高齢犬は特に注意、意外と多い犬の腎臓病

犬の健康を守るために必要なこと

ペットを飼っている人は多く、特に犬は昔から人間の良いパートナーとして求められています。最近は寿命が延びて長く共に暮らすことができますが、それゆえに気を付けたいことがあります。
そのなかのひとつに病気があって、意外と思われるものもあるので、普段から気を付ける必要が出てきます。事前に知っておくことで、発症の予兆を見逃すことがなく、適切な対処ができるようになるので命を救う手助けになってくれるでしょう。
今は健康でも、年を取ると生き物は体調を崩してしまうもので、長く健康で元気でいてもらうように学ぶことが大切です。愛犬を守るのは飼い主の義務であり、体調のチェックの他に知ることも求められます。

意外と多い腎臓病について知ろう

犬の固有の病気は多くありますが、中でも気を付けたいのが腎臓病になります。人間と同様に腎臓の機能が悪くなってしまい、犬の死亡原因の3位になっていることから気を付けなければいけないことが分かります。
腎臓というのは一度傷付いてしまうと再生することができず、しかも悪化するのが早いので、初期段階で見付けて対処することが必要になってきます。腎臓機能の75パーセントを失ってしまうと、人間の病名でもよく聞いたことがある「腎不全」となり、こうなると余分な水分が体内に溜まってむくんできたり、吐き気や食欲不振、だるさや高血圧、貧血、骨が脆くなるなどのさまざまな問題が起こってきます。これがさらに進行すると、体内に余分な老廃物が溜まってしまい、尿毒症などがあらわれて死に至るようになります。
こうなる前に大切なのは初期段階で発見、治療にとりかかることで、日頃から様子を見て観察することが大切になります。

高齢の犬は特に注意が必要になります

腎臓病はどんな犬種でもなるものですが、特に注意が必要となってくるのが高齢犬で、シニアになるほどリスクが高まっていきます。以前はそれほど長生きをしなかったのでこういった病気になること自体が少なかったのですが、最近は食生活が改善され、且つ医療技術も進歩した事で昔以上に長生きできる環境が整のいましたが、それゆえの問題も発生してきています。
厄介なのは目で見て分かる症状が出にくいので初期段階での発見が難しいことですが、日頃から観察をしていれば異常に気付くはずです。水を多く飲むようになった、尿の量が多くてにおいが薄くなった、食欲不振、痩せてきている、嘔吐や貧血、そして運動量が減って元気がなくなってきたら要注意です。もっともこれらは他の病気の可能性もあるのですが、普段と違う、違和感があるといった場合はすぐに動物病院に連れていってください。これが愛犬の命を守るもっとも大切なことであり、必要なことになります。

病気になった場合にどうするのか

どれだけ大切にしていても病気にはなるものですし、腎臓関係はなりやすい病気のトップスリーに入っているだけに予防が難しくなっています。特に年を取ると身体機能が衰えてきて、ちょっとした原因でもすぐに病気になってしまいますし、抵抗力や免疫力が低下しているので重症化しやすいです。
大切なのは早期の発見と治療になっていて、普段と違う、違和感があるといった時はかかりつけの動物病院に連れていって診察を受けることです。犬や猫は人間よりも体が小さいので、症状が進行するのが早く、様子を見ようと思っている間に危篤状態になってしまうことがあります。それゆえ早めに連れていく、もしも杞憂だったとしてもその方がずっといいでしょう。
飼い犬は自分自身で病気の対処をすることができませんので、飼い主が責任を持って健康を維持してあげることが義務になってきます。大切な家族の健康を守れるのは自分だけ、その自覚を持つことが求められます。

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