的なノミ対処法
買い物の後は、早速ノミ撃退作戦開始です。まず、ノミとり用のくしで恐る恐るとかします。ノミを駆除する効果をあまり期待しなかったのですが、ノミのフンがあるあたりをゆっくりとかしたら、6回目に、ノミが引っかかりました。クシに付いたノミにガムテープを張り付けて捕獲。ノミの付いたガムテープを折りたたんで1匹退治しました。同じようにしてもう1匹ガムテープにくっつけました。2匹目は、母がノミをガムテープに爪で押し付けて、つぶしました。こげ茶色のノミから、真っ赤な血が出て来ました。犬の血をたっぷり吸ったかと思うと、憎さ倍増。必死に3匹目を探しましたが、もう見つかりませんでした。
犬用のベッドとクッションは捨て、ノミ用のクシを熱湯消毒し、ケージを掃除しました。犬は、ノミとりシャンプーを使って、いつもよりに丁寧に洗いました。乾かして、ノミよけの首輪を付けて、1日目の処置は完了です!
その後毎日ノミ用のクシでノミを探し続けましたが、1週間見つからず、新たにフンも発見できなかったので、我が家のノミとの戦いは終了しました。
獣医さんに聞いた正しいノミの対処法
以上が10年ほど前の我が家のノミ対処法です。運良くその後ノミを見かけることはなく、平和に過ごしています。その後次のノミの発生に備えて、正しい対処法を獣医さんに教えて頂きました。
ノミを捕獲したら、熱湯や消毒液で殺すべきだったようです。もし卵を持ったノミなら、ガムテープではさんだだけでは、卵を産み、幼虫が育つことがあります。また、つぶすのは危険です。もし卵を持っていたら、卵が散らばることがあります。さらにノミの中にいるウリザネ条虫の幼虫がいることもあり、これが飛ぶと最悪です。何かの拍子に犬や人の体内に入ると、寄生して50cmもの大きさになるそうです。
また、ノミの生態を考えると、1週間の対応では不十分だそうです。最低でも1ヶ月はノミとりを続けなくてはならず、それでもまた発生することがあります。病院には、ノミを駆除し予防する良い薬があるそうです。
ノミが増えてしまうと退治は難しくなるので、早期発見が重要です。人がノミにかまれると、とんでもなくかゆいそうです。次にノミを見つけたら、迷わず動物病院に行って、適切に処置して頂こうと思います。
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