ほうれん草の与え方に要注意

2016.06.15

ほうれん草の与え方に要注意

今回はほうれん草の与え方についてお話していきたいと思います。 健康にはいいとされている「ほうれん草」ですが、実は注意していただきたい点があります! 詳しくみていきましょう。

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ほうれん草は栄養がたくさんあるので、わんちゃんにも食べさせてあげたいと飼い主さんがいわれる食材の1つです。
その理由は「ビタミン」の豊富さだと思います。
ビタミンC、ビタミンEを多く含んでいる他、目に良いと
言われている、βカルチン・ルテイン。
貧血予防にもなる、鉄分も含まれています。
これらを考えると、飼い主さんが、ワンちゃんに与えて
あげたい食材だと言うのも分かります。
しかし、1つ注意していただきたい事があります。
ほうれん草には、シュウ酸と言うものが多く含んでいます。
これに関しては、注意してあげて欲しいです。
シュウ酸を取りすぎてしまうと「尿路結石症」になる可能性
があります。

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「尿路結石症」とは、尿道などに、結晶化した石が詰まって
しまう病気のことです。
結石ができることで、尿が出にくくなります。
また、尿が十分に排出できない状況が続くと、血液中の老廃物を排泄できずに残ってしまい、神経症状、消化器症状、出血などの症状が現れます。
「尿毒症」と言われる怖い病気になる事も考えられます。
ほうれん草の与えすぎに注意する他、生で」食べさせずに
必ず、茹でてあく抜きをすることでシュウ酸を減らすこと
が大切です。

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Dr.佐藤 貴紀

Dr.佐藤 貴紀

幼い頃から大の動物好きで、獣医を志す。 麻布大学獣医学部卒業後、西荻動物病院、dogdaysミッドタウンクリニックにて副院長をつとめる。 また、獣医生命科学大学内科学教室において循環器を主に学ぶ。 2008年7月に「白金高輪動物病院」開業。 2011年4月に「中央アニマルクリニック」開院。 専門は「循環器」。全国に約60人しかいない(2013年5月現在)「日本獣医循環器学会認定医」の一人。 専門外来を特徴とし、確定診断にもこだわり、かかりつけ医を推進している。 誠実でやさしい人柄と確かな技術に惹かれて、全国の飼い主さんから相談が絶えず寄せられている。

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