梅雨に気を付けるべき犬への影響

2016.06.16

梅雨に気を付けるべき犬への影響

犬と共に生活をしている人は季節に敏感になることが多いです。日本には四季がありますが、温度や湿度の変化に敏感なのは人間以上に犬の方が感じています。犬が暑さに弱いのは皆さんご存じだと思いますが、実は湿度にも弱いです。また室内飼いをするご家庭が多くなったことから寒さに弱いワンちゃんも増えています。 だんだん暑さが増すこの季節はそろそろ体調管理をしっかりと行いたいですが、まず気を付けなければならないのが梅雨です。私たちが考えているよりも湿度の高い季節は犬にとってストレスがかかり、病気にもかかりやすい状態になってしまいます。 今回は、ちょうどシーズンでもある「梅雨」に気を付けるべきところを見ていきましょう。

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梅雨の間の散歩と運動不足の解消について

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ワンちゃんの健康のために一日1~2回お散歩をさせるご家庭がほとんどだと思います。シトシトと雨が続くこの季節はお散歩をするには憂鬱な時です。多少の雨ならお散歩に出ることも多いでしょうが、雨が降り続く日は外出を控えたくなるのが当然です。
ワンちゃんがどうしても外でしか排泄をしない場合を除いて、悪天候な日に無理矢理お散歩に連れ出す必要はありません。しかし梅雨の期間は毎日がずっと雨ということも多いですので、どうしてもと言う時は外の状態をチェックして雨が比較的降っていない時間帯を選んでお散歩に行くと良いでしょう。雨の日は視界が悪いことが多いですので、出かける際は常に周りに注意をして下さい。帰宅後はワンちゃんが濡れた状態になってしまいます。しっかりとタオルドライをして濡れた毛を乾かして常に体をキレイに保つようにしましょう。外出できない時は自宅でおもちゃなどで遊んであげるとストレスを解消することができます。


湿度は菌を繁殖させ病気を引き起こします

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家事をしているとよくわかることですが、高温多湿の状態になるとカビなどが繁殖しやすくなります。この季節はノミ、マダニ、蚊(フィラリア)による感染を最も気を付けなければなりません。感染を防ぐために、普段から犬用の予防薬を定期的に使用することが重要です。お散歩の際は常に地面の状態をチェックして不潔なエリアや虫が多い場所には近寄らないようにしましょう。帰宅後はしっかりと汚れをふき取ってあげて下さい。この季節はシャンプーも念入りに、毛先だけでなく被毛の根元までしっかりと洗いましょう。
シャンプー後はドライヤーで濡れた個所がないようにしっかりと乾かすことが湿気予防対策につながります。耳の垂れた犬は耳の中に湿気が溜まりやすく外耳炎などになることがあります。シャンプーの際に耳の汚れもしっかりと落としましょう。定期的に耳垢の状態をチェックして、常に清潔に保つことをおすすめします。


ドックフードの管理は気を付けましょう

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湿気が多い季節は食べ物に気を配りますが、犬にも食中毒の危険があります。
購入したドックフードなら安心と思ってはいけません。カリカリの固いドックフードだとしても衛生的に保たないと菌が発生する恐れがあります。ドックフードを購入する際、できれば小分けになっているフードを使用して早めに使い切る方が良いでしょう。
保管場所は高温多湿を避けてしっかりと密封した状態で管理して下さい。ウェットフードを使用している場合は特に要注意です。ご飯を与えたら食べ残しを放っておくとすぐに菌が繁殖します。ワンちゃんが食中毒を起こさないように食べたらすぐに片づけるようにして下さい。犬用の食器やおもちゃなどにも菌がついていることが多いですのでこまめに洗いましょう。おもちゃやベッドは日光に当てて菌を防ぐようにして下さい。毎日ウンチの状態などを確認して体調がおかしいと感じたら早めに動物病院で診察を受けて下さい。

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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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